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2005年7月24日 (日)

アニメ「苺ましまろ」第一話を再評価

 アニメ「苺ましまろ」の第一話はレビューしていませんでした。
 何話分か見てから自分の中の評価を決めていこうと思っていたのですが。
 第二話を見て、改めて第一話の出来の凄まじさを実感したので、タイムラグがありますが感想を書こうと思います。
 しかも、熱烈に!
 ふふふ。

 まず。
 この第一話「バースディ」は、アニメーションとしてだけでなく、「映像作品」として非常に傑出した出来である、と僕は思います。
 30分番組ではあるけれども、「ショートフィルム映画」として評価することもできる、そういう一本になっていると言えます。
 いやもう。あの第一話の出来は、ちょっと本当に尋常じゃないです。

 アニメファンだけでなく、映画好きの人、テレビ好きの人、ドラマ好きの人、いろんな人に見て欲しい作品です。
 「えー?最近よくあるロリ萌えアニメなんでしょ?」と思っている人がいたら、とにかく騙されたと思ってこの第1話だけは絶対に見るべきです。マジで。絶対。
 9月にDVDが出ますので。是非とも!

 評価のポイントは沢山あるわけですけれども。
 その総合的なクオリティの高さは、「映画並」と言って差し支えないでしょう。

 実際、カットの仕方、映像の見せ方はほぼ映画だと言っていいです。
 だいたい、日常芝居中心のアニメであのカット数は異常でしょう。
 しかも逆に。動きのあるシーンでは「カメラ固定で役者(キャラクター)に演技をさせる」ということをやっているんです。自然な動き。スムーズな芝居。アニメーションでそれをやるのはかなり大変なことですよ。
「うっわぁ…すっげぇことするな…」
 と、驚きました。本当に。

 んー。すっごく分かりやすい例えをしましょう。
「ジブリ映画並みのクオリティを30分番組でやっている」
 という感じなわけです。

 脚本の出来も素晴らしいし、絵コンテ、演出もいい仕事しています。
 話はシンプルですが、丁寧に描き込むことでラストがとても爽やかで、ラストシーンのラストカットとラストのBGMがぴったり終わって、パッとエンディングに入るところなんかは、「おお!いい映画を一本見たぞ」くらいの満足感があります。
 いや、本当にカット上手いですよ。
 脚本、絵コンテの佐藤卓哉氏はこのシリーズの監督なわけですが、映画的な手法、見せ方においても非常に優れた監督であると思います。

 この第1話はビデオで既に何度も何度も繰り返し見ていますが、漫画を作っていく上でもとても勉強になると思います。映像を志す人であれば、この作品はそれこそ穴が空くほど見るべきだし、映像に限らず、漫画や小説、音楽も含めて、エンターテインメントを志す人間は必見です。
 また、最近は「萌え産業」というものが経済的にもあるわけですが。
 そういう観点で興味を持っている人にも是非見て分かって欲しいですね。「結局『萌え』っていうのはエンターテインメントなんだ。本気になって人を楽しませるということなんだ。それは『楽して儲かる魔法の言葉』なんかじゃないんだ」ということを。

 第三話以降がどういうクオリティになっていくかは分かりませんし、シリーズ全体としての評価はまだ先のことになります。
 でも、この第1話の評価だけは、完全に切り離していいと僕は思っています。
 それだけ傑出した一本になっていると思うのです。

 本当にもう。
 多くの人が楽しめるポピュラリティのある作品だから。この第1話だけでも、とにかく多くの人に見て欲しいですね。
 子供にも、女性にも。大人にも。

 そうそう。
 オープニングもいいですよね!
 あの「アイドルグループ」っぽい歌が、なんだか懐かしい感じもあり。
 しかもムチャクチャ出来いいですよね。歌詞も可愛らしくていいし。
 それに、演奏がまたいいですよね。アレンジもすごく気が利いてて気持ちいいし。
 ポップスアレンジらしくいろんな音は入ってるけど、ギター弾きとしてはやはり最初のハーモニクスの「ポーン」という音と、イントロの後ベースと一緒にリズムを刻む「ンッチャ!ンッチャ!ンッチャ!ンッチャ!」の裏拍を鳴らすカッティングがたまりません。

 でも疑問が…。
 最初のハーモニクスってあれ、アコギのハーモニクスですよね?
 でも実際の演奏で使われてるギターは二本~三本はあると思うんだけど、全部エレキだと思うんですよ。
 アコギはあのハーモニクスだけに使われているのか?それとも、僕が聴き取れていないだけで使われているのか。またはそもそもあのハーモニクスはエレキのハーモニクスなのか。(いや、あれはアコギだと思うんだけどなぁ…)
 分かる人いたら、是非教えて下さい・・・。

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受信: 2007年10月 1日 (月) 15:12

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