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2005年7月10日 (日)

ザ・イエロー・モンキー「パンチドランカーツアー・ファイナル3・10」(ビデオ)

よく聴いている音楽ものの紹介ですが、今回はビデオです。
解散してしまったザ・イエロー・モンキーのライブビデオで1998〜99年に行われた全国113本ツアーのファイナル、横浜アリーナでのライブを収録した作品「パンチドランカーツアー・ファイナル3・10」
このビデオが大好きで仕事中などしょっちゅう流しています。

イエローモンキーはアルバム「SICKS」を聴いて一気にファンになりました。
吉井の歌詞が素晴らしく「うお!すげぇ!!」と衝撃を受けたことを覚えています。意味のあることを歌っているのにポップになっているのがすごいと思いました。ちょっと聴いたことがないクオリティでしたね。今でも「SICKS」はよく聴くアルバムの一つです。
それと、ギターが艶やかかつ切れのある音色とフレーズで印象的でした。当時はまだギターを弾いてなかったのですが、エマのギターを聴いたこともギターを始めたきっかけになっていますね。

このビデオの魅力の一つに録音の状態の良さが挙げられます。
それぞれの楽器の音がはっきりと聞き分けられます。バンドの演奏自体も素晴らしいのですが、録音スタッフの手腕にも優れたものがあるように感じられます。いい仕事してるビデオだなと思いますね。
実際、ヒーセのベースをこれだけはっきり聴いたのって初めてでした。テレビやCDなんかだとちょっと埋もれ気味だったベースが、実はものすごくイエローモンキーの楽曲の持つドラマ性を支えていたんだということがこのビデオで分かりました。
とにかく、全曲聴いてると、本当にベースラインが気持ちいいんですよ。ドラマチックなんですよね。ベースの音が。
廣瀬洋一は相当素晴らしいベーシストなんだなということを改めて知りましたね。ボトムを支えつつ、それだけに終わらず、かといって好き勝手にハイポジションで自己主張しまくるのでもなく、確実に「楽曲のストーリーを支える」というのは、言ってみれば「理想のベース」ですよね。
聴いてて尊敬してしまいました。素晴らしい!

勿論、エマのギターも最高です!
特にワウをかけたフレーズのファンキーかつ情熱的なところとか溜まりませんよ。ソロもアルペジオも素晴らしいんだけど、エマのカッティングもかなり気持ちいいっすよ!

楽曲はどれも吉井の命が込められていて素晴らしくって、そこにヒーセの楽曲をどこまでも支えるベースラインがあって、エマの情熱的なギターが絡まって、アニーの一生懸命なドラムがハイテンションでリズムを叩き出して(このライブのスネアの音は無茶苦茶気持ちいいです)。
本当に、イエローモンキーは素晴らしいバランスのバンドだったんだなと改めて感じます。

そしてこのライブビデオの構成がまたいいんですよ。
メンバーのインタビューもいくつか挟まるんですが、楽曲と楽曲の間にちょこっと入る程度で、基本的にライブをそのまま見せる構成なんです。
つまり「音楽が主役」になっているんですよね。
だからこそ、逆にバンドの格好良さがストレートに伝わってくるという効果があります。
もう誤魔化しのない、本気のビデオなわけですよ。
それがすごくいいんです。
全部で21曲で、そこそこの長さがあるんだけど、流していると、こっちのテンションもどんどん上がっていくんですよね。バンドやスタッフの本気度がばんばん伝わってきて。
すごくいいビデオですよ。本当に。

イエローモンキーのファンの人ならもう東京ドームライブと並んで絶対見て欲しいライブビデオですが、特にイエローモンキーのファンじゃない人にも是非見て欲しいですね。
ロック好きの人にも、ポップス好きの人にも、テレビが好きな人にも、漫画が好きな人にも、いろんな人に見て欲しいビデオです。
やっぱり半端ないですよ。イエローモンキー。
バンドもスタッフもとにかく本気な感じで、そこに任せて安心して楽しめるというのは本当に上質のエンターテインメントですよね。
見て欲しいなぁ。

最後に、個人的な好きな場面をいくつか。
・「オープニングの『パンチドランカー』」
ドラム、ベース、ギター、セカンドギター(吉井)と順番に入ってくるところが格好いい!
・「『OK』→『TVのシンガー』→『ゴージャス』」
「OK」がものすっごく好きなんですが、そこから「TVのシンガー」へと繋がり、「ゴージャス」のイントロへと入っていく一連の流れは無茶苦茶格好いいですよ!
・「『MY WINDING ROAD』のエマの電飾ギター」
イントロでミラーボールの光の中、電飾ギターをぶら下げ、「サタデーナイトフィーバー」ポーズで決めているエマはあほらしさの極致!絶対に見所ですね!
しかもこのギターでこの後の「BURN」とか何曲か弾いているんですよね。電飾は切ってるけど。電飾はつけていてもちゃんと鳴るわけですね。その辺りも実はちょっと見所かも。
・「『甘い経験』のスタッフ全員でダンス」
「甘い経験」で吉井が欽ちゃん走りみたいな感じで狂ったようにダンスをするところがあるのですが、そこでスタッフ全員をステージに上げてダンスをさせている場面ですね。スタッフ達も着ぐるみ着たりコスプレしたりでこれもまたバカバカしく盛り上って楽しい場面です。
ツアーのファイナルということでの演出なのでしょうね。でもライブ自体も終盤なので、この「バカバカしく楽しい」お祭りな感じが「ああ。もう終わるんだな」という寂寥感を募らせる感じがあって。その辺りもイエローモンキーらしいところですね。
・「SO YOUNG」
もう何も言うことはないですね。最高にいい曲です。歌詞といい曲といい、とても好きです。CDのバージョンも好きですが、このライブのテイクはなんだかもう本当に素晴らしい。うっかりすると泣きます。
サポートミュージシャンの三國さん(この字でいいんだっけ?)のキーボードが、どの曲も確実にサポートしているんですが、特にこの曲では素晴らしかったように感じます。

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