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2005年7月10日 (日)

Psychedelix「Stand」

ちょっとまた新コーナーをば。
それは、最近好きで聴いているCDなんかを気の向くままにご紹介していこうというカテゴリでございます。
僕のCDの聴き方は、全然リアルタイムじゃなくって。
中古屋で適当に見つけて買ったり、中古で買った雑誌の記事読んでCD屋で探して買ったりして聴いています。
つまり、「シーンの動向」なんかは全く気にしていません。そういうのの中にも楽しく聴けるものも沢山あるとは思うのですが、結局は「気の向くまま」に聴いているわけです。

そんなわけで、いろいろと古いCDなんかをご紹介することになりますが。
漫画もそうなんだけど、音楽は古さや新しさで価値が変わるものではないと思いますので、興味を持って「聴いてみようかな」と思ってもらえたり、「あ。俺も好きなんだよな」とか思ってもらえたら嬉しいです。

で。
最初の一枚はPsychedelixの「Stand」というアルバムです。
PsychedelixはCHARとドラマーのジム・コウプリーが中心のバンドです。結成は92年で、このアルバムは95年ですね。(CD媒体では最新作の「MR.70`S YOU SET ME FREE」もCHAR名義で出ていますがクレジットはPsychedelixです)

このアルバムを購入したのは昨年です。
CHARを聴くようになったのは「BAMBOO JOINTS」からなんですが、それから掘り下げていったわけです。
ムックなんかで過去のインタビューも読んでいたので、そういう部分から興味を持って探していたので、最初聴いた時は「どんな感じなんだろう?」とわくわくしていました。
だけど、初めて聴いた時はちょっと「あれ?」という感じがあったんです。
なんというか、曲のイメージがどれもいまいちはっきりしない感じがあって、聴いてて「あ。この曲いいなぁ」とキャッチーに引っかかる感じがほとんど無かったんです。
言うなれば「曲名とメロディが1回聴いただけでは印象に残らない」という状態です。

勿論、軽やかに疾走していくドラムやCHARのギターは素晴らしいんですけど、曲が弱い気がしたんですね。
「セッションっぽいからなのかなぁ」とか思いつつ、何度か聴き込んでいきました。せっかく買ったんだし、CHARのファンでもあるわけだし、とりあれず聴き込もう、としてみたわけですね。
するとですね。
なんだかすげぇ良くなっていくんですよ。
特にヘッドフォンをして爆音で聴くと無茶苦茶気持ちいいんです。
何が気持ちいいって、カッティングです。
ここまでカッティングを弾き倒しているアルバムはなかなか無いかもしれません。
すごくクリアーにはっきりとカッティングが曲を引っ張っていっている楽曲が多いアルバムなんです。
インタビューで確認すると、このアルバムで聴けるカッティングはどうやら全てテレキャスターらしいのですが、このテレキャスターのカッティングの音色が無茶苦茶絶品なんです。
「カッティングの教科書か!」っていうくらい。
特に「Merry-Go-Round」のカッティングは中毒になりますね。「My Little One」や「You`ve Got To Know」「Hello」「301」などのカッティングも気持ちいいっすね。
という風に、カッティングに惹き込まれていくうちに、ばっちり曲を覚えてしまいました。
曲の流れやフレーズ。リズム。メロディ。そういったものがすっかり身体の中に入り込んでしまって、全身で覚えてしまった感じ。
こうなってしまうと、CDを流した瞬間からまさに「Stand」な感じになるというか。
何かが立つ感じ。
それはもう、このアルバムには「気持ち良さ」が明確に詰め込まれているからなんだと思います。

最後の曲「Mt.Fuji」はスタジオの明かりを消してロウソクの火の中でセッションしてできた曲ということですが、いい曲ですよ。
これといったメロディがあるわけではないので、とっつきにくい人もいると思うけど、聴いてると「違うところ」に連れて行かれますね。「リズムの曲」ですね。
屋外なんかで聴いたりとか、カーステレオで明け方聴いたりとか、シチュエーションをいろいろと変化させて聴いても面白いだろうなと思います。

日本人はよく「リズム感がない」みたいなこと言われたり、自分達で言ったりするけど、絶対そんなことないと思う。
このアルバムを聴いていくと、自分の中にある「リズム感」が引き出されるような気がします。
「リズムアルバム」と言い切ってしまうのは語弊があるかもしれませんが、本当にいい「リズム」を味わうことができますし、それによって聴く側のリズム感を育ててくれる。そんな素晴らしい作品だと思います。

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