苺ましまろ第8話、ぺとぺとさん第9話第10話、ケロロ軍曹第76話
昨日今日視聴したアニメの感想をざざっと。
・苺ましまろ第8話「お祭り」
前回、なんとなく分析した「不条理組」(美羽&伸恵)が仲良く見える回でしたね。「日常組」(千佳、茉莉、アナ)はいつも通り可愛らしく。いや、浴衣姿でいつも以上に可愛かったですな!
それにしても「不条理組」特に美羽をどう見せていくか、がこの作品では非常に難解な命題なんだとは思いますが。今回は伸恵をしっかり絡めたことで上手く見せることができていたように思いました。
なんというか、変な言い方になりますが「おお!頑張ったな!」という感じ。
上手いなぁと思ったのが、美羽がいつものように暴走しても全員が「知らん」とならずに伸恵が絡んであげることで、「悪乗りして遊んでいる」感じに見えることですね。
「美羽は伸恵ねぇちゃんが大好き」「伸恵もなんだかんだで大事にしてあげている」というそういう部分が少しでも見えると、見ていて微笑ましさがちゃんと加味されて、不条理組が日常芝居に混ざっていても違和感を感じません。
その意味では、第1話のバランスは非常に良かったんですよね。伸恵の誕生日に気付いて「プレゼントを渡そう」と主張するのが美羽で、千佳と茉莉をリーダーとして引っ張るのも美羽。
脱線娘なんだけど、優しさやリーダーシップがあるように見えるから最後にプレゼントを作りきって、伸恵が感謝するところが爽やかで気持ちがいいわけですね。
今回の話に戻ると、不条理組の扱いなどもそうですがいろいろ見せ方演出を工夫していて面白かったですね。特に美羽が太鼓を叩いているところの表現は面白かった。
太鼓の音がすごく滅茶苦茶になって聞こえてきて。ん?あれ?ああ!!あいつが叩いている!!って気付くタイミングが登場人物と一緒になれるところが可笑しかった。冒頭のリコーダーで机を叩いていたところが伏線になっていたわけですね。あいつ…練習してやがったのか。
それにしても。この作品の音響は本当にいいですね。太鼓の音の使い方もそうだし、花火の音も良かったし。BGMもラストのギターインストもいい音で入れてあって、とっても気持ちいいし。ギター弾きとしては、いつかあれを耳コピしたいものですな!
次回予告で千佳がムチャクチャ可愛かったですね!千佳好きとしては、とても期待が高まります!
・ぺとぺとさん第9話「一日署長」第10話「スカウト」
録画しておいた第9話も視聴したのでまとめて感想を。
いやもう。感想ははっきり言って、一つしか無いのですが…。
「くぐるがすっげぇ可愛い!!」
もう、それに尽きます。
嘘です。
演出のタイミングや見せ方、音響など、どことなくチープな作りながらけっこう見所満載です。やー。やっぱり鶴岡陽太氏の音響はいいですね!
第10話のカンナがお兄さんのことを話す場面での風の音の入り方とか、「おお!」っていう感じでしたね。
くぐるの話に戻ると。
シンゴを起こしに行くところとか、寿司のシーンとか。
やー。たまりませんね。シンゴに寿司を差し出され真っ赤になるところ。むちゃくちゃ可愛いじゃないですか!!
もー。シンゴ、ぺと子やめてくぐるにしとけよー。と言いたくなります。
それにしても、寿司すごく美味そうでしたね!!食べるところの描写も丁寧にしていて。本当に丁寧に見せてくれる作品だなぁと、感心してしまいます。
カンナの場面に戻ると、カンナが髪の毛をいじりながら独白するところとかも、さりげにいい演技、表情をさせていますよね。
ぺと子のヒロイン像としては、あんまり気にしないで見ていいんだな、と思うようになってきました。単純にまだまだ子供なんだなぁって。天真爛漫で直情型で人情に溢れている。あー。今、じゃりんこチエが頭に浮かんだけど、まったく違いますね。天真爛漫じゃねぇしな。チエ。でも親父さんに振り回されているところとか、関西弁なところとかは似ているのかな。懐かしいなぁ。じゃりんこチエまた見たいな。
それはともかく。ぺと子の子供っぽさがこのまま続いていくのか、女の子としての自意識に目覚めていくのか、その辺り見せ方としてはかなり難易度の高い部分だと思うので、引き続き興味を持って見ていきたいと思います。
・ケロロ軍曹第76話「ケロロ小隊私を月へ連れてってであります」
今回は「∀ガンダム」でしたね!!皆さん気付きましたか?
姫の声と演技の感じにどうも覚えがあったので気になったのですが、スタッフロールで見たらやっぱり案の定「高橋理恵子」さんでした!!
つまり、「ディアナ・ソレル」だったわけですね!!
姫を守るウサギロボ達の配役は「稲田徹」さんと「小山剛志」さん。つまりハリー・オードとフィル・アッカマンなわけですね。
やー。∀ガンダムはものすごく好きなのでたまりません!
ウサギロボ達がハリーやフィルだと思って改めて見ると(録画したので)、ロボ達が必死に姫のために尽くしているところは何とも泣けるものがあります。
∀ガンダムから離れて物語を見る時にも、テーマ性を感じさせるもので面白かったですよね。
姫が背負っている80億の命。それを一緒に背負い「諦めたらダメだ!」と叫ぶ冬樹。
愛する夏美の大切な一つの命を背負い、「諦めないぞ!」と歯を食いしばるギロロ。
そのどちらもとても男らしくて格好良かったですね!!
状況は違っていても命を背負った時には、それが一人分であろうと80億人分であろうと、絶対に背負い切る、という覚悟と行動力。それは、物語ではあっても、昨今のアメリカのハリケーン災害のことなどを考えてもとても教訓になるものだと思い、考えさせられるものがありました。
いざ、何かがあった時。
僕は果たして冬樹やギロロのように振る舞えるのだろうか?
「いざ」という時は来なければそれが一番なのですが、それでも、いざ誰かの命を背負うことになった時、是非とも諦めないで背負い切りたいものですね!
それにしても!やっぱり冬樹はいい男だよねぇ。「地球に住めばいいよ」と姫に提案するその度量の広さ。そして80億の命を前にしても、逃げ出さず投げ出さず、背負い切ろうとするその男気!!こりゃぁ、桃華お嬢様じゃなくったって惚れっちまうってなもんですぜ!!
冬樹を見ていると、「男とはどうあるべきか」をいつも思い知らされる気がします。
やっぱり、彼の「公平さ」はすげーよ。
でっかい男だよねぇ。(しみじみ)
これからも、日向冬樹の男らしさに要注目ですよ!!
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