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2005年9月18日 (日)

OVERMANキングゲイナー第2話「借りは、返す!」

 アニマックスで放映中の「OVERMANキングゲイナー」ですが。アニマックスは見れないので時期を合わせてレンタルビデオで視聴して感想を書いております!

 第1話でテーマ的に見せるものを余すところ無く見せ、そして第2話なわけですが。この第2話からドラマが始まってきます。
 前回「第1話にして最終回」という感想を持ったわけですが、その意味ではこの第2話は「改めて第1話」だとも言えます。
 エピソードや人間関係が30分番組とは思えない程ぎゅぅぎゅぅに詰まっていて、見応えありまくりです!

 雰囲気的には第1話のハードな様子からもうちょっとソフトになって楽しい感じが出てきていて、この回はかなり好きです。
 動き始めたエクソダスに対し、希望やら興奮やら、不安やらを登場人物達が感じていて、それぞれ様々な行動をしているところが面白いんです。感情や行動がちゃんと動いて、そこからエピソードがどんどん展開してくるのですが、そういうところに物語作り、ドラマ作りの基礎力の高さを感じさせられますし。それにより、安心して心を預けてドラマを楽しめるわけですから、本当に質の高い作品だと改めて思います。

 それにしても。
 キングゲイナーは本当にキャラクターが面白いですね。
 ゲインがゲイナー相手には荒っぽい口の聞き方をしていても、アナ相手になると途端に丁寧な口調になるところとか。高貴な者には高貴な対応をってなことなんでしょうけど。そういうところにゲインの人間としての経験値なんかを感じさせますよね。
 リュボフも第1話に続いてとぼけた味を出しつつ、一気に行動を起こすところなど、恋に目覚めた女の凄まじさを見せられますよね。
 ゲイナーが憧れるサラはおしとやかな美少女なんかじゃなくって、行動力に溢れた女闘士だし。
 このサラがラッシュロッド相手にシルエットマシンで闘っているシーンで、サラ機は盾も機銃も溶かされてしまい、機体自体もひっくり返されてしまいます。なんだけど、サラは諦めずにシルエットマシンの足でラッシュロッドを蹴るんですが。ここにサラという少女のキャラクターが上手く表現されていると思いました。絶対に諦めないし、無駄な抵抗もしまくる。そういうタフな子なんですよね。

 この「諦めないで行動を続ける」というサラのこのシーンは、「キングゲイナー」という作品の一つの象徴的な場面だとも言えますよね。それは、この作品を見続けていく中で感じることなわけですが。

 キャラクターの話に戻ると、五賢人のどこかずれた無責任な感じとか、メカニックマン達のちょっと偉そうな感じとか、シベリア鉄道の傍若無人な感じとか。ピープルそれぞれの感じとか。エピソードが次から次へと出てくるのに手を抜かず丁寧に表現されいます。そういうところが質の高さを生み出すのだと思います。
 しかし、この「質の高さ」というのは、曲者ですよね。
 ちょっと、脱線脳を発動させますが。

 「何を見せるのか」の部分がはっきりしていれば、「どこの質」を高くしなければいけないか、もはっきりしていくわけですね。
 なんだけど、作品を作ることの目的がはっきりしていなかったりすると、質を高くするところに偏りが出てしまったりするわけですね。もっと言うと、作品の目的がはっきりしていたとしても、見栄えのいいところだけ質をよくして誤魔化して、「騙そう」とすることだって出てくるわけです。
 これは、漫画でもあるし、どんな職種でもあると思うんだけど、サッカーなんかでもあって、湯浅健二氏のコラムなんかでよく出てくる「アリバイプレー」っていう言葉なんか、そういうものだよな、と思います。どんな仕事でも「アリバイプレー」はありえますよね。一応、なにかしらをやっておいて、「さぼってないよ。やっていないわけではないよ」と誤魔化して、だけど、それが実効ある仕事にはなっていない。そういうこと。

 キングゲイナーでは、そういう「アリバイプレー」がないんですね。
 ドラマの見せ方、キャラクターの描写が丁寧で、物語自体、娯楽作品としての質が高い。
 この作品は「若手スタッフが頑張った」という評価が高いわけですが、そういった若手スタッフがモチベーション高くアリバイプレーに走らなかったのは、監督の力だよな、と改めて思います。
 サッカーでも、優秀な選手がいくら集まっても監督次第でダメにもなるし良くもなるわけですが。そういうことは、職種に関係なくあることなんでしょうね。
 自分のことに置き換えても、作品を作る上で「アリバイプレー」をせず、その時できる最高の仕事をしていきたいものだと思います。そのためのモチベーションを高く保つこと。質を高めていくためのロジックを確立すること(なんとなく、でやらない)。それらは簡単なことではないけれども、キングゲイナーという作品を見ていると、「やるぞ!」という気にさせられます。
 みんなでいい仕事をしましょう!!

 参考:湯浅健二さんのホームページ

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