少女の言葉に感心してみたり。
やっぱり、ミューズがいると絶対絵が上手くなると思うんですよね。キャラクター作りも発展していくだろうし、それによって物語の描写力も上がるだろうし。
ミューズは現実の人物でも架空の人物でもなんでもいいと思うんだけど、この「ミューズ理論(?)」からしたら、同人誌でパロものとかを描く人がぐいぐい上達していくのも分かろうってものですよね。
んで。今度描こうと思っている作品のミューズなんですが。斉藤麻衣ちゃんを崇めさせていただこうと思っております。
写真集の画像なんかを見たりしていて、キリリとした綺麗な顔立ちとはっきりした目つきが美しい女の子だなぁと以前から思っていて。この子が心に苦しみを抱えてその上で被虐性向を持っていたりしたら可哀相でいいよなぁ、なんて思ったりしまして。
なので、ミューズ決定なんですが。この斉藤麻衣ちゃん、ホームページがありまして。全然見ていなかったんですけど、せっかくミューズになっていただくので見に行ってみました。
コンテンツはいろいろあるわけですが、その中のプロフィールのところに「ひとり言」というコンテンツがあって。「我がミューズ嬢はどんなこと考えていらっしゃるのかしら?」と思って読んでみたんですよ。
そしたらびっくりしましたよ!
「ゆとり教育の弊害」についての実感や現代社会の持つ歪みを語っていたり。
「少年犯罪」と「人と接する機会の減少の問題」について語っていたり。
それがまた、とても真剣に一生懸命考えて語っているので、素晴らしいと思いました。
便利なことが幸せとはイコールではない、ということを少女なりに子供の立場、教育を受けている立場から言葉にしていることには、とても考えさせられます。
それに、文章自体はまだまだ子供な感じもあったりするんだけど、「こう思う」ということを明確に言葉にできるのは才能だよな、とも思いました。
美しい少女なわけですが、その外観だけでなく人間性にもとても興味が湧きますし、惹きつけられます。
しかし、面白いものですよね。
日本の教育は戦後ある思想が強烈に入り込んで「科学的発展が幸せの根拠になる」という考え方が蔓延したりしましたが。いろいろと教育の現場では揉めて来たりもしつつ時が流れ。今になって、教育を受けている立場の子供から「便利なことは幸せとはイコールではない」という主張を突っ返されるという。歴史的なことを俯瞰すると、感慨深いものがありますよね。
斉藤麻衣ちゃん自身は、おそらくそんな教育思想のすったもんだは知らないでしょうし、そういう俯瞰できる立場ではないと思いますが。それでも、「感じること」としてそれを言葉にした時に、ざっくりと「それは間違っていたんじゃないの?」ということを主張できるわけですね。
そういう感じ取る力を持つ斉藤麻衣ちゃんが今後どのようなことを知り、感じ、言葉にしていくのか、興味を持って気にしていきたいと思います。
さて。それはさておき。
さっそく我がミューズ嬢を模写してみました。
写真がそれです。
しかし、最初はもー全然上手くいかなくって!!実は今年最初の模写なもんで。腕が鈍りまくっておりました。
で。「ちょとトレース台でトレースしてみようかな」と思い立ってやってみました。
そうしたら…。もう、すっげぇつっっっっっっまんねぇ絵になっちゃって!!!びっくりしましたよ。
なんというか。
ほら。
美術畑出身の漫画家の絵で上手いんだけどつまんねぇ絵とかってあるじゃん。まさにあんな感じでさ。
トレースだから正確にパーツをとらえて抽出しているんだけど、絵としては最悪でしたね。美少女の顔をトレースしていて、確かに整った顔が描けるんだけど。整っているっていうだけで、何の感動もないんだよね。
何度かやっているうちに何か掴めるかも?とか思ってしばらくトレース続けてみたんだけど。ダメでしたね。
描いているうちにあまりのつまらなさにどんどん雑になっていっちゃうし。
これなら下手でもパーツを正確に捉えられなくても模写の方がいい、と思って模写を再開してみました。
写真はその中でとりあえず見られそうなヤツだけピックアップしてあります。
まだまだ我がミューズを上手く描けてはいないわけですが。でも正確さが重要なのではなく、自分が感じる感動をいかに線にできるのかが重要なんだな、ということを改めて知った模写でした。
模写、どんどん続けていって。またそこから受けた印象をキャラクターに起こしていったりしていって。ミューズをこの手に捕まえたいですね。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント