なぜアニメの感想を書くのか。どういったスタンスで書くのか。
こんばんは。昼に寝てさっき起きただんちです。これから仕事ですが、今コーヒーを飲みながら呆然としつつパソコンの前にいます。
ブログでアニメの感想を書くようになって、約1年。自分に対する確認の意味も込めて、なぜアニメの感想を書くのか。どういったスタンスで書いているのか、について簡単にまとめてみたいと思います。
06・5・28AM10:10頃本文を若干修正。
僕は知人の薦めなどもあり、ブログを始め、妄想やら小説やら、日常思うことなどをメインに書いていました。しかし、突然アニメの感想を山のように書くようになり、アニメ視聴感想が今となっては中心記事になっています。
そのきっかけは、「封印は解かれた!」という記事に書いたことです。
記事の投稿は昨年7月ですが、記事に書いたようにレンタルビデオの会員になって、それまで見ていなかったアニメ作品のDVDやビデオを借りて見るようになったのは、確か昨年の5月末頃だったと記憶しています。
その内容を手短にまとめて、ここでも簡単にご紹介させていただきますと、つまりはこんな感じです。
僕はアニメを見て漫画を描くようになったけど、10年程前に青年漫画誌で仕事をするうちに、そこにあった「アニメ否定主義」に中てられて、アニメを否定するようになってしまいました。それにより自分の原点を見失い、自分を見失い、漫画を描けなくなりかけてしまったんですね。
だけど、再びアニメを見るようになっていって「アニメって面白いんだ。俺はアニメが好きなんだ」と再認識するようになって、自分を取り戻していきました。
アニメーションを否定し、自分を見失い。
再びアニメーションを見るようになって、自分を取り戻す。
そういった過程を経て昨年の初夏頃から、自分のために、自分が楽しいと感じるアニメ作品を、何も考えずに視聴する日々を中学生の頃のように送るようになって、今に至ります。
アニメーションを見て楽しむことは、僕にとってとても大切なことだということを、改めて知ったのです。
僕は、そうやって再認識したように、アニメーションによって受けた刺激で創作を始めた人間です。
なので、アニメーションを視聴することは僕にとって、楽しいものでありつつ、学習でもあります。
作品にある技術、姿勢、主張はとても勉強になるもので、視聴して得たことを「感想」という形で書きとめ、自分への学習機会とするようになっていきました。考察じみた感想が多いのはそのためです。
そして、自分のためだけでなく、僕のように創作をする人や、創作を受け取って楽しんでいる人と一緒に、学習機会を共有していけたら良いなぁと思っています。
また、アニメーションを否定していたところから、自分を取り戻すためにアニメーション視聴を再びするようになったわけですから、否定的なことは書かないことを基本的な姿勢にしています。
「こんなのはダメだ」「ああいうのはつまらない」と否定していくことで、自分を狭めて自分を見失うことを、実体験したわけですから。
でも、書き始めた時はまだまだ否定癖が抜けなくって。その作品を好きな人を悲しませるような記事を書いてしまったこともありました。大いに反省しています。
「否定」は大きな力を持っていて、しかも行使するのは簡単です。何かを切ることはできるかもしれない。でも、自分も何かを失う。それは諸刃の剣だよな、と改めて思います。
否定すべきもの、否定すべき時は必ずあります。大きな力を持つ「否定」だからこそ、それをする時はよく考えなければならないですね。
少なくとも、嗜好品であるアニメーションをわざわざ否定する必要はないでしょう。また否定することで何かを失う(それはおそらく、楽しむことの本質に関わること)のは、とてももったいないことです。
否定的なことは書かない。
改めて、その基本姿勢を自分に対して確認したいと思います。
最後に一点。重要なのは、自分がアニメーション視聴を学習機会とするならば、消費で終わっては意味が無い、ということですね。
自分の作品に生かしていくことが、学習機会を得た上でとても大事です。
「創作」ということを考えた時に、何らかの作品を創り出すことだけが「創作」ということなのではなく、「日常生活を送る」ということもまた、「日々の生活をクリエイトする」ことであるとも、広義においていえるのではないかと思います。
日常生活もまた、作品である、ということですね。
「白い紙に描かれた絵」から始まり、それに色がつき、動き、音がつき、一つの世界を創り上げていくアニメーションを見ていくことは、あらゆる人にとって大いなる学習機会になりうるものではないか、と感じています。
そういった点においても、多くの人とこの「楽しい」学習機会を共有していけたら、と思います。
という感じで。
これからも、沢山のアニメーション作品を視聴していって、感想を頑張って書いていきたいと思っています。
それでは、今回はこの辺で。
またです!
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