「孤島症候群」の前後編の間に挟まっていた話がヒントだったのかも。
おはようございます。昨日、「涼宮ハルヒの憂鬱」第8話の感想を書いてから熱を出しただんちです。
知恵熱…かな。もう下がりましたけれども。
そうそう。ふと思ったことがあったので、ちょこっと書き留めておきます。
ご自分で作品の意図を考察されたい方は、先入観を持たないために読まない方が良いかもしれません。
「孤島症候群」の前編で館の主人が死んでいる(ように見える)カットで終わり、その次に「ミステリックサイン」が挟まり、今回事件の解決編である後編が放送されました。
この放送順序の意図の一つとして、「ハルヒが望んでいることは、本当に殺人が起こって探偵ごっこをすることなんかじゃないよ。彼女はもっと別のことを望んでいるんだよ」というメッセージがあったのかもしれない、と今になって思いました。
と、いうのも。「ミステリックサイン」では、「失踪者を探す」という、まさに探偵のようなことをしているからです。
ハルヒが本心から「名探偵になりたい」と望むような子であれば、失踪者探しも「事件に巻き込まれたのよ!」とかなんとか言い出して、あれこれ推理したのかもしれません。
だけど、彼女はそんなことよりも、キョンと楽しく過ごすことや、キョンが作ったホームページに多くのアクセスがあることを望みます。
その姿を見た上で、「孤島症候群」の後編を見るならば、彼女が本気になって探偵ごっこをするわけがない、ということが分かるのかもしれません。
「ミステリックサイン」と「孤島症候群」とが、「事件解決に向かう」という点において共通した部分がある、と見た場合。
「ミステリックサイン」で「ハルヒが望んでいること」は「キョンの活躍。キョンとの楽しい部活」と示されたように、「孤島症候群」でも「ハルヒが望んでいること」は、そもそも名探偵になることなんかではなく、「ミステリックサイン」の時に望んでいた類のものである、と見ることができるのではないでしょうか。
と、いうことは。
「孤島症候群」の後編を見る際に、「ミステリックサイン」を手がかりにして、「『ハルヒの気持ちという謎』の謎解きをする」、という楽しみ方ができるのかもしれません。
そういう視点で見てみると、またいろいろな発見があるかもしれませんよね。
…む。
と、いうことは。
あの子ったら!!
なんて思っていたのかっ!!??
それは果たして発見か、はたまた妄想か。
でも、そう思ってみると、前編でみくるちゃんに命じてキョンの寝顔を撮らせていたのとか…どうよ!!どうなのよっ!!
そう思って前編も見直してみようっと。
ってなところで、今回はこれにて。
これから寝ます。
起きたらプロット。頑張らねば!
またです~~。
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コメント
う~ん。因果関係は絶対にあると思うんだけど、だんちさんのこの案はちょっと強引な気がする(笑)
いや、もちろん側面的にはありそうですけど、もうちょっと別の意味があったのではないかなぁと思いを馳せています。
ミステリックサインでの中心人物は古泉と長門だと思うので、この2人に関しての何かだと思うのですが・・・。
孤島後編での2名の特筆すべき部分は、長門が部屋に閉じこもった所。
ハルヒが何を言っても開けなかったのにキョンの言葉には素直に従う長門。
長門もキョンのことを好意的に見始めた??宇宙人製アンドロイドは恋愛するのかな・・・。
古泉に関してはラストシーンでしょうか。あのほくろの意味の解釈も難しい。
次の話やその次の話などに持ち越しで絡んでくるのかもしれません。
次の話はアニメオリジナル。キョンの服装から冬である事は確実。
孤島は夏ですし、果たして冬の段階でSOS団メンバーの心の状態、キョンやハルヒとの関係。もちろんキョンとハルヒの距離。
ここらへんを要チェックしなければ、まだこの謎かけは解き明かせないのかもしれません。
投稿: だいぢん | 2006年5月25日 (木) 02:17
だいぢんさん。おはようございます。コメントありがとうございます^^
まぁ、強引なのはいつものことなので(笑)
勿論、「意図の一つ」という観点なので、この後大きな意図が示されるだろうとは思っています。
僕は「ミステリックサイン」の中心人物を古泉や有希だとは思っていません。
ああやってスポットが当たっていたとしても、主役はあくまでもハルヒとキョンで。彼らは脇役です。
放送順序がどうであろうと、描かれているのはハルヒとキョンの気持ちなのだと思っていますから、その部分での段階を踏んだ描写がずっとなされていると見ています。
特にハルヒにフォーカスして見ると、孤島前編で「仲間と楽しく」過ごし、ミステリックで「キョンと楽しく」過ごし、孤島後編で「キョンと肉体的な接触」をしている流れになります。
で、「仲間と楽しく」過ごしていつつも、彼女が「キョンとの肉体的な接触」を実は望んで「ドキドキ合宿」に参加していたとして、その間に「キョンと楽しく」部活をしている様子がああやってベッドの上で飛び跳ねたりして描写されているため、そういった部分がヒントになると思うんですね。
ともかく、今回事実としてあった「キョンとハルヒが手を繋いだ」ことと「形としてハルヒがキョンに抱きついた」ことが重要です。
そして、それがまた一方的でなかったことも、注目点で、そこもミステリックでのハルヒに対するキョンの態度をヒントに彼の気持ちを見ることができると思うのです。
まぁ。それは僕の見方。
「ふーん。だんちさんはそうやって見てるんだ」くらいに、流してやって下さい^^
実際、僕もああやって「この合宿で…キョンと手をつなぎたい…。ちょっと…抱きついたりできたら…いいな…」の部分を書いて自分で「どうかしてるよ!俺!!」と突っ込んでいましたから(笑)
投稿: だんち | 2006年5月25日 (木) 04:14
はじめまして。
話題になってたのでごく最近原作を読み始めた者です(いちおう今までの放送相当分は既読)。熱の籠ったレビュー、感に入りました。思わずDVDを揃えたくなってきたり。
アニメは残念ながら第8話から見始めたばかりですが、過去ログなど見てもハルヒプッシュ!な内容のようですね。
原作は「キョン視点のモノローグ」という形式なのですが、このキョンが素直じゃなくて「本当に可愛いと思っているハルヒ(&妹^^;;)の可愛さは正面から描写されない」構造になっています(断言)。みくるや有希に言及する際には照れがない事から逆にキョンの真意が窺える、ようにはなっているのですが。ハルヒがワリを食ってる感は否めません。
対してアニメは「語り手キョン」こそ踏襲してますが、ハルヒの可愛さ、キョンの魅せられっぷりと言った「原作において目に映ってはいても見えづらい」ことどもを、これでもか!と映像で表しているのですね。もしキョンが見たら、さぞかし面映いことでありましょう。
次回はおそらくアニメオリジナルです。僕もTVKで録画視聴しているので今夜なのですが、朝が早いので観られるのは早くて明日の晩かな。待ち遠しいです。
投稿: Iuth | 2006年5月29日 (月) 21:25
Iuthさん。はじめまして。コメントありがとうございます!
「熱の籠ったレビュー」との評価、すごく嬉しいです^^
熱が籠もりすぎて、長々と書いてしまったり、分かりにくい言い回しになってしまったりして、読みにくかったと思いますが、過去の記事も含めて読んで下さってありがとうございます。
Iuthさんは前回からアニメをご覧になっていらっしゃるんですね。機会がありましたら是非1~7話も見て欲しいです。ハルヒ無茶苦茶可愛いですよ!!^^
≫原作は「キョン視点のモノローグ」という形式なのですが、このキョンが素直じゃなくて「本当に可愛いと思っているハルヒ(&妹^^;;)の可愛さは正面から描写されない」構造に
なるほど。そういった構図だからこそ、いとうのいぢさんにイラストのオファーが行ったのかもしれないですね。
のいぢさんのHPを見た編集さんが「ハルヒのイメージにぴったりだ!」となってオファーしてきた、ということらしいですが、そこには「ヒロインとしての可愛らしさをきちんと絵で見せる」意図があったのかもしれないですね。
でも「(&妹)」というのが気になって仕方ありません!!
ハルヒと並んで妹に対してもっ!?そんな危険な…。
あ、でも。そんな萌え視点は置いておくとして。「身内に対する態度と一緒」というのは、キョンのハルヒに対する心の距離が測れる描写なのかもしれませんね。
何はともあれ、アニメを全部見てから原作を入手しようと思っていますので、原作については何も言えない立場でもうしばらくいようと思っています。
Iuthさんも、しばしの間原作のことを忘れて一緒に存分にアニメを楽しみましょうね^^
TVKでの視聴ということで、ちょっとご近所さんかな、と思うと嬉しいですね^^
僕は毎晩見ては朝まで感想を書く徹夜コースですが、録画を視聴されたら、また是非こちらにも遊びに来て下さいね!
投稿: だんち | 2006年5月29日 (月) 21:54