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2006年6月 6日 (火)

「涼宮ハルヒの憂鬱」第10話を見た。

 おはようございます。だんちです。TVKにて「涼宮ハルヒの憂鬱」第10話を見たので感想を書きたいと思います。

 アニメ未視聴の方にはネタバレになりますので、ご注意下さい。

 とはいえ。
 とても、満足する30分を過ごした後、あまり語る言葉を持っていないことは必然でありましょう。
 で、あるならば。語らなければ良いわけでございます。

 今まで見てきた中で感じていたことが、間違いではないことは、いい加減分かってきてもいますので、ことここに至って、新たな発見があるというよりは、進むべき洞窟の暗闇に、一つ一つ灯火が点けられていくような感覚を、充実した満足感と共に感じます。

 いざ。ここまで来ると、もう語りすぎるのは野暮も野暮、ということが自明の理であるわけです。

 それはまさに、ロナウジーニョのプレーを見て、言葉を失くすようなものでしょうか。
 そう考えると。
 この今回のお話を見る前に、NHKのロナウジーニョの特集を見たことも必然であるかのように思えます。
 彼は、プロ選手であったお兄さんに憧れサッカーを始め、努力をし、才能を認められ多くの人に守られ育てられます。
 フィジカルが弱かった彼を、クラブはじっくりと肉体強化メニューを施しながら育て、トップチームに昇格させます。クラブで活躍する彼は代表に選出され、そこでも活躍をし、W杯優勝を勝ち得ます。大きな怪我もなく、バルセロナでも活躍し、今に至るわけですが、そんな彼の代理人は、彼のかつてのヒーローであるお兄さんです。そしてマネージャーはお姉さん。
 彼の素晴らしいプレーは、多くの愛情によって守られて育まれてきたからこその芸術であるわけですね。

 つまり、クオリティというものは、作る者の努力と、その者を支える者の努力とで成り立つ、ということが、ロナウジーニョのプレーと同じく、この作品を見ても感じられるのであります。
 京都アニメーションの、クオリティコントロールに関わるスタッフの努力とその技量に、私は敬意を払わずにはおれません。

 と。いうことは、いつか言いたかったんですよ。
 だって、絵を描く人間は、絶対に上手く描きたいし、画面を作る人間は、絶対にいい画面を作りたいんですから。
 そのための肉体的精神的な環境を与える管理能力は本当にすごいと思います。京都アニメーションで脚光を浴びるべきスタッフは、まさに黒子として作品を支える人達なのではないか、と毎回毎回見ていて思います。

 さて。そんなわけで、今回の感想辺りから、どんどん作品内容に関する言葉を減らしていこうと思っています。
 今回見ていて感じたことは、もう語ってはいけない。そう思えます。
 そしてそれは、今後の展開においてもきっとそうなのでしょう。

 なので、今回見ていて思ったことを一点。
 この「涼宮ハルヒの憂鬱」が紛れもない恋愛ストーリーであることは、間違いないこととして。
 しかし、その構成はまるで謎を解き明かす推理ものであるかのような展開を見せています。
 では、その謎とは何なのか?
 今回、ハルヒとキョンが一緒にいるシーンは何度かありましたが、とても仲が良いようには見えませんでした。
 ハルヒがむすっとしていたり、逆にハルヒが機嫌良く話している時はキョンが大変な事態に直面した直後でそれどころではなかったり。心の面では完全にすれ違い状態でした。
 だからなのか。ハルヒがキョンから目を逸らしている場面が多かったように思います。
 キョンはキョンで、有希に助けられ彼女を抱き締め、「眼鏡がない方が可愛い」とまで言ってのけるし、更に未来から来たみくるにおっぱいを見せられるわ抱きつかれるわ。

 今までこの作品は、キョンがハルヒにしたであろう「何か」を隠し、それを軸にその「何か」の前と後とを意識的に見せてきていました。
 そこで浮き彫りになるのが「なぜ?」という部分なのだと思います。
 「何か」の後を見ると、ハルヒとキョンは明らかに仲が良い。ハルヒははっきりとキョンを選んでいるし、キョンはハルヒを受け止めている。
 しかし、その「何か」の前を見ると、二人はあまり目を合わさず、どこかすれ違っています。

 なぜ。

 なぜ、ハルヒはキョンを選んだのか。
 なぜ、キョンはハルヒを受け止めたのか。

 順不同の構成でこの作品を見るにつけ、その疑問がものすごく明確に僕の頭に浮かんでくるようになりました。

 思春期の少年少女にとって、恋愛が大事件であるならば。
 「なぜ恋に落ちたのか」
 という謎は、まさに解決不可能な迷宮そのものであるのかもしれません。

 しかし、いよいよその謎解きを見せようとしているのだと思います。
 ヒントはほぼ出揃ったように思います。
 その彼らにとっての大事件は、まさにキョンの言うように、既にもう起こっているのでしょう。
 犯人は彼らです。間違いない。あの可愛い少女と優しい少年。
 被害者も彼ら(そしてまた我々視聴者)。
 でも、動機が見えない。
 証拠が不十分。
 自白も無い。

 この事件の解決は、もう少し先のようです。

 現場百遍。
 この事件を前にした僕は、何度も何度も今まで放映された部分を見直しながら、事件の解決を楽しみに待ちたいと思います。
 「なぜ」
 という疑問を抱えながら、彼らの姿を見ることは、とても楽しいですからね。

 最後にもう一点だけ。学習機会としての観点から。
 こういう恋愛の見せ方があるのだというのは、とても面白いし勉強になります。
 ひねくれた構成に見えて、その実、ものすごく真正面から「恋愛」というものに取り組んでいるのだと思います。
 誰もが体験する恋愛。
 だからこそ、とことんその恋愛というものを突き詰める。
 普遍的なテーマだからこそ、挑み甲斐があるということなのかもしれません。
 それは、「当たり前」ということを目の前にした時に、どれだけ真摯に取り組んでいけるか、という仕事(または生き方そのもの)に対する姿勢を教えられるものであるように思います。
 つまりそれは。

 身近な当たり前の中にこそ、胸躍る事件が沢山あるんだという、メッセージそのものであるのかもしれません。

 …はっ!この作品は「ARIA」と同じメッセージを持っている!?
 ちょっとなかなか興味深い到達点を見つけたような気もしますね。
 今期、「ARIA」と「涼宮ハルヒの憂鬱」に絞って感想を書いてきたことが、僕にとっていよいよ大きな学習機会として帰結してくるのかもしれません。
 いずれこの点、改めて「学習機会レポート」にまとめたいですね。

 ではでは、語り過ぎないといいながら、相変わらず口数多い記事で失礼いたしました。
 最後までお読み下さってありがとうございます。
 誤字脱字、意味の通りにくい文章は見つけ次第修正していきますが、乱文乱筆お許し下さい。

 それでは、またです!

 *6月11日に新たに感想記事を書きました。よろしければこちらもご覧下さい。
 「涼宮ハルヒの憂鬱第10話の語れる点と語れない点。」

 参照:「なぜアニメの感想を書くのか。どういったスタンスで書くのか。」
    :「物語作りの基礎。普遍的土台と誇張表現の調和により生まれる適度な感情移入…学習機会レポート」

 いつもコメントやTBを下さって本当にありがとうございます。コメントを下さる方にお願いです。僕を含めて原作未読者も読みますので、原作のネタバレに関することは書き込まないようにお願いいたします。是非ご協力をお願いいたします。

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コメント

どーもー、先週はお邪魔できなくてスイマセンでした、てりぃでございます~。

内容に関わる部分を避けてこられましたかー。確かに、既にだんちさんはこれまでの話の中で「コア」を捕まれてますし、今見えていない最も重要な部分が「前」と「後」の間にあるもの、という認識もお持ちですから、そういう意味ではあとは食い入るように見つめていくだけ、というお考えも判る気がいたします。そう仰りながらつい語ってしまうその背中も素敵です!(笑)

今回、未読の方が心底うらやましいと感じた私でしたが、終盤にかけてはきっと「未読・既読ともに大いに満足出来る瞬間」がやってくるのだと信じて疑いません。その瞬間めがけて、レディィィィィ、ゴーー!ってことで、今後ともよろしくお願いいたしますです。

投稿: てりぃ | 2006年6月 6日 (火) 05:57

てりぃさん。こんにちは。コメントありがとうございます!すっかり回復されたようで、安心しました!!
とはいえ。今週は僕の方がちょっとぐったりしております…^^;

コメントのお返事でなんなんですが、ここでちょっと一発語らせて下さい。

今まで僕は、アニメシリーズ「涼宮ハルヒの憂鬱」の魅力や楽しみ方を、未読の立場から自分なりに書いてきました。
それは、ちょっぴり使命感みたいなものも勝手に感じながらやっていたんですね。
だけど、もうここまで来て、「俺の役割は終わった」というような充実感も感じておりまして。
仁王立ちするラオウのような心境でございましょうか。

ハルヒの可愛さや作品の魅力を伝えたいと思って、一生懸命書いてきましたが、今回のお話を見て、これ以上あれこれ書くことは、逆に「見る人のこれからの楽しみを奪ってしまうことになる」と思ったんですね。
その意味では、やはり前回の「第14話」が大きなターニングポイントになったのだと思います。

だから、今回の感想は僕にとっては今後の所信表明みたいなものにしようと思って、内容に関して今後はなるべく語らないことを意思表示してみました。
でも、そうすることで、自分にとってこの作品がどういうものであるかが見えてきたのは驚きでした。
視覚、音声、SF的要素、そういった使えるあらゆる要素を使いながら、「恋愛」という現象の持つ事件性、意味性、そういったものをとことん描き出そうとする、そういう稀有なくらいの意気込みと真摯さをもった作品なんだ、ということが、内容に関して触れないことで見えてきたように思うんですね。
その意味では、こんな感想の書き方もあるんだなぁということを教えられたようにも思います。

なので、結局あれこれ語ってしまった、というわけですね^^;
そんな背中を見せつつ、老兵はただ去らずいつまでもぐだぐだ言うわけです(笑)
や、長々と語ってしまってすんません。
突然方向転換したから、どっかしらで説明しておきたくって。ちょっとコメントのお返事の機会を使わせていただきました。失礼いたしました。

確かに、今回原作未読者としては、次から次へと展開していって、もう、美味しい思いをたっぷりと堪能させていただきました!^^
ロナウジーニョのプレーに酔い痴れるがごとくですよ!
でも、ロナウジーニョのプレーはサッカー通でもサッカー素人でも、みんなが楽しめます。
この作品も原作の既読未読に関わらず、心から楽しめるファンタスティックなものであると僕も思います。
共々に、光って唸りながら楽しみましょうね!!^^

投稿: だんち | 2006年6月 6日 (火) 17:38

どうも~こんにちは~。

>この作品も原作の既読未読に関わらず、心から楽しめるファンタスティックなものであると僕も思います。

原作をあまり好きじゃない自分も心から楽しんでいるので、原作既読ファンならば尚更楽しんでいるに違いない!と思います(笑)
もちろん、だんちさんのように未読の人も楽しんでいますよね。

ところで、14話終了説ですが、このたび新しく2クールやるんじゃないの説を唱えてみました(爆)
というのも、次回の射手座の日が原作5巻の内容でして、5巻以前の物語でアニメ化されていない物が大量にあるのです。
原作のサブタイトルバレ(内容はバレてないと思う)で良ければ見てやってください(笑)

投稿: だいぢん | 2006年6月 6日 (火) 22:03

だいぢんさん。こんばんは。コメントありがとうございます^^
「原作あまり好きじゃない」を何度も言いつつ、しっかり読まれているだいぢんさんは、もしやツンデレですね!?(笑)

16話説に続いて今度は2クール説ですか!!
読ませていただきましたよー^^
サブタイトルを駒として構成を詰めていくあたり、さすが将棋好き!
作品に対する愛溢れる夢の見方で、読んでいると「もしかしてそうかも!」とこっちまで夢を見させられます。罪な方…(笑)

僕は、次回キョンとハルヒの恋愛についての更なるヒントが示されるのだと思っています。
二人の関係に絞って見ていると、もうゴールは近いのだな、とも感じます。
でも、これだけ皆で楽しんで見ていると、そのゴールが次へのスタートであって欲しいなぁとも思ってしまいますね。まぁそれは同時にあの二人が簡単には幸せにはなれないってことなんですけども。彼らにはこの際ずっと微妙な関係のままでいてもらうのもいいかもしれないですね(笑)

投稿: だんち | 2006年6月 7日 (水) 02:38

べ・・・べつに小説のことなんて何とも思っていないんだから!!
で、、でも、、、どうしてもって言うなら読んであげるわよ。


微妙な関係良いですね~。
ただ、長門やみくるちゃんにも必要以上に心を預けるようなハーレムルートは勘弁して欲しいかも(笑)
ハーレムルートだと古泉君の立場が(笑)

投稿: だいぢん | 2006年6月 7日 (水) 15:11

あはははははは!!ツンデレだー!!!!(笑)

いやもう、いっそ古泉含めてハーレムでどうでしょう。
谷口、国木田、コンピ研部長も混ぜて。
谷口君の純情…国木田君の隠された鬼畜振り…コンピ研部長の知られざるテク…
なんだか余計な想像が膨らむ一方でございます(笑)
なにはともあれ、せっかくの学園もの。男性陣にもちょっと頑張って欲しいですね!^^

投稿: だんち | 2006年6月 7日 (水) 19:39

こんばんは。たこーすけです。
すみません。また、思い入れたっぷり(特盛っ!)で書き込ませていただきます。

第10話、泣きました。

アバン。いきなりクレジット。
あ。なんだか映画みたい。と思っただけで、ちょっとじわり。
そして、最後の校舎遠景の歌なしのOPイントロで、もうぽろぽろ。弱過ぎ(笑)。

尺の問題なのかもしれないし、OP映像を見せたくなかったのかもしれない。
でも、今回からは違うんだ、特別なんだ、もう物語は動きはじめるんだ、
というメッセージに思えて。

長門さん。
もともと、野球大会の長門さんバットのBGM好きでした。
4つ打ちのテクノ。
あれを聴くためだけに、見かえしたりもしたっけ。
だから、あのイントロが聞こえてきただけで、もう。

シーンの展開と曲の展開が、また、ちゃんとシンクロして。

対峙。展開。対決。

あの曲、一度も止まりませんね。
長門さん!だめか??と思っても、止まりません。
キックを抜いて、イントロのパターンにいくだけです。静のパターン。
大丈夫。長門さんまだ大丈夫。

1小節はさんで、展開。逆転。

ピアノと弦楽器。静かに、心静かに。

この圧倒的な、美しい戦闘シーンを、ここで見れたのは、やはりよかったのかもしれない。
ちょっ!宇宙人、闘うの?じつはウソぴょん?と思わずに。
さんざん長門さんは宇宙人なんだと。古泉や長門さんは闘うのだと。カマドウマなど問題にならないくらいなのだと。
キョンのように、これをもって、やっぱ長門さん宇宙人なんだと思うのでなく。
受け入れる下地をもった上で、このシーンを見れたのは幸せなのかもしれない。

ハルヒですか?ありますよ!(笑)
またもや長くなりそうですので、掲示板の方に書かせていただきます。
ちょっと、まだまとまらないので明日以降になるやもしれませぬ。

それでは。

投稿: たこーすけ | 2006年6月 8日 (木) 01:14

たこーすけさん。こんばんは。思い入れたっぷりのコメントありがとうございます^^

泣きましたか!!!いいですね!!
その感情移入!!

今回、OPを隠すことで物語が動くことを示してきましたよね。あれはドキドキしましたねぇ…。

有希のバックのテクノに注目されましたか!
戦闘シーンにマッチした曲展開をしていたんですね。おぉ~~…スタッフの素晴らしい仕事を教えてくれてありがとうございます。
僕は昂ぶってBGMが全然耳に入らない心理状態で見ていたので、今度BGMにも注目して見てみますね^^

この戦闘シーン。
僕は「意味性の強烈さ」に圧倒されました。
後で気づいたこととも合わせると、ものすごく意味のあるシーンだったと思います。
このシーンをここに来て僕らにぶつけてきてくれたのは本当に嬉しいですよね^^

掲示板への熱い書き込みも楽しみにしていますね!

投稿: だんち | 2006年6月 9日 (金) 00:54

ども、2度目まして。
第10話の萌えポイント。

「どこ行ってたのよ!? すぐ帰ってくると思ってごはん食べないで待ってたのに!!」
「そのセリフ、幼なじみが照れ隠しで怒ってるカンジで頼む」

いや~ツンデレツンデレ。最後の最後でこんなストライクゾーンが来るとは思いませんでしたよ。
…てかこのセリフだけ聞くと、夫婦のやりとりにしか思えないんですが!?(;゚∀゚)=3ハァハァ
キョンは将来、絶対尻に敷かれるなぁ…とこの時確信しました。いや今もだけど。

朝倉との死闘は迫力ありましたねー。何て言うんですか緊張感?(byダ○ンプ)
そこには憎悪など一切無く、ただ目的達成のためだけに襲いかかる。純粋な分恐ろしさも倍増します。
笑顔を崩すことなくキョンを仕留めにかかる彼女は、やはり長門と同じ人形なんですねー。
いわば月姫の琥珀さんのような。笑顔の人形。言い換えれば怒ったり泣いたりできない=無表情。
キョンに抱き起こされた時の長門のアップにやられました。‥‥‥ハッ!? 俺はキョン×ハルヒ派なのに!!

ま、長門だったらいいや(何

大人版みくるは結構大胆ですね~。特に「私とは仲良くしないで‥」のくだり。まさか抱きついてくるとは。原作読んでる僕ですが、想像していたのとはちょっと違いました。
あんなほくろの見せ方は反則ですよ、みくる(大)さん…。ぷるんっとした揺れ具合は秀逸です(*´∀`)

だんちさんの言うハルヒとキョンを寄せ合った「何か」。それは恐らくアニメ版最終話に入ってくるでしょう。
そして「何か」を見た瞬間、だんちさんは悶え苦しむことでしょう( ̄ー ̄)ニヤリ

投稿: 輝風龍矢 | 2006年6月10日 (土) 00:42

はぁはぁボタンを押して下さった輝風龍矢さん。こんばんは。コメントありがとうございます!^^

なるほど!輝風龍矢さんのコメントを読んでいたら、「そうか!そういうポイントについてだったら俺にも語れることがある!」と気づきました。
未読だからってあんまりあれこれ書いてると、物語が見せようとしている謎の根幹に触れてしまいそうで、それで内容については触れない。もう俺の役割は終わった、みたいに思っていたんですが、まだ俺にはできることがある!
なんてなことを気づかせて下さってありがとうございます^^

>「どこ行ってたのよ!? すぐ帰ってくると思ってごはん食べないで待ってたのに!!」

のところは、僕は切ないよなぁと思ったんです。
というのは、ハルヒは、クラスで他に一緒にご飯を食べる相手がいないんですよね。
朝倉涼子はいろんな意味を含めて話しかけてはきていただろうけど、朝倉がいなくなってしまったら、もうハルヒにはキョンしかいないんだと思うんですよ。
で、一人で誰とも話さずお昼ご飯を食べてしまうと…それは彼女が以前の「孤独な状態」に戻ってしまうんだと思うんですね。
でも、待っている間は、「待っている」ことができるために、孤独ではない。
という、そういう印象があったんです。
この回は、様々な形で彼女の「傷」が晒されたように、僕には見えました。
と。刺激を受けて早速語ってしまいましたが、ちょっとこれこの後記事に起こしてみますね。

>キョンは将来、絶対尻に敷かれるなぁ…とこの時確信しました。いや今もだけど。

僕の頭の中では、「一生懸命働くホステスハルヒと、その寂しさにつけこむヒモキョン」という構図になっていますが…(笑)
でも、尻に敷きつつ敷かれつつ、理想的なバランスのカップルですよね^^

>いわば月姫の琥珀さんのような。笑顔の人形。言い換えれば怒ったり泣いたりできない=無表情。

あー。確かにそうかもしれないですよね。そうやって見ると朝倉も切ない存在ですよね。
なかなか彼女は面白い立ち位置でしたね。ある種の女らしさを誇張していて。人形のようでいて、かなりの生々しさがありました。

>キョンに抱き起こされた時の長門のアップにやられました。‥‥‥ハッ!? 俺はキョン×ハルヒ派なのに!!

あははは!いやいや。あのシーンはすごくいろんな意味があったと思います。
あのアップを含めて、この回の戦闘シーンは相当いろんな意味合いが含まれていたように思います。
今後どう描かれていくか楽しみですよー^^

みくる(大)のシーンも、切なかったですよね。
以前mementoさんがコメントで「彼らにも別れの時が来るんだよね」ということを言われていたのですが、やっぱり、別れがあるんだなぁ…って。みくる(大)の様子に感情移入して一緒になって切なくなってしまいました。

ハルヒとキョンの「何か」で悶え苦しむ瞬間、すごく楽しみです。
まぁ、その辺り。原作未読者も既読の方も、みんなで黙って、アニメの展開を楽しみにしたいですね!^^

投稿: だんち | 2006年6月11日 (日) 01:27

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