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2006年7月18日 (火)

「ウィッチブレイド」第14話を見た。

 こんばんは。だんちです。TBSにて「ウィッチブレイド」第14話を見ましたので、感想を書こうと思います。

 いやー。切ない物語になりそうだとは思っていましたが。
 今回は泣きました。
 もう、ラストなんてボロボロ来ましたよ!!
 玲奈、すっげぇ切ない…。
 彼女はまだ自分の内面を自覚できていないけど、娘と過ごす時間を求めるところと、思わず涙をこぼしてしまうところに、本当にもう、様々なことを思わされてしまいます。

 それにしても。この物語のテーマがかなり克明になってきましたね。
 戦うことの快楽とか、そういうことが見せ方のメインになっていくのかと思いきや、完全に「家族愛」というものについての描写がメインになってきたように感じられます。
 大橋監督のケレン味たっぷりのアクション描写は当然これからもあるんでしょうけど、シリーズ構成の小林靖子さんの「物語り人(ものがたりびと)」としての主張が前面に出てくる物語になってきたように思います。

 戦い、ということでいうと「愛」と「憎しみ」の戦いなんだなぁと感じます。
 男女の愛もあり、親子の愛もあり。そして男女の憎しみもあり、親子の憎しみもあり。
 NSWFの「ファーザー」があれこれやっていることの動機は、どうも彼の父親に対する憎悪が元にあるようですね。それは、彼が父親からの愛情を受けられなかった(と思っている)ことが原因のようですね。

 愛というのは、裏切られると憎しみに変わるもので、愛と憎しみは表裏一体のもの。

 そこで「愛」を持つ者と「憎しみ」を持つ者との戦いになっていくんだなぁと見ると、まりあの存在もまたとても切ないものがありますね。
 彼女はすごく精神的に子供なわけですが、まさに母親の愛情を求めているし、「ファーザー」にも家族愛を求めているんだけど、それが得られない。
 彼女は、世界全部を憎悪するようにして戦いに身を投じるんだろうなぁと思うんですけど。
 それはあまりにも救いがない。
 まりあが、最後には「愛」を得ることができるのか、とても気になるところです。

 あと、愛は裏切られると憎しみに変わるものだけど、親が子供を愛する慈しみの心は、子供の出来が良かろうと悪かろうと変わるものではありません。また子供の方でも、親がどんな状態であろうとも、親から受けた愛情に報いていくものです。
 それは、「憎しみに変わることがない愛情」ということになるわけですね。

 玲奈も鷹山もファーザーもまりあも、それを知らない。
 もしかすると、鷹山やファーザーの親もそれを知らなかったのかもしれない。
 どうやって子供を愛したらいいのかが、分からない。
 だから、彼らも人をどう愛していいのかが分からない。

 そこで現れるのが雅音と梨穂子ということになるのでしょうね。
 彼女達は、本物の親子ではないんだけど、鷹山が言うように「唯一無二の親子」に見える。そこには、理想的な、本来あるべき愛情の姿がある、ということなのでしょう。

 6年前に失われたものを、人々が様々な形で取り戻していく物語であるのなら。
 それは、「本当の愛情」というような、そういうものであるのかもしれませんね。
 特に、「親が子供をどのように愛するべきなのか」ということが、メッセージの根幹になってくるのかもしれません。
 最近の時代性のこととも合わせると、これは「今、やるべき物語」だよなぁと思ったりもします。
 「愛」が「憎しみ」に勝つ。
 というような、単純な見せ方になるのではなく、「親が子を慈しむ気持ちが、憎しみをも飲み込む」ような、そんな大きなスケール感を、見せてくれるのかなぁという期待感が膨らんでいます。
 大橋監督、そしてシリーズ構成の小林靖子さんの「物語り人(ものがたりびと)」としての手腕に期待大です!

 それでは、またです!

 参照:「なぜアニメの感想を書くのか。どういったスタンスで書くのか。」
    :「物語作りの基礎。普遍的土台と誇張表現の調和により生まれる適度な感情移入…学習機会レポート」

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» レビュー・評価:ウィッチブレイド −WITCHBLADE−/第14話 「家」 [ANIMA-LIGHT:アニメ・マンガ・ライトノベルのレビュー検索エンジン]
品質評価 25 / 萌え評価 15 / 燃え評価 5 / ギャグ評価 12 / シリアス評価 23 / お色気評価 2 / 総合評価 14レビュー数 39 件 玲奈の家で暮らすことになった梨穂子。身に起こる「変化」への実感を強くする玲奈。鷹山は、落胆して「もう戦うつもりはない」と言う雅音を、ある場所へと連れ出す。その頃、導示重工では、和銅が新しいプロジェクトを立ち上げようとしていた。一方、NSWFには、バージョンアップしたクローンブレイドの装着に成功し、「ママ」に会えるこ... [続きを読む]

受信: 2007年12月10日 (月) 16:05

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