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2006年7月19日 (水)

「ARIA The NATURL」第16話を見た。

 こんばんは。だんちです。テレビ東京にて「ARIA The NATURAL」第16話を見ましたので、感想を書こうと思います。

 しっかしもう…泣かずにおれますか!!!!始まりから終わりまでずっと泣きっぱなしでしたよ!!!!

 今回は、吉田玲子さん脚本、佐藤順一監督絵コンテのコンビでしたね。荒川眞嗣さんも原画に入っていたり。そしてオープニングは「ウンディーネ」ですか!!!!!
 もう、イントロで泣いた!!
 お話そのものが、灯里がずっと乗っていたゴンドラの最後の回だったこともあって、第一期からのスタッフみんなでゴンドラを送り出すかのような、そんな思いが感じられました。
 いやもう、素晴らしかった。

 そして、シリーズ構成のここまでの流れ、意図の上から、灯里が暁や藍華、アリス達がゴンドラの最後のツアーに参加するところがとても良かったですね。
 灯里のことをネオ・ヴェネツィアの住人として、また一人のウンディーネとして自他共に認め合っているからこその、「分かり合う」姿がとても印象的でした。

 アリシアが、もう最後だから、と仕事のことを全部引き受けつつ、灯里とゴンドラを送り出し。
 暁が呼び出されたことを「ゴンドラの最後のツアー」と説明されて、すぐにその意味を理解したり。
 藍華が涙ぐんだり、アリスが初めて出会った岬に行きたいとリクエストしたり。
 ネオ・ヴェネツィアの人達は、ウンディーネ(やゴンリエーレ)にとってゴンドラとの別れがどんなものであるのか、知っているんですよね。

 それは、ただ一艘の船との別れということではなく、自分の分身との別れのようなもので。
 そこにはもう、積み重ねられてきた歴史と共に、魂が宿っているということなのでしょう。

 そのことが分かっているから、暁もゴンドラに話し掛けるし、去る時に「涙は見せないぜ~」などと歌ったりするわけですね。

 最後は、灯里とゴンドラとアリア社長だけのツアーになり。希望の丘へ。
 その帰りに灯里は老紳士がゴンドラに乗る白昼夢を見るわけですが、この時、灯里はゴンドラと最後のお別れをした、ということなのでしょう。
 灯里も、皆もゴンドラに感謝と労いの言葉を掛けていたわけですが、船に魂が宿るのなら、その船の方から、気持ちに応えてくるように感じることも、あるのでしょう。

 僕は、船乗りとかではないから分からないけど。
 なんというか、バイクとか乗ったりすると、こういうことってあるのかもしれないな、と思ったりしました。
 一心同体になって動いていくうちに、会話をするようにコミュニケーションを取っていくようなことが。

 それを一つの「境地」とするならば、灯里はあのゴンドラをずっと乗ってきて、最後の最後で、船と一体になる、ということを掴んだのかもしれないですよね。

 そしてまた、ああやって、船と会話することが、船と一体になることを象徴しているのなら、アリシアは既にあのゴンドラと沢山の会話をしてきていたのでしょうね。
 あの老紳士の白昼夢があったことで、アリシアが灯里とゴンドラを送り出し、迎えた時の気持ちもまた、感じ取れるようにも思います。

 灯里は、ネオ・ヴェネツィアの住人として、ウンディーネとして、ゴンドラと別れるということの意味を、これまでの積み重ねから自然と感じ取り、その気持ちを皆と共有したのでしょう。
 それは、前回示された灯里の「輪っか」が、ネオ・ヴェネツィアにしっかりと存在しているからこそ、ですね。

 そして、「船に乗る」ということ「船と一体になる」ということを、半人前ながらに、少し掴んだ。
 それは、灯里がウンディーネとして、また一歩大きく成長した、ということなのでしょうね。

 灯里の「輪っか」はアイちゃんのいるマンホームにも届いています。
 だから、最後、アイちゃんはゴンドラに別れを告げたい、と言うわけですね。
 アイちゃんが、僕ら視聴者の代理的立場であると見ると、僕らも一緒にあのゴンドラに別れを言う時が、まさにあのラストカットだったのだと思います。

 「今まで、ありがとう」
 と。

 灯里と共に、いつも素晴らしい物語を見せてくれた、名脇役に。

 灯里が作ったパリーナに、静かに繋がれた、ゴンドラに。

 
 
 昨日。ずっと使っていたペン軸が壊れました。
 気がつくと、僕にもお別れを言わなければならないものが沢山あります。
 自分の身の回りの物を大事に使い、感謝して別れていく。
 それは、とても自然なことかもしれませんね。
 
 
 思いの篭った素晴らしいお話でした!
 ゴンドラを「キャラクター」として捉え、スタッフ、キャスト、そして視聴者の皆で送り出すという演出はとても素晴らしものでした。
 これは、「体験」なんだな、と感じます。
 だから、ずっと泣きながら見ていたのでしょうね。
 「一緒にゴンドラを送り出そう」と見せてくれて、お別れをさせてもらったことを、とても嬉しく思う、日曜日の夜でした。

 さあしかし!ウンディーネ灯里の成長はまだまだこれからですね!
 次回からもまた楽しみです!!

 それではまたです!!

 参照:「なぜアニメの感想を書くのか。どういったスタンスで書くのか。」
    :「物語作りの基礎。普遍的土台と誇張表現の調和により生まれる適度な感情移入…学習機会レポート」
    :「『音響監督佐藤順一』の手法に注目してみる」

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