アニメシリーズ「涼宮ハルヒの憂鬱」時系列視聴感想書き込み用エントリー。
おはようございます。だんちです。
アニメシリーズ「涼宮ハルヒの憂鬱」の放送順は時系列を意図的に崩したものでした。テレビでの全話放送が終わり、時系列順に改めて視聴をして、そこでまた新鮮な感想を持った方も多いかと思います。
そういった方に感想を書き込んでいただいて、フリートークやクロストークで語り合う感想書き込みエントリーを用意してみました。
どうぞ思ったことを存分に語って下さい!
書き込む際はハンドルネームをお使い下さい。また、原作ネタバレは原則禁止でお願いいたします。
文章の上手い下手は一切気にしないで大丈夫です。ただ、丁寧な文体を心掛けて下さい。
僕は、時系列視聴をいつ、どのタイミングでしようかとずっと考えていたのですが、明日、7月22日、日曜日に一気に全話を時系列で視聴することに決めました。なので、僕がこのエントリーに参加するのは明日以降ということになります。また、改めて思うことがあれば、別記事で感想を書くかもしれません。
時系列視聴をした上で、さらにまた皆様といろいろ語り合えたらいいなぁと思っております。よろしくお願いいたします。
それでは、またです!
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コメント
だんちさん、こんにちは。
放送が終了して途方に暮れていたところへ、なんとこいういう場を
設けてくださったのには感謝、感謝です(^^)
今回はちょっと軽めの話題など。
涼宮ハルヒを監視(あるいは観察)する任務を負った
長門有希・古泉一樹・朝比奈みくるの3人の中で
朝比奈みくる嬢の存在や役割ってなんだったのだろう?
などと思ってみました。
ご存知のように長門有希・古泉一樹のふたりはずば抜けた
能力を持っていることからもなるほどと感じる部分はありますが
唯一彼女だけはこれといった能力を持ってはいません。
女性として見れば魅力的なんですけど、ハルヒを監視するために
未来から送られてきたエージェントという視点で立つと彼女は
どう見ても適任とは思えないんですね(^^;
ただ、そんな彼女の唯一の取り柄と呼べるのは
他人から指示・命令されたことは頑なに守ることですよね。
謎の核心部分には「禁則事項です」と言って絶対に触れませんから。
だけど彼女も最初の頃(パソコン強奪事件や校門でのビラ配り)で
ハルヒに利用された心の傷からSOS団を一日休んで再度出席して
キョンとオセロをやっている時、彼女はうっかり「気になること」と
何か話しそうになりますが、それを遠くで見ていたのが長門有希。
この時のみくるの心理状態から秘密を話してしまうんではないかと
危機感を持ったのか、いつのまにかキョンの横に立っている(^^;
それからミステリックサインでは、喜緑さんを連れてきながらも
モゾモゾしているみくるをジッと見ているんですよね。
まるで「早く話を進めなさい」と無言の圧力をかけているような
あの顔はちょっと怖い・・・(ToT)
この有希とみくるの関係も面白いです。
それから見ていて興味深いのは有希と一樹の間には一応会話が
それなりにあるんですが(ミステリックサインの時など)、
みくると有希・みくると一樹にはそれが見当たらない。
どうしても3人の中でみくるは浮いているように見えてしまいます。
それとは別に、作品に登場する女子キャラの中では
どうも長門有希嬢が一番人気みたいですね。
果たして彼女の魅力とはいったいどこに・・・?
いつもは無言・無表情で読書をしている姿から時折見せる表情や
仕草に魅力を感じるのか、あるいは他に・・・?
ちなみに私が好きなのは鶴屋さんです。
あのハイテンションがいいですね~(^^)
投稿: フレア | 2006年7月22日 (土) 11:54
だんちさん、初めまして。私は「ハルヒ」には小説からはいったのですが、ここの考察を読んでもの凄く納得して以来、アニメ、小説共に見直していかに自分がボンヤリと見ていたのだろうと頭を抱えている者です・・・面白さを随分見逃していたんだなあ、と。
アニメ公式ページを見ていて思ったのですが、登場人物名前の出し方にも幾つかパターンがありますね。フルネームで普通に出てくるのは長門、みくる、古泉と機関のメンバー、それに朝倉と喜緑ら宇宙人組だけ。(機関の人達は偽名かもしれませんが)
谷口や国木田はともかく、鶴屋さんまでも苗字しか出てきていません。共通項は一応一般人であることでしょうか?
そして最重要人物であるハルヒとキョンは、何故かカタカナで名前が表記されてます・・・キョンは渾名だからかもしれませんが。他の人物はともかく、ハルヒがカタカナなのはやっぱり何か理由があるんでしょうね。
そういえば、シャミセンもカタカナですね。あの猫にもハルヒ・キョンと共通する、他のキャラクターとは一線を画する何かが・・・単に「しゃみせん」「三味線」じゃ名前ぽくなかっただけで深い意味はなさそうな気もしますけど。
名前の記し方も、無意味なものではないと思うんですが・・・分類基準は何なんだろう?
投稿: ツキサ | 2006年7月22日 (土) 17:36
たびたびお邪魔します(^^;
古泉一樹の談によると、ハルヒが生み出す閉鎖空間によって
「世界が崩壊する・世界が造り換えられる」とされていますが
この言葉を聞いて感じるのは、人も動物も建物も含めてこの世の
あらゆるものが物理的に崩壊して再度構築されると考えますよね。
もし涼宮ハルヒという個人がそんな能力を持っているとしたら
恐怖以外のなにものでもない。(あくまで作品の上での話です)
でもハルヒによって崩壊し造り換えられるかもしれない可能性がある
「世界」というものは本当にそういう事なんでしょうか。
私は最終話の感想で「世界は少しだけ造り換えられた」と書きました。
物語の時間の流れから見るとこの後に野球大会やミステリックサイン
孤島症候群での出来事、文化祭やコンピ研とのバトル、そして最後に
サムデイインザレインへと続くわけなんですけど、これらを見てると
キョン・ハルヒがふたりで閉鎖空間を体験した(最終話での)後とは
思えないんです。
もちろん見る人によっては違う見解があるとは思いますが。
ですから私はこれまで(野球大会からサムデイインザレインへと至る
今まで見てきたもの)とは違うストーリーが展開されていくのではと
感じました。
それではほんの少しだけとはいえ造り換えられた「世界」とは何なのか。
それは人・動物・建物などのような物理的なものではなく、
人間の心理的・精神的な部分、あるいは価値観と捉えています。
例えば同じものを見ても人によって違った見方や受け取り方があったり
天気が晴れていても爽快に感じる人もいるし、逆にちょっと憂鬱に感じる
人もいたりするわけで、こういった人間の内面にある精神的な部分や
価値観の変化がいわゆる「造り換えられる」もしくは「創造される」
世界なのではと考えています。
これをキョンとハルヒに置き換えると、これまでのふたりには多少の
違いはあるものの自分の人生や周囲の世界に対してなにか漠然とした
満ち足りない物を感じていた。
ふたりは閉鎖空間を体験する事によって今までそれぞれが感じていたり
持っていた価値観や世界観が少しだけ変わった。
そして新しい価値観を確認した。
閉鎖空間でのハルヒとキョンのセリフの中に
ハルヒ:「だってほら、私自身がとっても面白そうな体験をしているんだし
もう不思議なことを探す必要もないわ」
キョン:「こんな状態に置かれて発見したよ。俺はなんだかんだいって
いままでの暮らしが結構好きだったんだなぁ」
これが今まで持っていた世界が崩壊して新しい世界が造り換えられた
そのことの象徴ではないかと考えています。
翌日からのふたりは少しだけ造り換えられた世界での新しい人生を
スタートさせることができた。
かなりこじつけになりますが、これが私が感じたり考えたことです。
それでもなお謎として残る事柄はいっぱいあります。
依然としてわからない3年前の出来事や有希がパソコンを通して言っていた
”涼宮ハルヒは何もない所から情報を生み出す力を持っていた”
”この情報創造能力を解析すれば自律進化への糸口が掴めるかもしれない”
など、どう解釈すればよいのか考える事がいろいろあるんですよね(^^;
投稿: フレア | 2006年7月23日 (日) 13:27
多分今週は仕事が忙しくなり、こちらへお邪魔するのは
週末になってしまうと思うので、いまのうちに感じた事を
書き留めて置くことをお許し下さい。
なんとか無事に最終話まで辿り着き、一応のハッピーエンドを迎えることが(?)できたわけですが、
私はそんな中でもひとつの懸念材料が残っていると思います。
それは第10話で朝倉涼子と長門有希は闘いすさまじい攻防の末
長門有希が勝利します。
そして負けた朝倉涼子は情報連結を解除され消去されます。
そんな彼女が消えゆく中で言ったセリフに
「でも気をつけてね。情報思念体はこのとおり相反する意識を
いくつも持ってるの。
いつかまた私みたいな急進派が来るかもしれない。」
これに対しては長門有希が最終話で「私がさせない」と宣言
しているので、とりあえず心配はないですね。
ただ気になるのは、そのあとのセリフ
「それか、長門さんの操り主が意見を変えるかもしれない」
もし万が一そのような事態になったらどうなるのか・・・?
キョンたちと出会った頃の有希ならば、たとえそのような
命令が下ってもなんら躊躇することなく彼の殺害を実行して
いたでしょう。
でも、いまの長門有希にはほんのわずかながらも自意識・
自我が芽生えているし、なによりもキョンに対して好意を
抱いているとも思える素振りさえ見せている。
こんな状態の有希に彼女の背後の穏健派(?)が方針転換を
して急激な変化を望んでキョンの殺害を命じたとしたら、
果たして有希はどういう判断をしてどんな行動に出るのでしょうか。
恐らく彼女のことだから表情には出さないでしょうけど、
心の中ではもの凄い葛藤があることは間違いないでしょうね。
そこで最終的に長門有希が出す決断は・・・。
1・迷いながらも結局は命令に従い実行する
2・命令に従い実行はするものの、彼女は敢えて敗北することでキョンを守る
3・悩みぬいた結果、彼女は自分で自らの情報連結を解除して消え去る
もし、1を選んだとき誰がキョンを守るのか。超能力者の
古泉一樹でも有希の攻撃を防ぎきる力を持っているようには
思えない。
それならば他に大勢いるとされているインターフェイスが
ひとり、もしくは複数登場して彼女に対抗するのかも
しれない。
2・3を選んだら・・・これも悲しい結末ですよね。
造り換えられた新しい世界で再出発しても、こういう危険な
懸念材料が内在しているように思えてなりません。
投稿: フレア | 2006年7月23日 (日) 20:57
>フレアさん。こんばんは。早速の書き込みありがとうございます。
溜まっていたものをたっぷりと吐き出しましたね^^
途方に暮れていたとのことですが、楽しく書いていただけたようですね。
こうやって、溜まっていたものを出したら、今度は皆さんが書いた感想をじっくり読まれてはいかがでしょうか。
僕のも含めて、それぞれの人間性で受け止めて書いている感想を読み込んでいくことで、様々な発見をすることがあるかもしれません。
そうやって読み合っていくことで、様々な意見交換や対話が進んでいきますしね。
僕のところだけでなく、それぞれの記事にトラックバックを下さっている方々の感想も、読み応えのあるものが多いと思いますよ。
>ツキサさん。こんばんは。初めまして。僕の記事を読んで下さって、コメントも下さってありがとうございます^^
僕の感想を読んで、原作、アニメの面白さを再発見して下さったというのは、とても嬉しいです!!
作品の持つ楽しさを僕なりに表現することができたのだとしたら、頑張って感想を書いた甲斐があります!^^
登場人物の名前は、面白いですよね。
ハルヒとキョンの名前について、いつもトラックバックなどでお世話になっているてりぃさんが考察されています。よろしかったら是非お読みください。
http://terry.blog1.fc2.com/blog-entry-1007.html
↑こちらです。
≫ 名前の記し方も、無意味なものではないと思うんですが・・・分類基準は何なんだろう?
僕も名前のことはやはり気になったりはしていましたが、特に考えてはいませんでした。
なんとなく今思うのは、見る者に「先入観を抱かせる程度」によって違いがあるのかなぁ、というものでしょうか。
フルネームには、明確な先入観を持たせる意図があるような気がします。
漢字のフルネームがあれば、そこにはっきりとした「個体」としての存在感が個性と共に生まれるように思います。
苗字だけのキャラクターは、フルネームのキャラクターよりも印象を弱めてあるような気がします。それによって親近感も出てくるような感じもあるかもしれませんね。
ハルヒとキョンは、カタカナであることで、名前から受ける個性の印象をかなり抑えているように感じます。
すごくニュートラルな立場に置いているというか。誰でもその立場になれる、というような、そんな感じでしょうか。
特にキョンは、あだ名でしかないことで、名前から受ける印象、個性は限りなくゼロに思えます。
シャミセンは、アニメだけの印象だとなんとも言えないのですが、キョンの家にいるのでしょうか?「キョンの家庭」が「現実」を象徴する存在だとしたら、シャミセンも「現実」寄りの何かを持っている、ということなのかもしれませんよね。…思いつきで書いているので、こじつけですけれども。
特に考えはまとまらないのですが、とりあえずまとめると、名前があればあるほど、物語上の個性が強くなって、非現実の存在(物語的存在)になり、名前が無ければ無いほど、現実の存在(非物語的存在)になっているのかもしれませんね。
あぁ。そう考えると、ハルヒは苗字がはっきりあって、名前が不明確な描写なわけですから、「非現実と現実(物語と非物語)」の狭間のキャラクター、なんてなことも言えるのかもしれませんね。
ツキサさんも、何か思いつくことがあったら、是非教えて下さい。
勿論、名前のことに限らず、感想や思ったことなど、よろしかったらまた書き込んで下さいね!^^
投稿: だんち | 2006年7月25日 (火) 22:04
丁寧な応対ありがとうございます。「個性の印象」・・・確かに名前がハッキリしている人物ほど、そのパーソナリティは(ぶっ飛んでいたとしても)明確な気がしますね。こういうことにお気づきになるのは流石物書きさんだなあと思います。例によって全然気がつきませんでした・・・
実は前回は小説のネタバレになるんじゃないかと思って書かなかったんですが、幸い第0話でしっかり出ていることに気がついたんで書きます。アニメでもう一人、「苗字+カナ名前」の人物がいるんです。
朝比奈ミクル、つまりあの自主制作映画内の「未来から来た戦うウエイトレス」です。
自分はコレ見たとき、「本物が、偽の世界で、本当の役を演じている」とか「隠されていた正体(能力)がハルヒにも明らかな状態」とかカナ名前の属性を考えたんですが・・・ハルヒに上手く当てはまらなくて。
前者は仮に古泉が言う「ハルヒ創造主説」なら途中まではよさそうだけどハルヒの本当の役って何だということになるし、後者は映画撮影中はハルヒも「監督だから」という理由で自分が世界を好きにできることに納得しているからいいが、普段からハルヒかカタカナで書かれてることに筋が通らない。キョンに至ってはもうサッパリ^^;
創り手側が情報の受け手に与える印象を操作する為だとすると、「朝比奈ミクル」についてはあまり当てはまらないような気がしますし。そもそも映画での「ミクル」表記にはあまり意味はないのかもしれませんが。
カナ名前の新キャラクターが出てくれば少しは解るかなあ・・・さらなる迷路を開いてくれるかもしれませんが
投稿: ツキサ | 2006年7月26日 (水) 22:51
おはようございます。
ココログの方に時系列シャッフルについて思うところをやや長めに書いてみました。よろしければ読んでみていただきたいと思います。
http://rinsenan.cocolog-nifty.com/rinsenan/2006/07/post_e374.html
時系列順に「憂鬱」Ⅰ~Ⅵ迄を見てみるとⅢまでのややまったりな展開とⅣ以降の唐突すぎる展開にやや面食らいます。
そういえばだんちさんは「憤慨」を買われたのですね、私も放送終了後「退屈」以降の原作を買って読んだのですが、OPフィルムに「憤慨」収録作まで反映されていたことに驚きました。
アニメ制作時には既に雑誌に発表されていた作品であることは確かですが、スタッフがちゃんとそこまで目を通していたことに軽く感動しました。
京アニの原作リスペクト体質は有名ですが、その一端を垣間見た気がします。神は細部に宿るということですね(なんか違う?)
投稿: 臨川庵 | 2006年7月28日 (金) 08:07
連投失礼します。
>ツキサさん
映画ではイツキとユキもカナ表記されています。
とはいえハルヒとキョンは単に文中で目立つからだろう、としか思っていなかった自分が恥ずかしくなるような考察に目が覚める思いです。いやホントはいま眠いですけど。
ところで、古泉とみくるも、果たして本名なんでしょうかね?
フルネーム組はハルヒに見せている顔とキョンに見せている顔と二種類(以上)の顔を持っている、いわば裏のある、仮面を被った人物である点で共通しています(原作「陰謀」までの展開を踏まえた根拠になってしまいますが)。
宇宙人組が偽名というか、名前は便宜的な記号に過ぎず機関組も多丸兄弟がホントに兄弟か知れたもんじゃない以上偽名の可能性はありますね。そいや新川さんは下の名前ないなぁ、勝手に明夫と呼んでましたが(笑)
ここまで思いつくと一足飛びにだんちさんの「フルネーム組は非現実的存在」という着眼の補強になるんじゃないか、と発想が飛躍してついつい書き込んでしまうのが私の悪い癖のようです。
あ、今なんか「涼宮ハルヒのドーナツ」(http://d.hatena.ne.jp/kazenotori/20060526)に繋がるような気がしたりしなかったり。
失礼いたしました~。
投稿: 臨川庵 | 2006年7月28日 (金) 08:45
皆さま、暑中お見舞い申し上げます。
さて時系列視聴といっても私の場合は第1話と野球大会の回と
孤島症候群の前・後編を消してしまったので完全なものでは
ないんですが、それ以外は残しているのでなんとか楽しめます。
第2話を見ました。前半部のハルヒの髪は長かったんですよね。
いま見てみるとちょっと違ったイメージがあって良いです。
ただ、この期に及んでも彼女が世界の中心とか世界を造ったとか
なにか特殊な能力を持っているようには見えないんです(^^;
片鱗でもいいから能力を見せて欲しかった・・・。
「片鱗、そのイチィ~」て感じで(^^)
第2話では、のちにキョンの命を狙う朝倉涼子が会話に割って入って
きますね。(それにしてもこのひとは他人の間に入ってくるのが
お好きなようで・・・)
キョンにハルヒをクラスに溶け込めるよう促しますね。このときは
単に優等生的な発言と感心したんですが、改めて聞くとなんだか意味深。
あの顔で「お・ね・が・い♪」なんて言われたら、私なんかは
「ヨッシャー、ま~かせなさい!」と全面的に引き受けてしまいますよ。
第1話はたった一度しか見ていないのに妙に頭の隅に残って
いるんですよね~。
SFだかなんだか訳のわからない映像が延々と流れて・・・。
いつになったら本編が始まるのかと待ってたら遂に終了(^^;
涼宮ハルヒの憂鬱でなく、見ているこちらが憂鬱になってしまいそうな
放送開始でした。
投稿: フレア | 2006年7月30日 (日) 11:51
やっと梅雨明けですね。
ご無沙汰しております。山崎しんのすけです。
DVD版の「憂鬱Ⅰ」で朝倉さんの出番が増えていてヒャッホォ!気味な気分です。そりゃあもう、「おねがい」されたらくるくるシャッフルしちゃいそうなくらいの。朝倉さんに呼ばれたら出しちゃいますよね音符。黒い方だけどな!
それはさておき、自分はまだ時系列やっていないのですが、だんちさんの時系列感想、たいへん興味深く読ませていただきました。
何がといえば、谷口です。
キョンはあの通りの男ですから、谷口にも国木田にも口ではろくなことを言わないわけですが、入学して半年をとうに過ぎたあの「サムデイ」のエピソードでも、あれだけアホアホ言いながら見放すこともなく付き合っている。ならやっぱりキョンは大事にしているんだし、いいところの(も?)ある奴なんだろうな、というのを、スタッフがちゃんと汲み取って、味のあるキャラに仕上げてくれていますよね。ハルヒと谷口はアニメ化で得をしたと思います。WAWAWA忘れ物~。
しかし、だんちさん推測の如く谷口が未練たらたらとしていろいろなものを見てみると、確かにいろいろなものが浮かび上がって来るような気もします。袖にされた女と微妙なコネクションが続いている状態っていうのはなんというか苦いような甘酸っぱいような、辛いような嬉しいような、居心地のいい居住まいの悪さというか。わけわかんないですね。こんなことを書いていると自分がどういう高校時代を送っていたか丸わかりで恥ずかしいですな。頑張れよ谷口。可愛い子いっぱいいるじゃんあの学校。アニメ補正込みだけどさ!
それにしても、いわゆる「二期」についてはある程度織り込み済み、とも取れる監督発言もあり、重要なエピソードが抜けているのは既定事項なのですが、放映順で見ると綺麗にまとまっているように思える話が、時系列に並べ直すとそういう風に思われるような構成になっているというのは、これは、ひょっとするとひょっとするのかな、という気もします。
だって、DVDで観る人は、時系列で観るわけですよね。
で、観た人がみんな、「抜けてるエピソードがあるぞ」と思ったとしたら。
「つまりこれは、DVDを買った人のあいだから、
二期制作のムーヴメントを起こさせようという
京都アニメーションのティーザー広告だったんだよ!」
「な、なん(略)」
石原監督、おそろしい子……!
失礼いたしました。
それではまた。
投稿: 山崎しんのすけ | 2006年7月31日 (月) 00:44
>ツキサさん。こんにちは^^
お返事が遅くなってすいません^^;
なるほど!ツキサさんと臨川庵さんがご指摘して下さったように、彼らの自主制作映画では、ミクルを始め登場人物が「漢字+カタカナ」で表記されていますね。
その表示のされ方は、ハルヒとまったく一緒なんですね。
≫ 自分はコレ見たとき、「本物が、偽の世界で、本当の役を演じている」とか「隠されていた正体(能力)がハルヒにも明らかな状態」とかカナ名前の属性を考えたんですが・・・ハルヒに上手く当てはまらなくて。
なるほど。そういう方向で考えていくと、何か掴めそうな感じがしますね。
僕が今とりあえず思うのは、「漢字+カタカナ」の人物は「本物が、偽の人格を演じている」という感じではないかな、というものです。もっと言うと、「本質と表面」もしくは「現実と虚構」という感じかなぁ、と。
映画では、「真実」と「虚構」がまぜこぜになっているわけですが、それをヒントに「涼宮ハルヒ」という人物を見ることもできるのかもしれないですよね。
僕には、ハルヒのあの「周囲を無理矢理巻き込んで」「大騒ぎをして」「自分勝手に振る舞って」いる様子が、彼女のそもそもの本当の姿には思えなくって、そういった部分は「カタカナ」表記が示す表面的な、虚構的人格なんではないかなぁと、感じています。
キョンのナレーションにしても、徹底して本心を隠すものになっているわけですが、「カタカナ」表記によって「本当の名前を明かさない」「本来の表記を見せない」というところに、「この人は虚構の人物像を演じていて、その本心は違うところにある」なんていうヒントとしても見れるのかもしれないですよね。
映画の表記と一緒、というところから「実は演じている部分がある」という捉え方をしてみる、ということですね。
ツキサさんの書き込みから思いをめぐらせて長々と書いてしまいましたが、この物語を見る上での重要なヒントを示してもらえたように思います。ありがとうございます^^
≫ カナ名前の新キャラクターが出てくれば少しは解るかなあ・・・さらなる迷路を開いてくれるかもしれませんが
物語上で本心を隠して演じているのが、ハルヒとキョンの二人であるのなら、これ以上は基本的に登場しないのかもしれないですよね。個性の印象を削るというテクニックでもあるとしたら、ハルヒとキョンに感情移入して見せなければならないものにもなりますし。
どうでしょうね。さらなる迷路もまた、それはそれで迷い込んでみたいですね^^
>臨川庵さん。こんにちは。コメントありがとうございます^^
お返事が遅くなってしまってすいません^^;
おお!臨川庵さんもココログでブログを書いていらっしゃったんですね!
紹介していただいた記事、読ませていただきました。
「直接の知人以外は見ない前提」と書いてあるのを見て、「お。僕は知人認定されている!」と嬉しくなりました^^
「酒の席での話し方」というようなことも書いてありましたので、そういう前提を持って楽しく読ませていただきました。
≫時系列順に「憂鬱」Ⅰ~Ⅵ迄を見てみるとⅢまでのややまったりな展開とⅣ以降の唐突すぎる展開にやや面食らいます。
あー。僕はあまりそういうのは感じませんでした。
時系列で見て改めて思ったのは、「憂鬱Ⅵ」まででワンセットなのではなく、「退屈」までで前半一本なんだな、というように思いました。
≫そういえばだんちさんは「憤慨」を買われたのですね、私も放送終了後「退屈」以降の原作を買って読んだのですが、OPフィルムに「憤慨」収録作まで反映されていたことに驚きました。
ありましたね!びっくりですよね。キャラクターと作品に対する愛情を持って制作したんだということが良く分かりますね^^
≫宇宙人組が偽名というか、名前は便宜的な記号に過ぎず機関組も多丸兄弟がホントに兄弟か知れたもんじゃない以上偽名の可能性はありますね。そいや新川さんは下の名前ないなぁ、勝手に明夫と呼んでましたが(笑)
確かに、偽名っぽい感じがしますよね。フルネームでわざわざ登場する場合は、何かちょっと疑って見るのも面白いかもしれませんね。
その意味では、確かに新川”カリーニン”明夫氏は、苗字だけでちょっと違いますね。実は普通の人だったりするのかもしれないですよね。
≫ここまで思いつくと一足飛びにだんちさんの「フルネーム組は非現実的存在」という着眼の補強になるんじゃないか、と発想が飛躍してついつい書き込んでしまうのが私の悪い癖のようです。
補強して下さってありがとうございます^^
悪い癖なんかじゃないですよー。こうやって親しく書き込んでいただけて嬉しいです。
名前がはっきりあればあるほど、それが本当なのか嘘なのかはっきりせず、より不確実な存在になっているのが面白いですよね。
≫あ、今なんか「涼宮ハルヒのドーナツ」(http://d.hatena.ne.jp/kazenotori/20060526)に繋がるような気がしたりしなかったり。
ちらっと見てみましたが、原作完読の方が書かれているようですね。僕も原作を全部読んでみたら、改めて読ませていただこうと思います^^
>フレアさん。こんにちは。
暑中見舞いのお言葉、ありがとうございます^^
いくつか録画を消してしまったのですね。でも、残った話数でも楽しめたというのは、やはりそれぞれの回が楽しいものだったからなのでしょうね。
≫ただ、この期に及んでも彼女が世界の中心とか世界を造ったとか
なにか特殊な能力を持っているようには見えないんです(^^;
それだけ、ハルヒが普通の女の子に見えるということですよね。僕にも最初から彼女がすごく普通の女の子に見えていましたが、その視点がこの物語を見る上では重要なのでしょうね。
特殊な能力は、誇張表現であって、ああいう感情のゆれ方は、普通の女の子にとって起こりうる、普遍的なことなんではないだろうか、と思えます。
だから、
≫片鱗でもいいから能力を見せて欲しかった・・・。
「片鱗、そのイチィ~」て感じで(^^)
という見せ方をしてしまうと、途端にハルヒがサイエンスフィクションのヒロインになってしまって、感情移入できる対象ではなくなってしまうのだと思います。
もしかして、本当は特殊な能力なんてないのかも?という見方をしてみるのも、面白いかもしれないですよね^^
≫あの顔で「お・ね・が・い♪」なんて言われたら、私なんかは
「ヨッシャー、ま~かせなさい!」と全面的に引き受けてしまいますよ。
キョンはもう、この時点でハルヒしか見てないんですよきっと。ヤツの方からも、ラブラブ光線送っているんですよね^^
≫第1話はたった一度しか見ていないのに妙に頭の隅に残って
いるんですよね~。
SFだかなんだか訳のわからない映像が延々と流れて・・・。
いつになったら本編が始まるのかと待ってたら遂に終了(^^;
あははは(笑)僕も最初「何かのCM?」と思っていました。でも、途中で意図に気づいて「何を見せたいのか?」と読み解こうとする見方に切り替えました。
その意味では、とても重要な第1話だったように思います。
>山崎しんのすけさん。こんにちは^^
梅雨明けましたね!
暑くても爽やかな感じになって、気持ちも明るくなります^^
時系列の感想を読んで下さって、コメントも書き込んでいただき、ありがとうございます。
≫DVD版の「憂鬱Ⅰ」で朝倉さんの出番が増えていてヒャッホォ!気味な気分です。
僕はまだDVD版は見ていませんが、カットが増えているそうですね。いつ見ることになるか分かりませんが、楽しみです^^
谷口のストーリー、楽しんでいただけて嬉しいです。
なんかもう、どうでもいいのに、と思いつつも、面白いなぁと思ってたっぷり膨らませて書いてしまいました^^;
≫ならやっぱりキョンは大事にしているんだし、いいところの(も?)ある奴なんだろうな、というのを、スタッフがちゃんと汲み取って、味のあるキャラに仕上げてくれていますよね。ハルヒと谷口はアニメ化で得をしたと思います。WAWAWA忘れ物~。
なんだか人間味のあるヤツですよね。みくると一緒に池に落ちたり、忘れ物を取りに来てキョンと有希を目撃して慌ててみたり。
朝倉が一押しだ、と言いつつも、ハルヒのことはああやってキョンに吹き込んでみて遠ざけようとしてみたり(推測)。
そういえば、キョンがハルヒに話し掛けた時、ハルヒは「誰に何を言われたか知らないけど、多分全部本当のこと」みたいに言っていましたが、今になって思うと、「谷口のヤツが吹き込んだんだ」って分かっていたのかもしれないですよね。
そう仮定すると、ハルヒと谷口の「ちょっと腐れ縁」的な少しだけこなれた関係が見えるような気もします(気のせいかしら)。
≫袖にされた女と微妙なコネクションが続いている状態っていうのはなんというか苦いような甘酸っぱいような、辛いような嬉しいような、居心地のいい居住まいの悪さというか。わけわかんないですね。
わかります。その痛痒い感じ。カサブタが直りかけて、でもついまた傷つけて、みたいな。
いやもう、そうやって思うと、本当に谷口に感情移入できるポイントが明確で、たまんないですよね!
学校という狭い世界の中での青春だからこそ、誰もが経験するような甘酸っぱさがありますよね。
≫頑張れよ谷口。可愛い子いっぱいいるじゃんあの学校。アニメ補正込みだけどさ!
あははは(笑)
ヤツがハルヒへの忘れられない想い(推測)を乗り越えないといけないですよね。もし、中学三年間、想いを持ち続けたんだとしたら、乗り越えるのも大変かもしれないですよね。
それにしても、確かに可愛い女の子いっぱいいますよね。特にクラスになんだかすっげぇ可愛い眼鏡っ子がいたような気がします。気になります!
≫時系列に並べ直すとそういう風に思われるような構成になっているというのは、これは、ひょっとするとひょっとするのかな、という気もします。
そうですね。
僕が時系列で改めて見直してみて思ったのは、「これは、元々2クールのオファーだったのではないか?」というものでした。
だけど、スケジュール的に無理だから、二回に分けた。というような、そんな感じかなぁって。
間違いなく、二期はあると思います。
≫ 石原監督、おそろしい子……!
むしろ、社長でありプロデューサーである八田夫妻こそが恐ろしい子達であるかもしれないですよね^^
社員の能力を有効に発揮させ、スポンサーにも自分達の意思を了承させ、息子さん(多分)も作品のために働かせて。
すごいリーダーシップだなぁと思います。
アートランドの石黒昇氏もそうですが、アニメーション黎明期や発展期に活躍していた人達が、優秀な人材や作品を生み出していることが、本当に素晴らしいことだと感じます。
何はともあれ、第二期を楽しみにしたいですね!
投稿: だんち | 2006年8月 2日 (水) 15:01
どうも、うっかり八兵衛のフレアです(^^)
わらび餅はっけ~ん!
と言っても皆さんは既にご存知かと思いますが・・・。
見ていて面白いと思ったことは、キョンの心の中の呟きに
(ナレーションも含めて)対してハルヒが実際に返事をして
いるんですよね~
まずは第2話Aパートの最後、ハルヒの髪型が話題になった翌日
キョン:「それにしたってオレが指摘した次の日に短くするってのも
短略的すぎないか?おい!」
ハルヒ:「別に・・・」
ただ、このあたりはご愛嬌ということで・・・(^^;
続いてミステリックサインの前半部、パソコンの前でのやりとり。
SOS団の(酔っ払ったサナダムシ風)エンブレムを作ったハルヒへ
キョン:「そう言われて見るとそんな気がしないでもないような
あるような、でも大声で言いかねるくらいには見えないでもないね。
さて、オレは一体いくつ否定語を重ねたかな?
暇なヤツがいたら数えてくれ。」
ハルヒ:「いちばんヒマなのはあんたでしょ。それよりこれを
SOS団サイトのトップページに載せようと思ってるの。」
キョン:「トップページしかないこのショボくれたサイトにか?」
ハルヒ:「あんたの作ったこのサイトは訪問者が増えないのよ。
遺憾を覚えるわ。」
ま、この間のキョンの顔は画面から外れているので、彼が実際に
じゃべっているのか、はたまた心の呟きなのかはわかりませんけど。
そしてまたミステリックサインから、部室へ入ろうとする彼が
キョン:「なんだお前だけか?」と心の中で呟きますが
ハルヒ:「有希もいるわよ」と答えています。
その後改めて「なんだ、お前と長門だけか?」と問いかけてますね。
それから第10話の後半部、朝倉涼子事件の翌日の教室で
キョン:「そうでなくともオレはまたまた懸案事項をかかえて
いるんだからな・・・」
ハルヒ:「なに?それ。」と答えているんですよね。
これ以外でもこういうやりとりがあるかもしれません。
PS:第10話といえば冒頭で落ち込むハルヒにキョンが言うセリフ
「涼宮、前にも言ったかもしれないけどさ、見つけることもできない
謎さがしなどスッパリ辞めて普通の高校生らしい遊びを開拓してみたら
どうだ?」「いい男でも見つけて市内の散策なら(この間がちょっと
聞き取りにくかったので言葉がわかりません・・・)デートにもなって
一石二鳥だろうが。」
これと同じような事をキョンは第4話の中で、サイトを立ち上げたものの
一向にメールが来ない事に苛立つハルヒをぼんやり眺めながら心の中で
言っていただけなので実際にハルヒには言ってはいませんよね。
さらに、国語が苦手なキョンですが意外なことに
賢しい(さかしい)~第2話の冒頭での彼のつぶやき
施錠・語句・謝辞・譲渡・契機~ミステリックサインでの呟き
など、普段はあまり使わないような言葉を用いていますね。
こちらの方も探せば他にもあるかもしれませんよ~
投稿: フレア | 2006年8月 6日 (日) 10:29
こんばんは。たこーすけです。
だんちさん!!来ましたね谷口くん!
これは、ヤバイ!もう心の琴線を鷲づかみですよ。
いや、ぼくも時系列で見直してみて、思ってた以上に谷口くんが登場していて気になっていたのですが、ここまでは思いが至ってなかったです。
ビシビシきますね。これは凄い。ヤラレタ!
山崎しんのすけさんも仰ってる通りです!わかります。わかりますよ!
谷口ぃ…辛いよな?すごく…こう、辛いよな?うん。わかるよ?わかるよぅ…(泣)
でもな谷口。人は人生で3回モテル時期が来るらしいぞ?まだまだこれからだぞ?お前は結構イケメンさんだし、大丈夫だって。ホントホント、大丈夫だって。でも、3回目は自覚的になっとけよ?取り逃がすなよ?
もう、やっばい。谷口くんに感情移入しまくり!
だんちさんお見事でした。
ぼくは野球大会のハルヒの「あんたには期待してないわ」がちょっと嫌だったんですよ。
でも、だんちさんストーリーでみると、いいですね。ここ、すごく、いいですね。ほろ苦いですね。でも、シカトされるより、よっぽどいいですよね。
谷口ぃ……大きくなれよ?
うわー。もうだめだ。もう今日はだめだ。終わり終わり。
自分の感想ですか?2つ3つありますが、また今度今度。
いやー、お見事でした!!
それでは。
投稿: たこーすけ | 2006年8月 8日 (火) 02:55
>フレアさん。こんにちは^^
キョンのモノローグとキャラクターの返答は面白いですよね。
シミュレーションゲーム風な作りとも言えるのかもしれないですね。
言葉に関しては、元が小説なだけに、普段のアニメや漫画なんかとは違った言葉が多く出てきますよね。
アニメで文字を見せられない中でああいう言葉を使っていくのはけっこう挑戦だよなぁとも思います。
また、漫画版は読んでいませんが、「これを漫画にするのはかなり大変だぞ…」というのが漫画描きとしての実感です。漫画って画面の中にあんまり言葉を多く入れられないんですよね。
でも、小説原作であることを活かして、アニメや漫画の常識が覆っていって、より面白い表現が増えていくといいなぁと思います。
>たこーすけさん。こんにちは^^
「ブレイクハート谷口君」を楽しんでいただけて嬉しいです!
琴線掴まれましたか!
いやー。谷口君の切なさは、想像すればする程共感しまくってしまって。悶絶することしきりでした。
時系列で見直してみると、彼とハルヒの関係がすごく近いものだっていうのが分かるんですよね。
ハルヒの願望実現能力と、谷口が4年間も同じクラス、席もすぐ後ろ…そういった条件が頭の中で繋がって、ああいうストーリーが浮かんできたわけですが。そうやって見ると野球の回での「期待してないわ」なんかも、ちょっといい感じになりますよね。なんだか、あの二人だけに通じる会話にも見えるような。三年間同じクラスで過ごしてきた、「昔の男」相手だからこその「複雑乙女心発言」、というような。
だけど、「今の男」にはちょっとむすーっとしてみても、すぐ無防備な笑顔になってみたり…くはーっ!やっぱり谷口切ないですね!!
≫谷口ぃ……大きくなれよ?
ああいう軽そうに見える奴なのに、心の内ではずっとハルヒに対する思いを持ち続けたりしてるっていうの、ありそうですよね。
是非いい子を見つけて欲しいですね!^^
それにしても、やはりこの作品はリアルな青春群像を描き出しているんですね。
サブキャラも含めて、一人一人が「生きている」感じがちゃんと伝わってきて。
たこーすけさんがENOZメンバー一人一人の心情に思いを馳せたように、谷口君の青春も、やはりいろんなものを感じさせてくれますよね。
見れば見る程、良い作品だよなぁと思わされます。
原作を読む時も、谷口君は要チェックですね!^^
たこーすけさんの感想もお待ちしております!!
まだまだ語りましょー!!^^
投稿: だんち | 2006年8月11日 (金) 17:35
こんばんは。たこーすけです。
遅くなってしまいましたが、時系列視聴の感想を書かせていただきます!
まず、四季を感じました。
憂鬱Iの春からサムデイインザレインの冬まで、春夏秋冬をとても気持ち良く感じることができました。
そして改めて、ああこれは一年間の話なんだよなと思いました。
ただの一年間ではなく、高校一年生の一年間。
あ。四月から十二月までですけれども。
改めてこの作品を「高校一年生の一年間」としてみると、とても首肯するところが多かったです。
自分自身を振り返ってみても、高校に入学したばかりの四月。
新しい環境で右も左もよくわからず。
中学からの友人知人も何人かいたけれども、やはり見知らぬ人が圧倒的に多くて。
そして、まだまだ視野が狭いから、他人のことも、周囲の状況・環境についても、その見える範囲はとても狭く、限られている。というか、ほとんど見えちゃいないし、全然ちゃんと認識・把握できていない。
でも春から夏、秋冬と一緒に過ごすことによって、だんだんとお互いのことがわかり、仲良くなっていく。
ハルヒの変化していく様子。
それは、ハルヒが他者と関わり合い成長していく様子であったわけですが。
この物語はあくまでキョンの視点からのものだということをふまえると、入学当初は狭かったキョンの視野が徐々に拓けていき、だんだんとハルヒのことがわかっていく様子とも受け取れるように思いました。
高校一年生の春。
出だしにすごく飛ばして、いろいろ仕切っちゃったりして、でもそれはちょっと空回り気味でもあったりして。
そんな人の存在感が、季節が移り変わっていくとともに、だんだん消えていってしまったり。そう、朝倉さんのように。
春。おとなしくて、あまり気づかなかった人が、じつは部活とかでスゴイ活躍をしちゃう実力を持った人で、だんだんと存在感を増していったり。それは、長門さんのように。
部活。途中入部してきたくせに、じつはすごく上手くて、いつの間にやら欠かせない存在になる人とかいませんでしたか?古泉くんのように。
だんだんとみんなのことがわかっていく。そんな高校一年生の一年間を思い出してしまいました。
うおっ。続きはまた。
ひとまず、それでは。
投稿: たこーすけ | 2006年8月12日 (土) 04:40
お盆休みとあって時系列視聴といきたかったのですが、
けっきょくランダム視聴(?)となってしまいました(^^;
いろいろ見た中で今回取り上げたいのは第7話(かな?)の
ミステリックサインです。
各話ともそれぞれ謎あるいは謎めいた部分はあるんですが
このミステリックサインでは他とは違った謎を感じたので
ちょっと書いてみます。
全14話は順番こそ違えども一応ひとつの流れの中で展開して
いくんですけど、この第7話はちょっと浮いているというか
他との繋がりが見えてこないんです。
まず最初はオープニングでキョンが語る
「七夕の時、憂鬱だったハルヒは・・・」のナレーションで
始まりますが、その時のエピソードが欠けているんですよね。
まぁ、それは14回という放送枠に入れる事ができなかったので
仕方がなかったのでしょうけど・・・。
そして放課後、部室に入ってきたキョンとハルヒの会話
キョン:「それでお客ってなんだ?」
ハルヒ:「あんた覚えてないの?」
これに対してキョンが(心の中の呟きですが)
「3年前の七夕がどうとか言うつもりじゃないだろうな」
このあとのキョンはちょっと焦っているような感じで
受け答えていますね。
ハルヒ:「あんたがやった事じゃないの。私の許可も得ずにね」
キョン:「なんの事かな・・・?」
ハルヒ:「あんたが貼ったポスターの事よ。」
キョン:「あぁ・・・それか・・・」
う~ん、またしても七夕、しかも3年前と言っている。
今年の七夕に何があったのか、そして3年前の七夕とは?
なぜこの時キョンは焦っているような素振りだったのか?
いまさらですが気になります(^^;
そしてすったもんだの末、エンディングで部室でキョンが
有希を見つめながら(またまた心のつぶやきですが)
「それともオレたちを巻き込んだのは長門、
お前の希望だったのか?
殺風景な部屋で何年も暮らす宇宙人製のアンドロイド。
長門・・・やはりお前にもあるんだろうか?
ひとりで居るのが寂しい・・・と思うことが。」
ここでミステリックサインは終わりますがなんともミステリアス。
この時彼が感じたことが「射手座の日」でパソコンをいじっている
有希が楽しそうに見えたり、時間があるときという条件つきで
コンピ研へ遊びに行くのを勧めることに繋がっているんですよね。
コンピ研といえばあの部長の名前も気になります。
部室で喜緑さんが彼の名前を言おうとした時なぜか猫が出てくる。
いったいあの猫はなんなんだ~
「や」のあとが気になるじゃないか・・・(^^;
それからもうひとつ。すでに皆さんはお気付きとは思いますが
オープニングのハルヒですね。
中学時代や高校入学当初の彼女の髪は長かったですが、その後
短く(普段私たちが見慣れている長さに)切ってしまいますよね。
そこでオープニングでの彼女。
夜空を見上げる私服のハルヒはあきらかに髪が長い。
そのあとグーッと近ずくにつれ制服になり髪も短くなっていく。
ちょっと不思議な演出です(^^)
見上げる夜空に横たわる天の川、そして流れ星。
なんだか七夕を連想させてしまいますね。あくまでこじつけですが。
投稿: フレア | 2006年8月17日 (木) 18:39
第10話を見て気付いた不思議な事実・・・
1.朝からキョンはゲタ箱に入っていたメモ用紙のことが
気になっていましたね。
放課後、部室へ入ってからも差出人は誰か推測しています。
有希?みくる?ハルヒ?古泉?いずれも結論は違う。
その時ハルヒが部室へ入ってきます。が・・・。
団長席にあるパソコンはすでに立ち上がっています・・・。
いったい誰がパソコンの電源を入れたのでしょう?
キョンは部室へ入ってからはずっと窓際の壁に立っていたままで
彼がスイッチを入れた形跡はない。
キョンが来る以前に部室に居た長門有希が入れたと考えるのが
妥当なんでしょうけど、それではなぜ彼女がわざわざパソコンの
電源をいれたのでしょうか・・・・・。
さらに不可解なのは部室へ入ってきたハルヒは既に電源が入って
いることになんの違和感も覚えず、ごく当たり前のように
パソコンを操作しているんですよね・・・・
不思議ですね・・・・。
2.ハルヒがさっさと帰宅した後の部室では有希は相変わらず読書、
そしてキョンとみくるオセロをやっています。
キョンはメモ用紙に書かれていた待合わせの時間が気になっている
みたいで、携帯電話の時計をチラッと見ます。
その表示されていた時刻は「17:35」午後5時35分ですね。
そこへ古泉が「バイトがありますので・・・」と挨拶だけして
去っていきます。
そして有希が帰り支度を始めるのにつられてキョンとみくるも
帰ろうとします。
「着替えるから先に帰って」みくるの言葉にあまえてキョンは
部室を退去して待ち合わせている教室へ赴きます。
そこで待っていたのが朝倉涼子。
彼は不可解に思いながらも彼女と会話をします。
ところがその最中にキョンの背後に教室の時計が映りますが、
その時刻がなんと「6時10分」を指しているではないですか・・・
彼が携帯電話の時計を見てからあの会話の途中までなんと
35分もの時間がかかったことになりますね。
35分といえばアニメ1本分よりも長い時間。
いったい何があったのでしょうか・・・・不思議です・・・。
3.校庭にいた体操着姿の男女
冒頭の部分ではちょっといい感じの仲だったふたりですが
翌日には女の子が男の子の頬をひっぱたいて走り去っていきます。
たった一日で破局を迎えることになった原因はなに・・・?
いったいふたりに何があったのか・・・・。
番外編・涼宮ハルヒの不思議?
朝ホームルーム前の彼女はかなり落ち込んでいました。
それは授業中でも机にうっぷしていたほどの落ち込みよう。
なのに放課後部室へ入ってくるハルヒは「暑いわね~」と
普段と変わらぬ様子。
そんな短時間で急激な回復力を持つ彼女は不思議・・・
エンディング間近か、無抵抗のキョンの襟を持って廊下を
引きずり歩くハルヒ。しかも片手で・・・。
あの華奢な体のどこにそれほどの馬鹿力があるのか・・・
そのあと自主休日の張り紙をしますが、どこから取り出したの?
彼女のポケットにはいろんな物が入っているんですね。
投稿: フレア | 2006年8月19日 (土) 12:54
第13話の後半部はいろいろ考えさせられてとても楽しいです。
いわゆる思索にふけるには打ってつけかもしれませんね。
古泉一樹は「人間原理」を喩え話として引き合いに出し
「世界は涼宮ハルヒによって創られた」
「彼女には願望を実現する能力がある」と前置きして
延々と彼の持論(もしくは彼が属する機関の見解?)を
展開していきます。
人間原理を借りてこの作品を解釈すると、現時点での私たちは
宇宙というものを認識する以前の人類と同じようなものですね。
長門有希・朝比奈みくる・古泉一樹の話からハルヒがそういった
存在なんだと思わされているようなものであって、
少なくとも私たちは作中で彼女が世界を創造した事実や
願望を実現させたり閉鎖空間を創るところを見てはいない。
ですから様々な解釈や結論があっても不思議ではないですね。
例えば以前私が感想文の中で書いたような
「それがあるように思わされている」といった感じに。
もしかしたら涼宮ハルヒは少々変わった所があるけど、実際は
なんの変哲もない普通の女の子で、有希・みくる・一樹あるいは
朝倉涼子などからハルヒが特別の能力を持った特別の存在であると
思い込まされているのかもしれない。
ハルヒには願望を実現する能力がある、ように思わされている。
ハルヒによって世界が造られた造り換えられた、と思わされている。
ハルヒが時間振動の源である、かのように思わされている。
ハルヒが情報爆発の中心にいる、ように思わされている。
という結論も成り立ちますね。
ただ辻褄があわないことは、それではなぜ有希・みくる・一樹が
観察対象としてハルヒの周囲にいるのか?
彼らが観察対象としている以上、涼宮ハルヒは特別な能力を持った
特別な存在であるという結論も成り立つわけです。
この、あるようでないような・ないようであるような微妙で
不安定とも言える状況は古泉一樹の言葉を借りると
「私たちは崖っぷちで爪先立ちしている道化師のごとき存在」
なのかもしれません。
投稿: フレア | 2006年8月20日 (日) 13:25
こんばんは。たこーすけです。
ご無沙汰してしまいました…
しばらく空いてしまいましたが、感想の続きを書き込ませていただきます。
全体として、「高校一年生の一年間」を感じたという話でした。
各話としては、
憂鬱VIの閉鎖空間における部室の感じと、サムデイ イン ザ レインでの夜の部室の感じが、すごく似ていて驚きました。
窓の外が暗く、部屋の照明の感じが似ているからなのでしょうか。そして、ハルヒとキョンが二人っきりであることも共通ですね。
部室内だけでなく、校舎の外というか校門の外というか、その辺りの感じも似ているように思います。暗いからですね。
ただ、憂鬱VIで学校敷地内から外に出ることが出来なかった二人は、サムデイ イン ザ レインにおいては、ポヨンと跳ね返されることなく、学校外へと歩いて出て行きます。二人でともに、現実を一歩一歩あゆんでいくかのように。
あとはですね。孤島症候群のみくるちゃんと妹ちゃんはやばいですね!行きのフェリーでトランプしてる時とか、似すぎです。もう同じにしか見えないです!
さて、時系列視聴によって一番印象が変わったのは、退屈(野球大会)でした。
もともと、このエピソードは伏線だらけなんだな、と思っていました。
しかし時系列で改めて見たら、もう、見事に違和感が消えました。
それは、もちろんポニーテールもそうなんですが、神人のBGMから何から。
そして、対決シーンBGMでもあった4つ打ちテクノは、ここで流れてきても、やっぱり涙がでた。
頭数をそろえるために知り合いを連れてくることを申し出るところ。
みくるちゃんの方はいいとして、古泉くんの申し出に対するキョンのリアクションが、ちょっときつく感じて、少し嫌だったんです。
でも、今となっては、まあ、そりゃ赤い火の玉ボーイの一員がやってくるのは、キョンとしてもちょっと……お断りだろうなと思えます。
時系列視聴によって、違和感は随分なくなりましたが、それでも引っかかるところはあるように思います。でも、それは「七夕」あるいは「三年前」関連なのだろうと思います。だんちさんの仰るように「抜けているエピソードがある」。それによる違和感なのでしょう。
でも、ちょっとした、小さな違和感はまた別のことによっているのかもしれません。
例えば、ミステリックサインの戦闘シーン。
古泉くんの「セカンドレイド」の後のキョンの台詞「やっぱりだめか」。
でもその直後、カマドウマは倒れます。さらに攻撃をしたわけでもないのに。
ちょっと流れに違和感を感じます。
孤島症候群。
昼寝をしていたキョンは、カメラのフラッシュで目が覚めます。
その際に台詞を言っているのはハルヒ。
でも、次のシーンでカメラを持っているのは、カメラマンみくるちゃん。
台詞はハルヒの心の中の言葉なのだとは思いますが、ちょっと違和感を感じないでもありません。
あと、島にクルーザーが到着する時。
裕さんが見えたときのキョンの「そういうことは先に言っとけよ。俺たち以外にも呼ばれている人がいるなんて初耳だぞ」というのも、別にそんなにつっかからなくてもいいのではと違和感を感じます。
山崎しんのすけさんも触れられていますが、DVD版には追加カットがありますね。
一話分の尺が実は思っていたよりも短くて、すでに描いていたのに、泣く泣く切ったカットなんだそうですね。石原監督のコメントをどこかで見ました。
ということは、ぼくが感じている違和感は、尺を合わせるために切ってしまったことによって、シーンの流れが微妙に変わってしまったことによるのかも、と想像してみたり。違うかな。どうかな。
今後のDVDにも追加カットはあるのかな。流石に、最初の数話だけなのかもしれませんね。
でも、もし、まだ追加カットがあるとして。
前述したところもそうなんですが、他にも、思い当たる箇所があるのです。
それは、思い切って言ってしまいますが、憂鬱IV、長門さんと朝倉さんの戦闘シーンです。
いや、もちろんぼくも、尺を合わせるために切るカットを、あんなに気合の入ったシーンからわざわざ選ぶとは思えないですよ?
大体、第10話ですし。
まあ、もし、仮にあったとしたら、です。いや、それはないかな。さすがに。
でも、思い切って、DVD版ではここに追加カットがくると予想しちゃいます。
根拠はですね。BGMです。
この戦闘シーンのBGMは、4つ打ちのテクノです。
「4つ打ち」というのは、バスドラムが4回「ドッ、ドッ、ドッ、ドッ」と打たれることでして、このバスドラ4回で1小節となります。
もう一段階大きなまとまりでみると、ひとまとまりが8小節となっています。このひとまとまりを「1コーラス」と呼ばせてください。
以前の感想にも書きましたが、この戦闘シーンは、コーラスを単位として展開していきます。この同期はとても見事です。
さて、1コーラスは8小節から成っているわけですが、一箇所だけ、7小節のコーラスがあります。
それは、「あなたの機能停止の方が早いわ」というところです。キョンが長門さんに蹴られるところですね。このコーラスだけ1小節足りないのです。
他のところは、ちゃんと8小節で1コーラスなだけに、ここにはちょっと違和感を感じます。
ということで、ここに、1小節分追加される、と予想します。
どうかなあ。あるかな。自信は、ない、です。10%くらい?
このシーンの長さはもともとこうで、BGMの方を7小節に編集して上手く合わせたのだ、という方が妥当だとぼくも思いますし。
それに、じつはもう一箇所、8小節でないコーラスがあるのです。
それは、「情報連結、解除開始」のところでして、ここは9小節になってます。1小節余分なのです。
でも、これは、結構アリでして、展開を変えるところで1小節わざとはさんで、より鮮やかに展開する印象を与えるためと考えることができます。実際、とても鮮やかですし。
まあ、(-1+1)で、全体の辻褄は合っていると考えることもできるのですが、思い切って、上のように予想しちゃいます。
どうかなあ。
今週末、憂鬱III、IVのDVDが発売ですので、ちょっとドキドキしながらアマゾンから届くのを待ちたいと思います。
以上で時系列視聴の感想を終わります。相変わらず、長文になってしまいました。読んでくださってありがとうございました。
さて、ぼくも原作に手を出しますよ。
うわー。原作、すごく楽しみ!
それでは。
投稿: たこーすけ | 2006年8月24日 (木) 05:47
おはようございます。だんちです。
すっかりこのエントリーを放置してしまっておりましたが。
フレアさん、たこーすけさん、楽しく感想を書いて下さってありがとうございました^^
こうやって使っていただけて、用意した甲斐がありました!!
やはり、感じたこと思ったことを書いたり読んだりすることは楽しいですね^^
違和感やひっかかりを感じたりする箇所にも個性が出ますし。
個人的には、やはり音楽好きなこともあるので、たこーすけさんのBGMに関する書き込みをかなり堪能させていただきました。
8小節1コーラスのBGMに7小節や9小節という変則展開があるというのは、「なるほど!そういえば戦闘シーンのBGMはなんだかひっかかる箇所がいくつかあるような気がしていた!」と思い出させられました。
…ドラムの耳コピ譜とか書いて欲しい…SOS団のメインテーマのとか。いや、見ても分かりゃしないんですけども(笑)
戦闘シーンを見直す機会をまだ逃しているのですが、そろそろ視聴しているアニメ作品も軒並み最終回を迎えるし、近いうちに見ますですよ!
僕だけでなく、普段書き込みをされない方でも皆さんのコメントを楽しまれたことと思います。
DVDが順次発売されておりますが、今後も時系列で視聴していろいろ感じたり発見したりする方も、沢山いらっしゃることでしょうね。
これまで書き込んで下さった方も、書き込みをされていらっしゃらない方も、よろしければ、これからもどうぞこのエントリーや掲示板を使って思ったこと感じたことを書き込んでいただきたいと思います。
僕は、そろそろ原作の感想を書こうかと思っておりますが。
一気に全部書くのは無理かなぁ。
ちょっとずつでも書いていきますね。
書籍の感想って、あんまり書いていないから、ちょっと勝手が違いますね。でも、時間を見つけて書きますだよ。
そちらでも、またあれこれ語り合えたらいいですね^^
ではでは、またです!
投稿: だんち | 2006年9月21日 (木) 05:18
どうもです。
力いっぱい、何をいまさら…なところですけれども。先週、DVD最終巻「サムデイ イン ザ レイン」が届き、7か月越しで「時系列視聴」が完了しました。予告通り??、超遅ればせながらですが、感想を綴ってみたいと思います。
まず全体的な感想というか印象ですが、結果的にTV版の行きつ戻りつの構成はMUSTだったのだなぁと言う事でした。もちろん、時系列順に観ると悪かった、という意味ではないのですけれども。たぶん、これをTVで時系列順に放送していたら、あれほどのクオリティがあってなお「憂鬱」パートの途中で投げ出してしまった視聴者がいたかも知れない、という気がするんです。
原作「憂鬱」が上梓された際、ネットなんかでかなり賛否が分かれたらしいですよね。あれと同じ事が、もしかしたら媒体を変えて繰り返されたかも知れないな、と。
実際のとこ、かなり扱いづらく、共感を呼び辛いキャラだと思うんですよね>「憂鬱」のハルヒ。よく見れば丁寧に描写されているので、感受性の豊かな人には酌みとれたのでしょうけれども。
でも放送では、挟まれていた「ハルヒとキョンが仲良くなってからのエピソード」を念頭において見たために、とかくエキセントリックなハルヒですがとてもわかりやすく、思い入れできるようになっていました。そして、放送中にだんちさんがおっしゃっていたような、いわば倒叙ミステリの興趣を「憂鬱」パートに与えることに成功したわけです。
クライマックスとして「憂鬱」ラスト以上の題材がない、という事に起因する半ば偶然の産物かも知れませんが、実力あるスタッフが真剣に取り組んだからこそもたらされた「天の配剤」なんだと思います。
そしてもう一つ、「サムデイ イン ザ レイン」の愛おしさ!本放送第9話にさりげなく挟まれていた“最終回”は、まさしく最終回としてデザインされた話だったんだ、とまざまざと思い知りました。そこに長門有希がひとり座して「蹴りたい背中」を読んでいることで「消失」への含みを持たせてはいますが。少なくとも、小学校6年の頃から彷徨していたハルヒという少女の心の物語にとって、これは完璧な最終回です。世の中、ひと冒険終わったからって「すえながくしあわせにくらしました」なんて風に行くわけないと知ってしまった三十路過ぎにはちょっと眩し過ぎて涙が滲みますが。
もしかすると、谷川さんがシリーズが比較的短期で終わった場合には…と構想していたものではないかと思うほど、登場する全てのことどもへの愛に溢れた作品でした。
「ライブアライブ」が、原作のエピソードをなぞりながらも別次元のものに仕立て上げた京アニの会心作であるならば。「サムデイ イン ザ レイン」は、アニメになった「愛しき子ら」への、谷川さんの心からの餞だったのかも知れません。
****
その後、みなさま原作を読了され、だんちさんは精力的に二次創作に励まれ^^;;、mementoさんやたこーすけさんが遂に自身のblogを始められるなど、あのアニメを切っ掛けに熾った熱が今なお確かに息づいているなぁと、嬉しく思います。
気付けば巷には待望の原作新巻の噂や、第二期について希望混じりの推測が流れていますね。文字通り熱(ほとぼり)の冷めないうちに、新たな展開があらんことを…。
投稿: Iuth | 2007年1月28日 (日) 17:52
Iuthさん、こんばんは。待っておりましたよ!!時系列視聴の感想!!^^
DVDをコンプリートして全部見られたのですね。お疲れ様です!
お忙しいということでしたが、こうやってじっくりと感想を書き綴っていただけて、嬉しいです。ありがとうございます。
感想を読んでいて、Iuthさんの原作に対する愛情がとても伝わってきます。
放送時、原作未読でアニメだけ見て好き勝手に感想を書いていた僕のところに、温かくコメントを何度もいただいておりましたが。
アニメのみで楽しんでいた僕らに対して、同じ目線に立って一緒になって下さっていて。改めてこうやって感想を読ませていただいて思うのは、そうやって僕らにも優しく接して下さっていたのは、深い原作愛あってのことだったんだなぁというものです。
その深い原作愛があるからこそ、作品がもし時系列で放送されていたら投げ出した人がいたかもしれない、と「天の配剤」に胸を撫で下ろされ、
原作のネット上での賛否についても心を痛められるのでしょうね。
それは、自分の好きな作品が世間的にどう評価されているのか、を気にするようなものとは違って、どこまでも、この作品を広く愛してもらいたい、というやはり愛情そのものなのだと感じます。
Iuthさんがアニメを全て見られて、こうやって感想を下さったことで、僕の方でもIuthさんがどういう目線で作品を大事にされ、僕らに接して下さっていたのかが、こちらこそ遅ればせながら実感させられました。
思えば、お忙しくとも公式ページに変化があったりしたら知らせて下さったり、いつも作品を楽しんでいる人間のことを考えて下さっていましたものね。
作品を愛するが故に、その作品を楽しむ者にもシンパシーと優しさを持って接して下さっていたんですね。
その作品に対する無上の愛に脱帽でございます!!
そして、だからこそ
>「サムデイ イン ザ レイン」は、アニメになった「愛しき子ら」への、谷川さんの心からの餞だったのかも知れません。
というところに、Iuthさんのそこまで作品を愛する原作ファンならではの寂しさを感じるのかもしれませんね。
やはり作品というものは、生み出す生みの親がいて、それを愛し育む育ての親としてのファンがあってこそ育っていくんだろうなぁということを
改めて感じます。ずいぶん、大きく羽ばたきましたからね。あの子らは。
でも、それは、アニメになったから突然羽ばたいたのではなく、ずっと原作を愛してきたIuthさんのような方が沢山いらっしゃったからなのでしょうね。
その羽ばたきを受けて、私も二次創作に励まさせていただいております^^
見ていただけたら嬉しいですけれども、もしイメージをぶち壊すようなことがあるようでしたら、ページを閉じて呪いの言葉を僕に投げかけて下さい。甘んじて呪われますので^^;
mementoさんやたこーすけさんのブログ開設は、僕も本当に嬉しいです。仰られるように「熱」というものがいまだ冷めることがないのは、やはり原作の、そして谷川さんの作品に対する愛情や熱さ、また読者に対する姿勢あってのことなんだろうなと感じます。
新たな展開は、3月18日に何か発表があることを期待したいですね。
原作の続き、早く読みたいなぁ。待ちきれませんよ!!
あと、この作品を今思春期の子達が楽しんで10年20年経った時に、どんな大人になって、どんな作品を生み出していくのか、どんな作品を楽しんでいくのか、そういう先のこともまた楽しみですね。
約束して下さった通りの感想の書き込み、とても嬉しかったです!
よろしければ、これからも遊びにいらっしゃって下さいね!
そして原作についても、いろいろと感想を聞かせて下さい。
今後とも、よろしくお願いいたします!
暖冬ではありますが、お仕事もお忙しいでしょうし、風邪など引かないようになさって下さい。
それでは、またです!
投稿: だんち | 2007年1月31日 (水) 03:18
だんちさん、
不義理をしておりましたところに、過分なお言葉いたみいります。
去年の4月は転職して間もなく何かと気忙でしたので、アニメが始まるのは知ってましたが、局も時間帯もあまり把握していませんでした。京都アニメーションという会社をはっきりと認識してなかった事もあり、さしたる期待もしてなかったですし…。
こちらにお邪魔し、だんちさんに強くお薦め頂かなかったら、たぶんそのままずるずると見なかったことでしょう。たとえ途中からでもリアルタイムにあの空気に触れられなかったとしたら(程度はどうあれ)人生にとって明らかに損失だったと思います^^;;。
本当にどうもありがとうございました。
お話を伺っていて初めて気付かされる事も多かったのですが、観客としてだけでなく創作者や制作者の視点からもいろいろと語られたことはみな新鮮で、目から鱗が落ちたものです。そうやって作品を、なんというか「丸ごと大きく愛でる」だんちさんの心映えが、こちらを温かい交流の場にしているのでしょうね。
お励みの二次創作、「えっちなのもよろしいと思います」ので、これからも楽しみにしています^^;;。ではでは。
投稿: Iuth | 2007年2月 4日 (日) 09:56
Iuthさん、こんにちは^^
不義理なんてとんでもない。こうやってまた書き込んでいただけて、本当に嬉しいです。「約束を守る義理と人情の侠(おとこ)」と命名させていただきます^^
>こちらにお邪魔し、だんちさんに強くお薦め頂かなかったら
コメントのお返事で「1~7話も是非見て欲しい!」と確かにお薦めしましたね。「一緒にアニメを楽しみましょう!」とIuthさんのお忙しい状況などまったく知らず、巻き込むようなことも平気で言っていたし。
その上で一緒になって楽しんで下さっていたのでしたら、やはり「義理と人情の侠」!!こちらこそありがとうございます!^^
そして「人生にとって明らかに損失」を回避させられたのだとしたら、これはもう無上の喜びでございます!!
創作者視点で書いた部分も楽しんでいただけたというのも、嬉しいです。
それはもう、僕のパーソナリティになるわけですが、でもコメントを下さった皆さんが、それぞれご自分のパーソナリティで書き込んで下さって盛り立てて下さっていたなぁと改めて感じます。
原作を愛する立場からIuthさんのように書き込んで下さったり、読書、映画好きで哲学者のような雰囲気を持ったmementoさんであったり、ドラマーでありまた理系のたこーすけさんであったり。
そこに共通していたのは、何かしらの「共感」なのでしょうね。
なんとなく…みんな同年代な感じがするし^^
その共感でもって、みんなで作品を丸ごと大きく愛でてきたんだろうなと感じます。
これからも、一緒になって作品を愛していきましょうね!!
>お励みの二次創作、「えっちなのもよろしいと思います」ので、これからも楽しみにしています^^;;。
実は楽しんでいただけていた!?
ふふふ。むっつりさん♪
「義理と人情のむっつりさん」…すいません嘘です冗談です。
良かったらこれからも見てやって下さいね!
ではでは、またです^^
投稿: だんち | 2007年2月 6日 (火) 04:58