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2006年10月22日 (日)

「くじびきアンバランス」第3話を見た。

 こんばんは。だんちです。TVKにて「くじびきアンバランス」第3話を見ましたので、感想を書こうと思います。

 ネタやテンポがこなれてきて、キャラクターにも馴染んできて、ニヤニヤしながら楽しく見れる30分でございました。
 それにしても、やっぱりM男出るんですね。さすが水島努作品!

 次期生徒会として認められなければならない、という枠組みの中で信頼関係や充実感を得つつある千尋達。今回のパンダ探しも、その課題を出された時点で彼らがそれを解決することは、物語としてはもう決まっているわけですね。では、どう解決するのか、その過程で何を得るのか、こそが問題になってくるのでしょう。
 そこで出てきたのが、千尋の姉、忍先生。
 彼女が千尋愛しさのあまり生徒会活動の妨害をするのですが。
 その妨害が事態の解決を導くというドタバタ喜劇となっていくわけですね。
 その展開はとても分かりやすく、典型的な「ドタバタ」として気持ち良く見せてくれました。

 爽やかなくらいきっちりまとめられたお話になっていましたが。その分、忍先生のあの痛々しさは、なんだか本当に目立っていましたね。「うわっ…痛ったぁ…」っていうあの痛々しさ。
 設定ではどうも両親を亡くして二人で生活してきたようなんだけど。明らかに歪んでますよね。あのお姉ちゃん。
 その辺り、さり気に黒いっつぅか。
 苦楽を共にしてきた弟が成長し、自分の世界を持つことが嫌で嫌でたまらないっていうのは、ちょっとリアリティがあって、根が深いものを感じさせます。その歪みに関して、全12話の中でケリがつくんでしょうかね。意外と重いドラマも見せてくれるのかも?
 歪んでいるっちゃー、律子もなんだか歪んでるくさいですよね。
 というか、千尋達がとっても素直ないい子な分、他の連中はどいつもこいつも歪んでいる気がする。
 あー。
 そうやって見ると、くじを引いた千尋達はすごく素直な連中で、権力を持っている現生徒会だったり先生達だったりが歪んでいる、っていう構図になっているのかもしれませんね。

 「素直」が「歪み」を駆逐していく。そういうドラマになっていったりするのかな。

 なんだか。段々千尋達の周囲に歪んだ感じが見えてくるのが面白いですね。
 そういえば。
 今回、千尋達はパンダを捕まえようとするわけですが。忍は千尋を捕まえようとするわけですね。
 千尋達は笹を使った典型的な罠を地道に仕掛けて、忍は即効性の惚れ薬を他人に作らせて使おうとする。
 素直に地道な作業をすることと、歪んでインスタントな方法を取ろうとすること。
 そこを対照的に描いていたわけですね。
 その上で、結果が全く違う、というところが描かれるんですね。
 千尋はパンダを捕まえ見事課題をこなし、時乃のチューもゲットする。
 忍は千尋を得ることができず、なんだか踏まれて嬉しそうにしているM男が傍に寄ってきたくらいなんですね。

 その落差は、本来なら「あーすっきり楽しんだ!」という満足感を与えてくれるものなんでしょうけど。「悪だくみ」をして無残に失敗する悪役がこの場合千尋のお姉さんというところが、なんとも「すっきり」という感じとは違ってくるんですよね。ひっかかりを残してくれる感じで。
 律子の態度やその律子を皮肉な笑みで見る香澄の様子なども、すっきりさせない引っかかりを残してくれますよね。
 そういった引っかかりのところに、今後千尋達が向き合っていくことになるのでしょうね。

 すごく単純なドタバタ学園コメディのように見せながら、水島監督言うところの「学園青春モノ」という本質がどのように描かれていくのか。だんだん見えてきたようにも感じますが、果たしてどうでしょうね。

 あと。チュー。
 いいですね。チュー!
 青春とチューはやっぱり切り離せません!
 青春は頭ん中でこねるもんじゃなくって、肉体使ってやるもんですからね。
 チューはマジで重要ですよ。

 そうそう。
 統計を取ったわけでもなくって印象の話なんだけど。配偶者がこないだ言っていたんですよ。「女性向けの漫画にはキスしてからエッチっていう流れが多いんだけど、男性向けってほとんど無いよね」って。
 あー、そう言われてみれば、そうだよな、と思いました。
 キスシーンって、実際描くのがすごく難しい絵ではあるんですけれども。それはともかくとしても、「キス」の持つドラマ性やエロチシズムというものに対して、即物的に描かれることの多い男性向けは手を抜きすぎているのかもしれませんよね。
 んー。手を抜いているというか…人間関係としてのエロになっていないっていうことか。やっぱり、頭でこねっているというか。

 人間関係っていうのは、肉体を使うもんだよな、と改めて思います。
 それは、キスに限らず、顔を見たり話をしたりするために出掛けるとかもそうだしね。

 こういった「人間関係の肉体性」や「キスのドラマ性」とかってことに関しては、じっくりと考えたいことではあるけれども、とりあえず今は投げっ放しにして。
 ともかく、惚れ薬の匂いを嗅いだ時乃が千尋にキスをブチュッとしたことに関して、とても感心したわけでございます。
 幼馴染みがキスしちゃうなんて、なかなか爽やかなドラマじゃないですか。うっひょーって感じっすよ。
 非常に、気持ち良かったですね。見ていて。

 うっかりチューしてしまった千尋と時乃の今後も楽しみっすね。

 そんなわけで、今後どうなっていくのかを油断なく見ていこうと思っておるわけです。
 でも、次回予告では「げんしけん」メンバーの会話ばっかり聞いていて全然絵が頭に入ってきません。
 来週はどうなるんでしょうかね。
 楽しみです!

 ではでは、またです!

 参照:「なぜアニメの感想を書くのか。どういったスタンスで書くのか。」
    :「物語り人(ものがたりびと)」であること。…学習機会レポート2
    :「物語作りの基礎。普遍的土台と誇張表現の調和により生まれる適度な感情移入…学習機会レポート」

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受信: 2006年10月24日 (火) 18:14

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受信: 2006年10月26日 (木) 16:50

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