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2006年10月19日 (木)

「ネギま!?」第3話を見た。

 こんばんは。だんちです。「ネギま!?」第3話を見ましたので感想を書きたいと思います。

 原作は未読。前回のテレビシリーズは未見。
 「新房昭之監督作品」として視聴しています。

 バラエティー豊かに派手でめまぐるしい画面を使いながら、本格的な学園青春ドラマを志向しているのかもしれない「ネギま!?」。
 今回は、そういった観点でいうと、「不登校の不良の生徒を担任の先生が体を張って説得に行く」というお話になるのかと思います。
 やー。正統派です。
 やはり、ネギ先生、「血を差し上げてもいい。だけど人を襲わないと約束して欲しい」と言いましたね。
 おそらく、そういうことを言うだろうとは思いました。
 だけど、盗んだバイクで走り出すエヴァンジェリンは、そんな約束を素直に飲めないわけですね。
 それはつまり、ただ単に自由が欲しいというだけでなく、「恨みを晴らす」という怨念に囚われているから、ということなのでしょう。
 だけど、ネギにはそれはちょっと分からない。お子様だしね。

 その辺り。
 悪に転がる人っていうのは、単純に悪いことしてやろうっていうんではなくって、心の面で傷とか怒りとか恨みとかそういうものを持ってそうなっていく、という真理はあるのかもしれませんね。
 だからこそ。
 仮契約の時に、明日菜が「あったかい」ってなって「心に関する魔法は温度がある」ってネギが答えていたことも、なるほどって感じだし。エヴァンジェリンが氷の詠唱魔法を使ったことなんかも、やはり、意味を感じます。

 傷ついて人を恨んでいる心象風景というものは、氷に囲まれて冷たく痛々しいものなのかもしれませんね。

 そして、ネギのお父さんがエヴァンジェリンに言っていたことは、「光を見ろ」ということ。
 そこで、エヴァが見た光は、街の光なんですよね。
 人が生み出した人口の光。
 その時、ネギに助けられたエヴァは彼の温もりも感じつつ、人が生み出した決して強くはない光をぼんやり眺めながら「暖かい…」とつぶやくんですね。

 その暖かさに触れたエヴァは、もうネギに襲い掛かることなく、静かに立ち去る。

 細かく見ているわけではないのですが、ラストで3年生になった時、教室にエヴァと茶々丸はいたんでしょうかね。
 氷は、大きければ大きい程、簡単に溶けるものではないでしょうけど。でも、暖かさがあれば、確実に少しずつ溶けていくものでしょう。
 ここから、改めて「物語が始まる」ということでいうと、「学園青春ドラマ」の枠組みが、不登校の生徒を教室に呼び戻すことでひとまず出来上がったということなのかもしれませんね。

 そして、魔法というギミックが映し出すものは、今回のように「人の心」というものになっていくのかもしれません。

 傷つき、痛み、凍りついた人の心を溶かすのは、人の持つ暖かさでしかない、という真理。
 それは、まさに学園青春ドラマが描くべき普遍的人間ドラマですよね。

 学校や教室という枠組みは、無機質で冷たいものかもしれないけど、そこに光を放つ暖かいものがあれば、つまりは暖かい人の心があれば、その枠組みの中は、人にとって何かを溶かし、成長していけるものになるのかもしれませんね。

 …間違っても。
 その枠組みの中で、先生が生徒を虐めるなんてことは、絶対にあっちゃいかん。
 やはり、枠組みは枠組み。
 その中で、何をするのか、こそが問題なわけですよ。暖かく光を放っていくならば、みんなで暖かくなっていけるかもしれないけど、冷たく誰かを傷つけようとするならば、その場は凍り付いていき、人を殺すことだってある。

 「くじびきアンバランス」第2話の感想で、「今、学園青春モノがテレビから流れてくるのは必然な気がする」というようなことを書きましたが、今回の「ネギま!?」を見ても、そのことが感じられます。
 すごく、シンプルなドラマなんだけど、先生の立場の者が、心を凍りつかせている生徒を助けようとする、そういうドラマがテレビから流れてくることは、必要なんだと思う。

 そうやって見ていくと、先生が生徒達よりも年下で子供、というのは単なる設定ではなく、象徴的に描いている部分だとして見ることもできるのかもしれませんね。
 世の中で先生だの学校の教師だのってやってる人達だって、子供と大差ねぇじゃんか。っていう。
 だからこそ、一緒になって成長していく覚悟とか、お互いに守ろうとする暖かさを伴った心なんかが必要になるのでしょう。
 ネギが子供先生であることで、見せられるドラマになんだかハっとさせられるところがあるように感じます。
 見ている自分は、多少の人生経験があって大人にはなっているけれども。ああいう、ネギみたいに真正面から向かっていったり、助けたりする、そういうものは失ってはいかんよな、と思うし。
 あと、明日菜達に助けられたりする、そういう弱さ。そこも重要かなぁって。
 やっぱり、人間一人じゃたいしたことできないよな。なんてなことも思ってみたり。

 人間は、社会という枠組みの中で生きていくわけですから。
 その枠組みの中で、どうあるべきなのか。どう考えて、どう生きて、どう選択していくのか。
 立場がどうであれ、最後は人間対人間でしかない。
 そういう普遍的なドラマの一端を、今回見せてもらえたと思うし、これから様々な形で、いっぱい楽しませてくれつつ見せてくれるのだろうな、と思います。
 3年生になった生徒達と、彼女達を教えるネギ。彼らがどんなドラマを、そしてバラエティーを見せてくれるのか。今後も楽しみです!

 それにしても。
 なんだか、今回の明日菜、えらくエッチな感じしましたね!
 脚の露出が多いとかそういうことでなく、全体的な立体感とか、肉感とか。そういったところがなんだかエロかった。
 あれはもう、絶対わざとですよね。
 でもそれは重要なことだよなぁと感じます。
 アニメーションの女の子なんだけど、描く時に生身感を持たせて、エロさを感じさせる。
 それは、生み出して描きたいものが「記号」なんかではなく、「人間」だっていうことだと思うんですね。
 そうでなければ、ドラマなんて描けないわけだし。
 ましてや、キスシーンなんて、ただの記号と記号とがくっついただけのものになってしまうし。
 表情や動き、質感の表現や衣装設定。そして声優さんの演技。
 そういったものすべて含めて、「生きた人間」を作り出し、ドラマを演出しようとしているのかもしれませんね。
 そう考えると、音響監督が鶴岡陽太氏であることも非常に納得できます。前期から同じ音響監督で、っていうだけの人選じゃないのだとしたら、やはり意図があってのことなんでしょうね。

 しかし。キスシーン!
 「月詠」の第1話を思い出してしまいますね!今回もなかなか盛り上がりましたなぁ。
 やはり、キスはいい。
 盛り上がるねぇ。
 キスが盛り上がるのも、キャラクターあってこそ。

 その辺りの、生身感を持たせたキャラクター描写とスキンシップなんかも、今後どう描かれていくのか、楽しみですよね。
 …あ!そうか。
 「人の心の温かさ」ということでいうと、スキンシップということも描写として外せないものになってくるんでしょうね。
 今回、ネギは明日菜とキスをして、エヴァを抱きとめて。
 人が人に触れることの大切さ、ということもシンプルに描いていくのであれば、やはりキャラクターにはきちんと生身感を持たせる必要があるのでしょうね。
 そうなると。
 今後ますます気恥ずかしいシーンが山盛りてんこ盛りってことになりそうですな!
 うっひょー。楽しみ!!

 実は、風邪引いててちょっと文章が上手くまとまりません。
 いや、いつも通りだよ?ということであれば、いつも頭の中は風邪を引いているのでしょう。
 でも、乱文乱筆失礼しました。誤字脱字、意味の通らない文章は発見次第修正していきます。

 来週の放送も楽しみにしつつ、今回はこの辺で失礼いたします。
 ではでは、またです!

 参照:「なぜアニメの感想を書くのか。どういったスタンスで書くのか。」
    :「物語り人(ものがたりびと)」であること。…学習機会レポート2
    :「物語作りの基礎。普遍的土台と誇張表現の調和により生まれる適度な感情移入…学習機会レポート」

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