「ネギま!?」第4話を見た。
こんばんは。だんちです。「ネギま!?」第4話を見ましたので感想を書きたいと思います。
原作は未読。前回のテレビシリーズは未見。
「新房昭之監督作品」として視聴しています。
やー。
面白かったですね!今回も。お話自体はシンプルなんだけど、バラエティー豊かなキャラクターやエピソードを織り交ぜまくって。エンディングもすっげぇ可愛かったし、Cパートも爆笑して腹をよじっておりました。
あぼしまこさんデザインのカエル、姫子の夢の中から飛び出して来たようですね。なんつぅかもう、性格がCVの斎藤千和嬢そのまま!?(「いい意味で」とか、よく使いますもんね。千和嬢。)
お話としては、ウェールズでマジックアイテム「スタークリスタル」が盗まれ、何故か麻帆良学園に「闇」だかなんだか、よからぬものが現れて。ネギ達に襲い掛かってくる、というものでしたね。
続きのエピソードで何回で収束するのかは分かりませんが、実はかなりシンプルなお話なのだと思います。
根底にあるテーマは前回のエヴァンジェリンの時のお話と一緒で、「心の闇」とかそういった部分なのでしょうね。きっと。
「魔法」というものを描いている作品なわけですが。
これを「便利なもの」として扱うのではなく、「使う者の心が反映される扱いの難しいスキル」として描こうとしているように思います。
だから、楽しく見せながらも、けっこう「マイナス感情」をしっかり描いているんですよね。
恨みだったり嫉妬だったり、寂しさだったり。
今回の「闇」騒動も、その発端はおそらくはそういう人間の「負」の部分なのだろうと思えます。
だからこそ。
今回の騒動でのネギ君の行動や判断にはかなり問題を感じてしまいますね。
「先生」という「公の立場」であるという枠組みが崩れてしまっているんですよね。
特定の生徒と仲良くしてしまっているし、しかもその明日菜の目の前で別の子と仮契約しちゃうし。
それはそれで「仮契約」という枠組みではあるわけだけど、その枠組みの中にいる人間にはちゃんと心があるんですね。
魔法使いであることがバレた。じゃあ記憶を消そう。でも失敗。じゃあ仮契約しちゃえ。
という発想に対してもあまり深刻に受け止めていないようだったし、ピンチになってすぐ仮契約しちゃったのにしても、ちょっと「あ。下手を打ったんと違うか?」という印象があるんですよね。
もう一歩。
何か、考えるべきだったんではないのか?
という。
結局、彼は生徒を危険に晒してしまっているわけだし。
学園のみんなに受け入れられて。明日菜というパートナーもいて。
順調。
だからこそ。
ネギは、何かを失念してしまっていたように思えます。
ネギに恋心を抱いているのどかの心の内に思いを馳せることもできずに、仮契約をしてしまったことは。
ネギに重いものを背負わせるような気がしてなりません。
そういうことでいうと、今回の一連のエピソードは枠組みを守ることの大切さや、人の心を慮ることの大切さなどをネギ達が学んでいくものになっていくのかもしれませんよね。
普通に考えると。
キャラクター達がけっこう現実的な悩みや問題に直面する展開に見えるんですよね。
泥沼コース必至っていう。
というか。既に泥沼っぽい。
新房監督はスタイリッシュな画面や演出を好みつつも、物語自体はいつもかなりベタだったりするので、このシリーズでも普遍的な悩みや問題について真正面から切り込んでいってくれるのかもしれません。
ベタな人間ドラマに展開しそうな予感がするわけですが、それを魔法ものでしかもハーレムもの設定でやるんだとしたら、非常に意義がある作品になるようにも思います。
果たして。
どうなりますか。
けれん味たっぷりの画面と演出で、非常にベタで普遍的なドラマを描こうとしているように僕は思っているのですが。
そろそろ、この作品の方向性がはっきり見えてきそうですね。
笑えて楽しめて萌えて悶えて感情移入してそして感動できる。
そんな作品になっていくような気がしてなりません。
来週も、そして今後も、非常に楽しみです!
ではでは、またです!
参照:「なぜアニメの感想を書くのか。どういったスタンスで書くのか。」
:「物語り人(ものがたりびと)」であること。…学習機会レポート2
:「物語作りの基礎。普遍的土台と誇張表現の調和により生まれる適度な感情移入…学習機会レポート」
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