漫画における「演技」論6
こんばんは。だんちです。相当久しぶりになってしまいましたが、「漫画における『演技』論」の続きを書いてみようと思います。
・漫画における「演技」論 ・漫画における「演技」論2 ・漫画における「演技」論3 ・漫画における「演技」論4 ・漫画における「演技」論5 ・「演技」論。「ネーム作業」の補足
(「演技論番外編・訓練1」はやっぱり今となっては違うかなぁと思ってリンクを外してみました。)
改めて自分で読み返してみると、シンプルなことを言おうとしているのに、えらくくどいですよね。
いかんいかん。
もっと、言葉を絞り込んで手短に語れるようにならなければ。
…無理かもしれんけれども…。
実際。
何をどう書けるのか分かりませんが。当初の野心を少しでも実現すべく、ちょっと頑張ってみようかと思います。
いやでも。これ。本当に言葉にするのが難しい!!うっかりすると「気持ちを込めることだ」というような抽象論、一般論になってしまって。それじゃこれを書く意味が無いじゃんか!ってなって書き直したり、身近な漫画家と議論したり…。あぁ、難しい…。
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3:下描き、ペン入れ=本番
①~ピンポイントの演技ブロックを規定してみた~
キャラクターの設定、演出プランの練り上げなどの準備段階を経て。
下書き、ペン入れという絵を描く段階で、実際にキャラクターに演技をさせます。
しかし、実際に自分で身体を動かして演じるわけにはいかないので、どうしても「絵で演技をさせる」という演出家的、第三者的立場で描くことになります。
特に漫画的に誇張された動き、ポーズなどは演出意図を込めて、「どう見えるか」を重視して描いていきます。
描いている自分がその役に入り込んで「頭のてっぺんからつま先までその人物として演技をする」ということは、その媒体の特質から難しい部分があります。ましてや何人もの登場人物を描くわけですから。
そのため、絵を描く時に主に演出をメインにした表現になっていきます。
「ここでこのキャラクターなら、こういう動作をするはず」「こいつだったら、こういう動きはないな」
というように。
では。
描いている時に、自分自身がキャラクターと同化して演技をする部分がどこにもないか、というとそんなことはなく。
これはもう。
経験上からくる話になってくるわけですが。
「表情」に関しては、描いているとキャラクターと一緒になって、感情的にも同化してしまう、ということがあります。
描いていると知らず知らずにキャラクターと同じ顔をしてしまっているんですね。
これは…エロ漫画を描いている時はちょっと恥ずかしい…。
いやまぁ、それはいいんだけど。
つまり、動作やポーズに関しては第三者的な視点(演出家視点)で描いていたとしても、少なくとも表情だけはそのキャラクターになりきって一緒になって演技をする、ということがあるわけです。
そこから逆に見ると、「キャラクターの表情」は「漫画において演技を明確につけられる特徴的な部位である」、ということが言えるかもしれません。
というか。
本当にこの議論はあまりにも難しいので。
この演技論においてはそう仮定して、その技術と鍛錬方法を探っていくことにします。
こう仮定するに到ったのは。
どう考えても、漫画を描いていく時には、演出家的視点と役者的視点とが同時に存在して切り離すことが難しい、と思ったからです。
なぜ切り離せないのか?と考えていった時に、「描く部位によって視点が違う」という、作業上の細かい視点の切り替えがあるからではないか、と思えてきたんですね。
漫画って、本当に複雑な技術の組み合わせで出来ているんだなぁと改めて実感します。
そういったわけで。
「漫画における演技はキャラクターの表情に集約される」という乱暴な仮説の元に、この議論を進めてみたいと思います。
(つづく)
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ふぅ…。難しかった…。
ちょっと今回は短いけど、まずはここまで。
でも、この乱暴な仮定は自分としてはけっこう面白いんじゃないか、と思えます。
これが正しいかどうかは分からないことなんだけど。漫画における「表情」の役割を再認識したり、そこを技術的に伸ばしていくことは、そこそこ的を得た話な気がします。
漫画だけでなく、テレビドラマでもそうだしアニメでも、「アップ」が使える媒体は、表情の演技というものはかなり重要なのかもしれませんよね。
その上、漫画は音が出ないわけだから。声の演技はできないわけで。
そうなると、ますます「表情」にかかってくる演技の役割は大きいでしょうね。
次からは、どういう演技をしていくか。そのための鍛錬はどうすればいいか。というところですね。
いよいよかなり難しくなっていきますね…。
まぁでも。あまり難しく考えず。今までと一緒で「こうなんじゃねぇの?っていう感じで、書き綴ってみようかな、と思います。
このコラムをまとめるのも、来年の課題ですね。
ではでは、またです!
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