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2007年2月28日 (水)

お仕事情報「レディースコミック微熱4月号」

 こんばんは。だんちです。お仕事情報です。
 現在発売中のセブン新社発行のレディースコミック「微熱」4月号にて、香川智華さんの作品「ラブレボリューション」が掲載されています。
 この作品のプロット、ネーム、第一原画(レイアウト)、仕上げデジタル部分を僕が担当しました。
 勢いがありつつ読みやすいエッチ漫画になっていると思います。今回も頑張りました!!
 全国書店にて420円で発売中です。是非ご購入いただいてお楽しみいただければ幸いです!
Bine04
中身のサンプルと制作話は「続きを読む」で。

 
 
 
 
 
Bine04sam
 
 
 
 
 
 今回、今までのアナログ仕上げからデジタル仕上げに移行する途中段階として、仕上げはデジタルとアナログの折衷原稿となりました。
 デジタルで仕上げたコマをレーザープリンターで出力して、それを通常のB4原稿に貼り付けて、アナログ仕上げと混ぜたんですね。
 印刷されたものを見ると、かなり上手くいったように思います。このやり方いけますね!!
 そんなわけで、↑のサンプルはデジタルで仕上げたデータの一部です。

 「微熱」はデジタル入稿OKなのですが、こちらがいきなりデジタル入稿に対応するスキルがまだ無かったので、このようなやり方をしてみました。

 その作業をまとめてみると、

・下書き、ペン入れを通常のB4サイズでアナログでやる。
・コマ単位で線画をスキャン(2~4コマまとめてスキャンできる箇所もある)。
・スキャンしたものをコミックスタジオプロ3・1・4」にて仕上げる。
・仕上げたものをレーザープリンターで出力。
・B4アナログ原稿用紙に出力したコマをペーパーボンドで貼り付ける。
・コマが大きくスキャンできないものはアナログでベタ、トーン処理をする。
・デジタルで貼りたいトーンが無かったコマにも、アナログで貼る。
・デジタル処理をして出力したものとアナログ処理が混ざった原稿を、最終的にB4サイズで完成させた「アナログ原稿」として編集部に発送。

 こんな感じ。

 漫画業界、印刷所の機械のこともあってデジタル入稿が一般化しているわけではない部分があったりもします。
 デジタル入稿の場合はA4サイズでいいんだけど、アナログ入稿となるとB4サイズでなければならない。その辺り、今後デジタル仕上げを導入するにあたってどう対応していくか、ちょっと悩みどころだったんですね。
 だけど、今回のやり方でやってみて、実際に印刷されたものを見るとまったく問題無いことが分かりました。
 なので、「アナログ入稿で」というところには、今回のような出力したコマを貼り付ける「折衷原稿」で入稿する、ということができるわけですね。
 新しいスキルを身につけた!!

 こうしたスキルを駆使して、今後、どんどん漫画を描いていきたいものです。
 持ち込み素材とか…溜めまくってるからなぁ…。
 環境とスキルのおかげで、描きたいものをどんどん描いていけそうです。
 今、「微熱」用の、自分名義(成瀬川あおば名義)の14ページの作品を描いているのですが、これは完全デジタル入稿になります。
 完全デジタル入稿は初体験…。ちょっと緊張しております。上手くいくといいなぁ。
 デジタル入稿も覚えて、折衷原稿も駆使して、沢山漫画を描いていけるよう、頑張っていきたいものですね。

 今、疲労もあって、背中、首が最悪に痛いですけれども。
 頑張るのです。

 ではでは、またです!

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