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2007年4月23日 (月)

「ロミオ×ジュリエット」第2話を見た。

 こんにちは、だんちです。TBSにて「ロミオ×ジュリエット」第2話を見ましたので、感想を書きたいと思います。
 月末の同人誌即売会に向け、超絶時間無いというのに。でも、いいものを見たらば、何か書きたくなってしまうのでございます。
 とはいえ。要点を絞って手短に…。

 今回、ジュリエットが16歳の誕生日を迎え、コンラッドから全てを教えられました。
 彼女は、初めての恋をして、女の子として振る舞っていい日を迎え。本来ならば、それはとても喜ばしい日になるところだったのでしょうけど。自身の宿命を知ってしまう。そして、彼女に、キャピレット家に忠誠を誓う者達を前にしてしまう。

 恋がどうのと言ってる状況ではなくなってしまったわけですね。
 しかし、恋をしている。

 家族、一族を滅ぼされ、雌伏してきたのは、仇を倒すため。
 しかし、恋をしている。

 そこに出てくるのは、「葛藤」ということなんだろうと思います。

 それは、ジュリエットだけでなく、ロミオだけでなく。
 ジュリエットをそういう立場に置くコンラッド達にとってもあることで。
 ジュリエットがあれだけ可愛らしく、真っ直ぐに成長しているということは、コーディリアやコンラッド達が本当に真心を込めて育ててきたからなのでしょう。
 じゃあ、その可愛くちょっと腕白に育ったジュリエットを、キャピレット家再興のために担ぎ出し、大将にしてしまうことに、戸惑いがなかったのか?
 それは、絶対に無いように思いますし、場面場面の端々でそういった葛藤が滲み出ているように感じます。

 本当だったら、彼らはジュリエットを市井の一人の少女として育てて、何の変哲もない一生を送らせたかったのかもしれない。

 でも、それは感情としてはあったとしても、「立場」がそれを許さない。
 惨殺された主君に忠誠を誓い、仇を討ち、もって世直しを果たすこと。
 それは、彼らにしかできない。彼らには、明確な大義があるし、正義もある。
 だからこそ、明確に正義が彼らにあるからこそ、ジュリエットを市井の中に埋もれさせることができなかったのでしょう。

 14年間育て上げた少女を、血塗られた道へと放り込むことに、躊躇しない人間はいないでしょう。

 今後、ジュリエットもロミオも、それぞれの立場と気持ちの葛藤に苦しむことになるでしょうし、同時に彼らの周囲の者達も、様々な立場での葛藤に苦しむことになるのでしょうね。

 そして、だからこそ物語は「戦い」というモチーフへと昇華されていくのかもしれない、と感じます。
 戦う相手は、敵、そして自分自身。
 立場と本心。
 そこで苦しむときに、するべきことは「戦うこと」。そういう物語になっていくのかもしれませんね。

 非常に、アグレッシブな物語。
 そこに、メッセージ性を感じます。

 そして、「葛藤」という観点で見ていった時に、「葛藤」していない人達というものの面白さも感じます。
 モンタギュー、ウィリー。エミリアもそうかな。
 立場というものに対する執着が無いんですよね。ある意味鈍感で、自身に対して正直。
 「自身に対して正直」とだけ言うと、とても聞こえはいいんだけど、モンタギューは巨悪、ウィリーは自身のロマンばかりを追及して売れない芝居ばかりをするある意味ごくつぶし。
 二人は似たようなものをどこかしら持っていて、異質。
 物語の創作者と倒されるべき巨悪とに共通点があるというのは、面白い構図だな、と感じます。
 そういった観点で、二人の対比を見ていくのも面白いかもしれませんね。どこか対応しているところがあるのかもしれない。
 エミリアもちょこちょこ重要な役回りを果たすのかもしれませんね。

 「葛藤」そして「戦う」(「戦い」とはちょっと違う)。

 この物語が見せてくるシンプルな人間らしさ、そこから紡がれるドラマというものに、どんどん期待が高まってきます。
 相変わらず、オープニングが始まってすぐ泣かされるし。
 たまらねぇ…。とにかくたまらねぇ!!

 次回も楽しみです!!

 参照:「なぜアニメの感想を書くのか。どういったスタンスで書くのか。」
    :「物語り人(ものがたりびと)」であること。…学習機会レポート2
    :「物語作りの基礎。普遍的土台と誇張表現の調和により生まれる適度な感情移入…学習機会レポート」

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