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2007年4月19日 (木)

涼宮ハルヒ二次創作小説三題噺、山崎しんのすけさん作「デパートを出よう!」第2回

 こんばんは、だんちです。
 挿絵が完成しましたので、涼宮ハルヒ二次創作小説三題噺、山崎しんのすけさん作「デパートを出よう!」の第2回をアップいたします!
 お題は「コンドーム」「首輪」「マイケル・ジャクソン」。
 この難題を、楽しくスラップスティックに、しかも愛らしく、かつちょっとエッチに(?)、そして何より面白く書き上げた山崎しんのすけさんの同人誌は、、ホームページにて通信販売中でございます!サンプルも読めますよ!
 4月30日の「COMIC1」では、僕のサークル、「関東WILD CHICKEN」(スペースは『く23b』)にて委託販売もさせていただきます。どうぞお立ち寄り下さい!

 第1回はこちら。

Depart02
いったい、何が起こったのか!?本文挿絵、4月19日10:50修正。20:00リンクミスを修正。すいませんでした…

*******************************

 俺は固まっていた左手をほぐすように震える指で履歴を呼び出しハルヒの携帯に繋げようとしたが、応えてくれたのはおなじみ機械応答のメッセージだけだった。俺はディスプレイを見て電波強度表示がアンテナ三本であることを確認すると、八つ当たりするようにモニタを閉じて端末をケツのポケットに押し込んだ。
 とにかく、林立するこの等身大写真パネルの群れを見ていると目がチカチカする。俺はこの破滅的な人口密度の中でプライバシーを保てる場所に向かった。トイレである。個室だ。基本である。
 俺は隣の壁がひとつでも少なくなるように一番奥の個室に飛び込んで扉を閉めた。
「さてさて」
 背後からあまりにもこのシチュエーションで聞きたくない声を聞かされた俺は、振り向くなり状況にあまりにもそぐわないニヤケ面との対面を余儀なくされた。
 っつーかおまえはトイレの個室なんていう場所でいったい何をしておるのか。なあ古泉。
「便器に座ってますね」
 んなこたーわかってる。ズボンも降ろさないで何をしていると言ってるんだ。
「降ろしてほしいですか?ズボンを」
 今はしてほしくないね。俺は不自然さについて追求しているだけだ。
「問題なのは、それ以上のことが僕にもわからないということです。現在この場所での僕の立ち位置はおっしゃる通り大変不自然なものです。考えようによっては僕の行為はあなたを待ち伏せて胡乱な行為に及ぶための痴漢的行為であると言えなくもない。しかしこのトイレには6室の個室が用意されていて単純計算にしてあなたがこの個室に入る確率は16パーセント強、さらにあなたがこのフロアでトイレに入る確率まで計算に入れれば確率はさらに下がる、というかこれは常識的に考えれば単なる間抜けですね。つまり僕がここにいることはきわめて非論理的だ。しかしながら僕の記憶の中にはあなたが危機を回避するための手助けをするためにここで待ち伏せしたという事実が確かに存在している。問題は涼宮さんが介在する限り僕の記憶なんていうものは事実の裏付けにはこれっぽっちもならないということなんですよ。なぜならばここにいる僕そのものが涼宮さんによっていわば捏造されたかりそめの存在でないと証明することは不可能だからです。どう思います?」
 長々としゃべっておいて結局俺に丸投げかよ。
「とはいえ現実にあなたがトラブルに巻き込まれているというのは動かしがたい事実だ。あなたが一日に排便する回数は平均1.17回、しかもそれは午前8時以前か午後9時以降に限られている。ひょっとして、学校ではトイレに行きたくないタイプですか?」
 大きなお世話だ。だいたいなんでおまえがそんなことを知ってやがる。
「まあいいでしょう」
 よくねえ。
「そういった数字にもかかわらずあなたは唐突にトイレに入り」
 スルーかよ。
「しかもそこで僕に待ち伏せされた。数字上明らかにあり得ないことが起こっている。ひとまず率直に言いましょう。これは新しいタイプの閉鎖空間です」
 おまえの得意分野じゃねえか。さっさと片付けたらどうだ。
「残念なことに、僕が処理できるのは閉鎖空間に出現した神人だけなのですよ。ここには神人はいませんから役立たずというわけですね。状況としては5月にあなたと涼宮さんが迷い込んだ空間に近いですが位相的にいえばオブジェクトは4つしかありません。涼宮さんと、あなたと、僕を含むそのほかの団員、そしてそれ以外のすべてです」
 デパートにはあんなに一般客がいるのにどこが閉鎖空間だ。
「去年のそれは涼宮さんが世界を否定し、肯定できる世界を作り出そうとすることによって成立した。今回のこれは、涼宮さんが世界を肯定しているからこそ発生したと言えます。すなわち、彼女は、あなたと一緒に買い物をしている姿を世界に見てもらいたがっているのです」
 わけがわからねえ。飼い犬を見せびらかしたい主人の心境か?
「あなたには時々度し難いものを感じることもありますが、それはこの際いいとしましょう。本来の僕が何らかの方法でここに移動したのか、それともこの僕が涼宮さんの作り上げたかりそめの存在なのか、現在のところ判別する手段がありませんがそれも瑣末事です。問題なのは、あなたが一緒にいない限り涼宮さんにとってこの空間は意味をなさないということなのです。あなたは突然現実味を失った世界に辟易してここに逃げ込んできたのでしょう?」
 見てきたようなことを。
「カマをかけたんですけどね。論理的にそうなるはずなんです。いずれにしろあなたのなすべきことは便器に向かって嘔吐することではなく、涼宮さんのいる場所にたどり着くことなのですよ」
 古泉は突然香港映画の往年のスターみたいに身軽に飛び上がり、両足を開いて壁に突っ張るようにして身を支えると、いつもするように小粋に肩をすくめて見せた。
「大丈夫。いよいよとなったら、あなたには必殺技があるではないですか」

 言うなり古泉は俺の頭を上から押さえて便器の中に突っ込むと水洗レバーを押した。

 俺の体は複雑きわまりない配管の中を当然のように通過し、さんざんグシャグシャに扱われたあげくすぽん、という間抜けな音とともにどこかの床の上に吐き出された。
 必死に顔を拭う俺の頭の上から、
「何やってんのよ」
 とげとげしい声が降ってきた。
 俺は薬局のチェーン店が入っているフロアの片隅で尻餅をついていた。
 顔も体も濡れてなどいない。
 ハルヒは床に落ちて踏みつけにされたバナナを見るような眼で俺のことを見下ろしていたが、突然右手を差し出した。
「さっさと立ちなさい」
 脊髄反射でハルヒの手を握った俺の体はあっさりと引っ張り起こされた。
「子供じゃないんだから、デパートで迷子とか勘弁してよね。電話もてんで通じないしさ」
 その薬屋チェーンはフロアーのほぼ半分を占拠しており、しかも棚と棚の間が結構詰まっていて、ハルヒの健脚をもってしても買い物客の間を抜けていくのは難しそうだった。
 顔を高く上げて人のいない方を探すハルヒの姿は猟犬か警察犬みたいに見えた。
「こっちね。行くわよ」
 ハルヒに促されるままに踏み込んだその一角は確かに空いていたが、それには理由があった。
 そこに並んでいたのはおびただしい種類のコンドームだったのである。
 古泉あたりだったらここで余裕たっぷりに世界各国の天然ゴムの生産量について小癪な蘊蓄を並べて間を持たせるところなんだろうが、生憎俺にはそんな能力はない。
 言葉もなく立ち尽くす俺の耳がものすごい力で引っ張られた。
「ほら。ぼーっとしてないで、さっさと歩きなさいよ」
 絆創膏や包帯のコーナーの前を歩きながらハルヒは、
「ったく、中坊じゃないんだから、コンドーム売場くらいで固まるのよしなさいよ。見てる方が恥ずかしいわ」
 よくわからない理屈で俺を罵った。どうでもいいがでかい声でコンドームとか言うな。
「あたし、コンドームって嫌いなのよ」
 目を剥いた俺にハルヒは少し慌てた様子で、
「バカ、変な想像するんじゃないの。あれ見ると野球見に行ったときのことを思い出すの。わかるでしょ?八時半くらいにみんなでまき散らす奴。風船。だから嫌いなのよ。本当はこんなこと話すのも嫌なの」
 言われてみればあの球場にはそんな風習があったっけ。まだ廃れてないんだろうか。
「……そういうことだから、決してあんたが喜んで想像するようなエッチな理由とかは存在しないから」
 しねえよそんなもん。
「これからするのも禁止」
 言われるまでもないね。俺が考えなきゃいかんのは別のことだからな。
 俺は買い物客を見回した。むちゃくちゃ込んでいるという以外にはなんということもない当たり前の光景。主婦は鋭い目を光らせ、子供は散漫な注意力で親を悩ませ、たまに見かける父親は本当は家でゴロゴロしていたいのに連れて来られちまってやってらんねえぜ感を色濃く漂わせている。
 ためしに足を止めてみた。ハルヒはサクサクと歩いてゆく。距離が離れる。5メートル。10メートル。目を凝らす。変化はまだない。
 背中に嫌なものを感じて振り向いた。
 進行方向と逆。薬屋スペースの向こうの大通路。
 無数の等身大パネルが蠢いている様が確かに見えた。
 俺は一回深呼吸をして吐き気を堪えると向き直り先行しているハルヒを追った。
 俺が歩き出すとすぐハルヒは振り向いて俺が遅れているのに気づきまた口を尖らせた。
「何やってたのよ」
「ちょっと知り合いに似てる奴が見えたんでな。結局別人だったが」
「気持ちがふらふらしてるからそんな見間違いするのよ。もっと集中しなさいよね。団員としての自覚をしっかり持ちなさい」
 俺なりに自覚はあるつもりだが、それは涼宮ハルヒに関わった人間としての自覚であって、ハルヒが俺にどんな自覚を持って欲しいのかはよくわからないしどうせ頭の痛くなるような内容に決まっているからあえて聞こうとは思わん。とはいえ、この状況をどうにかしなければならんのは明白だ。このままでは俺はハルヒと離れて生きていく自信がない。言葉だけを聞けばロマンチックだが状況にはロマンのかけらもないのが痛いところだ。朝比奈さんが真っ赤なスカーフを振ってくれるわけでもないし。地球滅亡の日まではあと何日だ?
 ハルヒの頭の中には階層順に移動するという概念は存在していないようで、俺は五階三階八階地下と出鱈目に連れ回された。輸入菓子売場でエムアンドエムとマーブルとわなげチョコをチョコの粒本体だけを見て見分ける方法についてハルヒが熱く語るのを右から左へと聞き流しながら、俺は何かハルヒの気をそらせるものがないかとあたりをを見回した。壁の時計が目に入った。

 目を疑う。

 慌てて自分の腕時計を見た。
 もう一回壁の時計を見た。
 それでも納得できなかった俺は隣の区画にあるケーキ屋のカウンターに乗っかったデジタル時計を目を凝らして眺めた。
 全部、きっちり合ってやがる。
 まるで誰かが合わせたみたいにだ。
「何キョロキョロしてんのよ」
 鼻先に顔を突き出したハルヒが、お気に入りの洋服を久々に着ようと思ってタンスから出したときに襟元に見つけた虫食いの穴を見るような目で俺を睨んだ。
「今度は何を見つけたのよ。妹ちゃんの友達?」
「俺の時計と壁の時計とそこのケーキ屋の時計が全部合ってるんだ。分単位で。結構珍しいだろ?」
「バッカじゃないの。時計の機能っていうのは本来そういうもんでしょ」
 確かに、そいつは、まったくおまえの言うとおりだ。
 だが、三つの時計がそろって指している時刻が、さっき楽器売り場で俺が時計を見たときの時刻から1分たりとも動いてないとなれば話は別だ。

 秒針は動いてるんだぜ?

 これじゃまるで、俺が見ていないときに小人さんの大群が寄ってたかってよいしょよいしょと時計の針を戻してるみたいじゃないか。俺は人差し指大のハルヒが大量に現れてケラケラ笑いながら時計に群がっているさまを想像した。恐ろしい映像だ。涼宮ハルヒの謎能力は連続した時間を確保するための新しい方法を開発してのけたのだろうか。さっき俺が便所で出会った古泉、あるいは古泉に似た何者かはここが閉鎖空間だと言った。考えてみれば閉鎖空間の中における時間の経過のことなど気にしたこともなかったからな。つまり、涼宮ハルヒの無意識あるいは意識上の欲求を満たすまでこのイカレたデパート巡りは続くということなのだろうか。ハルヒの欲求とはなんだ?ルソー氏の首輪だ。しかしながらペット用品売り場にはハルヒの望む「目立って、面白くて、忘れようがない」というものは存在していない。しかし、それを発見しなければ俺は永遠にここから出られないということになる。
 のか?
「そうだわ!」
 ハルヒがさも素晴らしいことを思いついたという様子で、
「6階で中古カメラ売ってたわよね。ちょっと見に行きましょう!」
 もはやそれは阪中の犬と関係ないんじゃないのか。
「呪いのカメラとかあるかもしれないじゃない」
 そんなものをプレゼントしたらそれはむしろ嫌がらせだろう。
「あげないわよ。もしあったら部室に置くんだから」
 置くな。っつーかおまえ所期の目的を忘れてないか。
 とはいえもちろんハルヒは俺の言うことなど聞きもせず、ズカズカと歩きエレベーターへと向かうと、三台あるエレベーターのボタンの上向きの方を次々に全部押すと腕を組んで俺の方に向き直った。
「エレベーターってなんか腹立たない?この待たされてる時間がムカつくのよね」
 今までエスカレーターと階段しか使わなかったのはそういう理由か。
「決まって、自分が待っているところに限って嫌がらせみたいにぴたっと止まって追い抜かれるじゃない。ねえ。何故?」
 知るか。
 しかし、誰かがハルヒの愚痴を聞いていたとでも言うように、ちょうど俺たちの待っていた場所のエレベーターが途中の階をすべてスキップしたみたいにスムーズに動いていの一番に停止した。不審だが好都合ではある。
「ほら見ろ。こういうことだってある」
「何よ。これが普通じゃないの。一回や二回じゃだまされないんだからね」
 おまえは早く来て欲しいのか欲しくないのかいったいどっちなんだ。
 もちろん、先着のエレベーターはムチャクチャ込むものと相場が決まっており、俺たちは一瞬のうちに噂に聞く通勤ラッシュもかくやというくらいギュウギュウ詰めに押し込まれた。
「ちょっ」
 ハルヒは俺を向いてなにか非難の言葉を投げつけようとしたが、俺たちは向かい合ったまままるで抱き合うようにしてすし詰めのエレベーターの中で固定されてしまい身動きがとれなくなった。
 ハルヒもいつもみたいな大声は出しづらい様子で、
(やっぱりエレベーターって嫌いだわ。どうしてくれんのよ)
 おまえが乗ったんだろうが。これに関してだけは俺は何を言われる筋合いもない。
 とはいえ、ハルヒとこれだけ密着するというのは俺にとってもなんというか、その、いろんな場所が当たったり当たらなかったり当たったりで、正直言って非常に困る。
 半端に手を上げた体勢のまま固まってしまったせいでこのまま手を降ろすと両手でハルヒの肩を抱き寄せてるみたいになっちまうしなんだか知らんがハルヒの手は俺の腰に回ってるし顔を正面に向けるとど真ん前のハルヒと思いっきり目が合うし吐息は首筋をくすぐるし意味もなく心臓がバクバク言うし、ええいいったいどうなってやがる。
Depart03
 
 
 
 
 
 
 
 ハルヒは視線を横にそらしながらぶつぶつ文句を言った。
(あんまりくっつかないでよね)
 そりゃ俺のセリフだ。
 天を仰いだ俺の目の前で、突然エレベーターの天井がぐるり、と裏返って、反対側に張り付いていたらしい古泉が姿を現した。
 古泉は撮影の時に持っていたレフ板よろしく手にカンペを持っている。
【キス!そこですかさずキス!】
 硬直した俺の様子にハルヒが気づき上を見上げるのと同時に天井は元に戻り普通のエレベーターの内装になった。
(なによ。天井に何かあるの?)
 何もねえ。最近天井を見るのが好きなんだ。それだけのことだ。
(どうせならもうちょっと有意義なものを見なさいよね)
 ハルヒが再び目を伏せると、再び天井が裏返った。相変わらず古泉が張り付いているが、カンペを片手で支えもう一方の手にはチョコレートの箱くらいのものを持っていた。
【それとも、こっちの方ですか?】
 それは、さっき通り過ぎた薬屋に置いてあったコンドームの箱だった。
 古泉が微笑むと漫画みたいに歯がきらりんっ、と光った。
 手に何か持っていたら怒りを込めて投げつけてやるところだったがあいにく何もなかった。
 天井が元に戻ると同時にハルヒが俺を睨みつけた。
(なにゴソゴソしてんのよ。蹴るわよ)
 ちょっとケツが痒くてな。最近乾燥肌気味なんだ。
 エレベーターが停まった。

(続く)

******************************

 今回はここまでです。
 「コンドーム」出てきましたね!
 しかも、ハルヒの口からっ!!!!!!!!!!!!!!
 なっ、生がいいのかっ!!??想像するだけで(以下自粛)

 それはともかく、突然動き出した事態の正体が判明しましたね。
 しかし、相変わらずキョンはわかってんだかわかってねぇんだか。
 デパートで生めや増やせやっていうのもいいですね。育児スペースあるしね。でも、常に露出プレイ状態になるけれども(そこかよ)。あ、でもハルヒ「見てもらいたがっている」っていうんなら、やはりそれか!!(黙れ。いや黙らない)
 閉鎖された空間にいながら露出プレイ。
 おぉ…。
 やるな山崎しんのすけ先生。
 ハルヒのマゾ性をここまで掘り下げるとは!!(濡れ衣)

 さて、風雲急を告げる展開はまだまだ続きます。
 残されたキーワードは「マイケル・ジャクソン」。
 出るのか!?マイケル!?何のために!?マイケル!?

 続きも是非楽しみにしていて下さいね!

 さて、今回の挿絵ですが。
 二枚描いてみました。
 一枚は、口絵。もう一枚を挿絵で、っていう感じですね。
 エレベーターの密着絵は、全然混雑している感じじゃないですが、二人の身体をちゃんと描きたかったので、これはこれで良しとしていただければ。
 というかこれ。抱き合っているところをみんなに見られている図ですよね。ニヤニヤされながら、みたいな。
 いいんです。これがハルヒの望みなんです。なんせマゾですから(まだ言うか)。

 本当は、もう一枚描きたかったんですよね。
 大群の小人ハルヒが時計の針を戻している図。小人ハルヒは勿論全裸!!
 でも、口絵と密着絵を今回は絶対描きたかったので、全裸小人ハルヒまでは描けませんでした…。
 いつか山崎さんが本にする時に、改めて描こうかな。とか言ってみたりしてね。

 それにしても。
 今回はとにかく私服の設定にかなり悩まされました。
 前回頭からお尻までを描いたハルヒの服は既に全身を決めていて。今回描く脚から下は、参考にした資料で女の子がニーハイソックスにブーツを履いているものだったと思っていたんですよ。
 「いいね。ニーソ。描くぜー」とか思いつつ、改めて資料を見てみたら、ニーハイブーツだったんですね。「う…勘違いだった」と気がついて。どうすべぇと思ったんだけど、せっかくだからやはりニーソを履かせたい、と思って慌ててグーグルイメージ検索で「ニーソックス、ブーツ」で検索かけて、あんな感じのだぶだぶブーツの写真を見つけて、「よし!これにしよう!」と決めて描いてみました。細かいところとかわかんなくって、適当なんだけど。やっぱり女の子の服っていうのは、難しいですねぇ。

 あと、古泉とキョンの私服は「POPEYE」を見て。キョンのブルゾンが似合ってねー。でも、いいや。いっそラッパーみたいな格好させてもよかったか。
 (挿絵のキョンの私服があまりにも70年代アイドルだったので、修正しました。ブルゾンの裾を伸ばして、ジーンズの足先を細くして色を濃くしました。これで、少しは最近の感じになったのではないでしょうか…。)

 ペン入れはゼブラ丸ペンEタイプ。
 インクは墨汁なんだけど。Eタイプは製図用インクとかの方がいいのかな?インクの出方が通常の丸ペンとはちょっと違う感じがします。
 もしくは、墨汁も濃度によって線の伸び方が違うので、濃さをいろいろ変えてみて試してみるのもいいかもしれませんね。
 その辺り、アナログで線を引く苦労の一つではありますが、ジャストの組み合わせを発見したりすると、けっこう感動的なのでございますよ。

 次回の挿絵では、「誰」を描くことになるのかなー。
 楽しみでございます。

 ではでは、次回もまた見て下さいね。
 またです!

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コメント

おはようございます。山崎しんのすけです。
お忙しい中お疲れ様です。

鎖骨!鎖骨!ヽ(゚∀゚)ノ

イラストを見る限りハルヒはかなり襟ぐりの深いシャツを着ているように見えますから、エレベーターで密着しているときに下を見るとかなりパラダイス山元って感じですね。マンボ!アーーーッ、うっ!的な。書いておけばよかった。天井なんか無視してずっと下見てりゃいいのに>キョン。

>なっ、生がいいのかっ!!??想像するだけで(以下自粛)
チュウ生一丁。っていうのを思いついたんですが自分でもよく意味がわかりません。一気飲みだ!とかそういうのですかね。人に聞くなよ。

>閉鎖された空間にいながら露出プレイ。
本当にそこまでやってれば速攻で閉鎖空間とか脱出できそうですね。でもそんなマンガいっぱいありそうな予感が。

>いつか山崎さんが本にする時に、改めて描こうかな。とか言ってみたりしてね。

                ( ゚д゚ )

あー。でも小人ハルヒ見たいなあ。困っちゃったなあ。

文中では服のデザインのことを言わせてますが、ハルヒはいつもあまり奇をてらわない、普通に可愛い服装ですよね。まあ基本的にはいとうのいぢさんや池田晶子さん、あとその他スタッフの方々のデザインの力だと思うのですが、原作者チェックは入っているはずなので、やはりあれが谷川さんのイメージ通りなのだと思います。
そうやって普通の女の子の普通に可愛い服装、と考えると描くのはひと苦労ですよね。学校を舞台にしたマンガが多いのについては制服というシステムが大いに関わっていると思います。江口寿史以前は女の子の服を描くのにファッション雑誌を当たる、っていう概念自体が少年マンガ業界には存在しませんでしたからね。ジョジ後藤。

>次回の挿絵では、「誰」を描くことになるのかなー。
…………バブルス君?(出ません)


それではまた。

投稿: 山崎しんのすけ | 2007年4月19日 (木) 09:24

こんにちは、尾鈴明臣です。

2つめのキーワード「コンドーム」出てきましたね。
最初に挿絵の「あたし、コンドームって嫌い」を見て、なんだか凄く動揺してしまいましたが^^; 成る程、コンドーム→風船ですか。
これから一体どう「マイケル・ジャクソン」が絡んでくるのか楽しみです。バブルス君は出てこないのか、残念w

今回イラストはなんと2枚!
口絵はセリフのチョイスが上手いですねぇ。読む前に見てすっげー内容が気になりました。
そしてエレベーター内の絵! いいですっ!
ハルヒの上半身と下半身の距離感! しっかりと巻きつかせた腕!! 困ったような、でも絶対に嫌がってはいない表情!!! そしてキョンの葛藤が如実に現れている手。1枚に情景から心情までしっかりと描かれていて凄いなぁ。
そしてショートパンツにニーソにブーツ!!! 個人的にこの組み合わせ大好きです^^
予定では後2回。続き、イラスト共に楽しみです!!!

投稿: 尾鈴明臣 | 2007年4月23日 (月) 15:36

>山崎しんのすけさん、こんにちは^^
お返事が遅れてすいません^^;

≫鎖骨!鎖骨!ヽ(゚∀゚)ノ

おぉ!!そこですか!!!
なるほど。冬のお話なので基本厚着しているわけですが、こういうところの露出度はやはり萌えますよね。
でも、首輪してないから首元寂しくないですか?
ないですね。
次回、もっと胸元を強調してみます^^

≫天井なんか無視してずっと下見てりゃいいのに>キョン。

デートでその辺を(無意識に)強調してくるっていうのは、ハルヒもやはり女の子って感じですよね。見られたら見られたで何か言うんだろうなぁ…。たまんねー

≫一気飲みだ!とかそういうのですかね。人に聞くなよ。

さり気にヤバイネタ落としていきますね!
やはり直接飲むのが好きなんですよ^^
というか、「チュウ生一丁」って色的には以前描いた飲○ネタに繋がるような。
もはやコンドームは何も関係ない方向に行ってしまいますな。
あさっての方向におおきく振りかぶっていく感じで。

≫あー。でも小人ハルヒ見たいなあ。困っちゃったなあ。

すごく可愛くない小人ハルヒとか描きたい感じです^^
あ、でも。このお話でなくっても、また本を出される時は良かったら一声かけてくださいよ。首輪をつけているハルヒならどんなスケジュールでも押し掛けてでも描きますぜ!(聞き流して下さい)

衣装デザイン、男の人が作ったお話に女の人がデザインするっていうのが、いいバランスなんでしょうね。
「ぱにぽにだっしゅ!」なんかでもそうでしたけど。
僕も配偶者チェックを入れてもらったりしてますが、今回は配偶者が寝ている時間にアップしたので、アップしたキョンを見てもらったら「…起きている時に見せてくれれば…」と絶句されました。それから直したのでございます…。

ハルヒの格好、「普通の女の子の普通に可愛い服装」になっているように見えるといいのですが。
今回、尻尾も首輪もないので不安で(って、まだ言うのか)。

制服は視覚的に記号化されるから、色合い含めて見た瞬間に作品世界に入り込める瞬発力がありますよね。
私服でもいつも同じ服を着せるのも同様ですね。
今回の場合だと、私服を選んで着せることはできたとしても、それを「ハルヒだ」「キョンだ」と見てもらえるかどうか、というところがまたちょっとしたハードルですよね。
その辺り、ハルヒはカチューシャがあるので助かります^^

思った以上に30日に向けた作業が難航していて、3回目以降の準備が遅れてしまっとりますが、次も頑張って描かせていただきますね!

ではでは、またです!

>尾鈴明臣さん、こんにちは^^
感想をありがとうございます!!

「コンドーム」、こんな形で絡ませてくるとは思っていませんでしたよね。
しかも、古泉がちゃんとそのネタ拾ってきてるし。「うわ!上手い!」とか思ってしまいました^^
すごく直接的な物品が出てくることで、逆にハルヒとキョンの微妙な距離感が滲み出てて。たまんねぇっすよね!

マイケル登場も、ご期待下さいね^^
しかし、本当に無茶なお題を出したものだと、改めて自分で愕然とします^^;
いや、本当にこのお題でよくこんな風に楽しいお話を書けるものだと、山崎さんの実力に最高の喝采を送らずにおれません!

≫最初に挿絵の「あたし、コンドームって嫌い」を見て、なんだか凄く動揺してしまいましたが^^;

あははは!(笑)
やったぁ!!作戦成功!!狙ってました^^
口絵はとにかく思わせぶりになるように言葉を拾って。古泉の「降ろして欲しいですか?ズボンを」はエロネタ、と言ったら「エロネタだったんだ!!」と山崎さんに驚かれてしまいました。僕はてっきりその筋の方向けのネタなのだとばかり。

読む前に内容が気になっていただけた、というのは、本当に嬉しいです!!
口絵の重要さというのは、描いてみて改めて気がつく感じで。
内容をサポートするなんてことはできないにしても、せめて少しでも興味を持ってもらえれば、と思って描きました。
その辺り、同人誌を頒布する時にも参考になるところかもしれません。
30日用の展示とか、このことをヒントにちょっと考えてみようかな…。

≫そしてエレベーター内の絵! いいですっ!

あぁっ!!!そう言っていただけてありがたいです!!
良かったぁ^^
文中の二人の様子がとても魅力的だったので、一枚絵で果たして表現できるかどうか…というところがドキドキもので。
でも、こうやってたっぷりとお褒めの言葉をいただきましたので、舞い上がる気持ちでいっぱいになります^^
こんな萌えまくりなシチュエーションを書いて下さった山崎さんに星三つ!!

ショートパンツ&ニーソ&ブーツも喜んでいただけて良かった!
制服でない分、どこを露出させるか、に関して必死に資料を探しまくりましたよ^^
私服の彼らを描くのも楽しいですね(裸が二番目に楽しくて縄と首輪を着用させているのが一番楽しいのは内緒)

あと2回。続きをアップしましたら、是非また読んで下さいね!
ではでは、またです!

投稿: だんち | 2007年4月26日 (木) 11:59

ども、生好きにかけては人後に落ちないmementoです。別に自慢にもなりませんが。

>あれ見ると野球見に行ったときのことを思い出すの。わかるでしょ?八時半くらいにみんなでまき散らす奴。風船。

ああ、そうか。昔野球場でバイトしてたことがあって、よく散らばった風船拾わされてましたけど、僕がコンドーム嫌いなのは、そのせいなんだな(たぶん違う)。
そして今回の話、「憂鬱」の閉鎖空間と違って、えらく楽しそうなのがなんともかんとも。特に古泉が彼の専門分野だっつーのに、シリアスさの欠片もなく楽しんでるのが…いや、いつものことか?

小説の挿絵でキャラに服着せるのって、絵を描く方にとってはやっぱりあれこれ苦労があるんでしょうね。
文章書く側にすれば実際のヴィジュアル・イメージとかあんまり考えずに、
「白のタートル・セーターに黒のセミフレアーのギャザースカートうんぬん」
みたいな描写で適当に済ませて後は読者の想像力にお任せ、ってできますけど、実際にそれを絵にする場合には、その組み合わせがちゃんとそのキャラに似合ってるのか、とか考えたりするんでしょうし。
てか、山崎さん同様、ブーツはいてる女の子って個人的にピンポイントなんですけど。せっかくだからニーハイブーツのハルヒも見てみたかったかな…。
コートにミニスカに生脚ニーハイの組み合わせとかたまらんっすよ…親父だな、俺。

投稿: memento | 2007年5月14日 (月) 11:33

す、すみません…。

>山崎さん同様、ブーツはいてる女の子って個人的にピンポイントなんですけど。

↑これ、尾鈴さんのコメントと間違えてますね。まったく申しわけないです。平にご容赦を。

投稿: memento | 2007年5月14日 (月) 11:45

mementoさん、こんにちは^^
お忙しいとのことでしたが、落ち着かれたのでしょうか?ブログの更新も再開されたようですし。そして復帰早々のコメントをありがとうございます!!

生好きですか^^
僕はここでは詳しく書けないような方法での生がとっても大好きです!や、自慢になりませんね。確かに。
野球場でバイトしてましたか!僕は経験無いんですが、酔っ払ったファンに絡まれたり大変な仕事だと聞いたことがあります^^;

基本、閉鎖空間も発生して危機的な状況なのに、ハルヒの気持ちを反映して可愛らしい感じなのがいいですよね^^
若い男女の楽しいんだけど、お互いの気持ちがちょっと分からなくって緊張しちゃう感じというか。青春でございます!

小説の挿絵で服を着せるというのは、ほとんどやったことがないので、なかなか難しいものがありましたね。
ハルヒに関しては、女の子は可愛い格好をさせればいい、という感じもあってイメージ的には決めていきやすいところがありました。資料探しにちょぴっと苦労はしましたが。それに上手く描けるかどうかも別ではありますけども^^;

でも、実はキョンがかなりの難関でした。
変に落ち着いた格好させると大人になっちゃうし、若者っぽく、でもキョンっぽく、っていうのが難しくて難しくて。若い男の子の格好も要勉強でございます。

>「白のタートル・セーターに黒のセミフレアーのギャザースカートうんぬん」

む…可愛いじゃないですか!!
いろいろ細かいところでの流行りもあるんですよね。パンツのシルエットもそうだし。最初「ボレロ」とか見た時、「何これ?こんなの描けねぇよ!!」ってキレたりしてました^^;
それがキャラに合ってるかどうか、っていうことでいうと年齢とのバランスは考えますね。
その意味で、ニーハイブーツはNGにしました。女子大生になっちゃうなぁって思って。

>コートにミニスカに生脚ニーハイの組み合わせとかたまらんっすよ…親父だな、俺。

いや、いいっすよね!!丈の短いコートでね。女子大生とかになったら、ハルヒもそんな格好しそうですよね^^
とか言いながら、このブログでは小学生の格好をするハルヒが流行る予定なので。ブーツからは遠くなってしまいますが。
そんなハルヒもよろしくです!

ではでは~~^^

投稿: だんち | 2007年5月18日 (金) 04:50

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