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2007年4月10日 (火)

涼宮ハルヒ二次創作小説三題噺、山崎しんのすけさん作「デパートを出よう!」第1回

 こんばんは、だんちです。
 以前、山崎しんのすけさんに「ハルヒでショートストーリー書いて。『コンドーム』『首輪』『マイケルジャクソン』というキーワードを使って(つまり、落語でいうところの『三題噺』ということですね)」という無理難題をふっかけましたところ、なんと!山崎さん、書いてくれました!!!!!
 読ませていただいたらば、これが無茶苦茶面白い!!しかもショートじゃねぇし!!すげぇ力作でマジびっくりして腰抜かしそうっすよ。
 こりゃもう、是非とも多くの方に読んでいただきたい、と思い、掲載許可をいただきましたので、僭越ながら挿絵なんぞ付けさせていただいて、公開させていただきたいと思います。
 全四回を予定しています。

 文章力と構成力に優れ、なおかつ高いテンションでどこまでも読む人を楽しませようとするエンターテイナー、山崎しんのすけさんのハルヒ本は、ホームページにて通信販売されております。サンプルも読めますよ。
 今すぐGO!!
 また、4月30日の「COMIC1」では、僕のサークル「関東WILD CHICKEN(スペースは『く23b』)」にて委託頒布させていただきます。山崎さんの本に興味を持たれた方は是非スペースまでおいで下さいませ!!

 ではでは、涼宮ハルヒ二次創作小説三題噺、山崎しんのすけさん作「デパートを出よう!」をお楽しみ下さい!
 (ネタとしては原作小説「涼宮ハルヒの憤慨」までが反映されております。感想などコメントをいただける場合は今月15日までは「~分裂」未満、つまり「~憤慨」までの原作ネタバレOKでございます。)

*******************************

デパートを出よう!

           山崎しんのすけ


 涼宮ハルヒという女はムカつくことにどこの運動部に放り込んでも即日適応できるだけの抜群かつ汎用性の高い運動能力を持ち合わせており、デパートの人混みの中ではそれは卓越した移動力として発揮される。
 つまり、一旦目標が定まると、奴は俺のおおむね3倍の速度で進むのだ。赤く塗ってツノを付けてやりたいくらいのものだ。オペレーターもさぞ驚くことだろう。
 苦労して人混みを抜け出した俺を、ハルヒはブティックの店先で腕組みをして待ちながらジト目で睨む。
「なにやってんのよ。子供じゃないんだから、何度も何度もはぐれないでよね。今度あんたが消えたら幼稚園児っていう設定で呼び出してもらうから」
 わかってるさ。理解しているよ。説明のしようがないくらいな。
「ねえ。あたしはいつも思うんだけど、こういうところに入ってるテナント洋服屋って何で同じようなのばっかりなの?これだけたくさんあるんだからもう少し面白いのがあってもいいと思うのよね。袖が片方だけとか、縫製に直線を一切使ってないとか」
 店先で気の早い春物のワンピースを突つきながらハルヒが勝手なことを言った。
「そうだわ、そのうちあたしたちもフリマに出なきゃと思ってるんだけど、すごく面白い服を造って売るのもいいわね。みくるちゃんにモデルになってもらえばいいわ。ねえ、聞いてるのキョン」
 聞いてるさ。そんなこと言って、おまえはそれを口実に朝比奈さんにリオのカーニバルみたいな格好をさせて公衆の面前でセクハラする気だろう。
「あ!それも面白いわね。あんたもたまにはいいこと言うわ」
 するなと言ってるんだ俺は。文脈を汲み取れ。

 若干、ツッコミの切れ味がないな。自分でもわかってるさ。仕方ないだろう?
 本当のところ俺は、いま、それどころじゃない気分なのだ。

 発端は、誕生日だ。

【犬の誕生日】という概念が存在することをご存じだろうか。
 もちろん俺は知らなかったね。
「あたしだって知らなかったわ。でも阪中の家には存在するのよ。阪中よ?わかるでしょ。ツッコんだらこっちの負けよ」
 つまり阪中の家では例の由緒正しいウエストハイランドホワイトテリア、ルソー氏の誕生日を迎えるに当たってささやかなパーティーを催すらしいのだ。驚いたことに、そんな晴れがましい席に涼宮ハルヒほか四名つまり俺たちは招待されているらしく、さらにあれだけイベント好きのくせに誕生日と名のつくものには頑として無視を決め込むはずのハルヒがわざわざそれに応じるというのは、要するにあの走るモフモフの毛玉みたいな生物を思うさまいじりたおす口実が欲しいからに相違ないのだが、そんなわけで犬のプレゼントを買い込むために俺は日曜日だというのにハルヒに同行しデパートなんてところにいる。
 デパートのペット売り場なんていう場所を訪れるのはいつ以来か記憶が定かでないくらい久しぶりのことだったが、多少見た目がきれいになっていたにしてもそこの主役は多少の流行り廃りはあれ、大して顔ぶれの変わらない動物たちである。すなわち熱帯魚、小鳥、リス、ハムスター、そしてしばしば子供連れで買い物をする親たちの厄介の種ともなる子犬と子猫。アクリル張りのペットケージの中でスポンジ球と格闘しているグレイがかった白いふさふさの毛並みの子猫の前で、母親に子猫の可愛らしさを涙ながらに訴える少女、というのもよくある光景だ。
 この場に朝比奈さんがいれば子猫に目を輝かせたり少女の様子に胸を痛めたり我々の住んでいる現代のペットというものの扱いについてとんちんかんな質問をしたりして俺の心を和ませてくれるのだろうが、あいにく彼女も、それどころか長門も古泉さえもここにはおらず、俺の見るもののといえば腕組みをしてこれでもかというくらい大量にぶら下がった犬の首輪を眺めているハルヒの姿ばかりである。だいたい何をそんなに親の敵みたいに睨みつけてるんだ。十代くらい前の先祖が犬の首輪で絞め殺されでもしたのか。
「何を馬鹿なこと言ってるのよ。ねえ、どう思う?」
 何をだよ。
「首輪に決まってるじゃないのバカね。見てみなさいよ。これだけいっぱいあるんだからひとつくらい面白いのがあってもいいんじゃない?納得いかないわ」
 おまえは愛玩犬の首輪にいったい何を求める気だ。どんななら納得するんだよ。
「ほら。あるじゃない。逆トゲがいっぱい植わっているような奴」
 あれは牧羊犬や闘犬が首っ玉に喰いつかれないようにするのが目的であって、頭のネジが何本も吹き飛んだ女子高生を面白がらせるためでは断じてない。おまえはルソー氏に狼がうようよいる昼なお暗い森に隣接して建てられた鶏小屋の番でもさせようと言うのか。あの動くぬいぐるみみたいないたいけなワンコロがそんな激務に耐えられるものか。だいたいそんなのじゃ抱きついた阪中が怪我するだろう。
「うるさいわね。わかってるわよそんなの。でもプレゼントよ。日用品贈ったってしょうがないじゃない。忘れようがないものじゃなきゃ」
 俺の時計は中三の誕生日に親にもらったものだったが、ここでそんなことを得意げに語っても仕方がないしハルヒの中にある誕生日というものに対する変な引っかかりを刺激するのもアレなので俺は何も言わなかった。こういうときには、いつもにやけ面で突っ立っていて如才なくハルヒのご機嫌をとる古泉の存在が欲しいと思わなくもない。
 もちろんこの件でハルヒはSOS団全員に招集をかけていたが、いかなる宇宙的未来的超能力的事情があったものか、この日曜日に体が空いていたのは俺ひとりであり、長門の用事なんてものはおそらく俺には理解不能だろうし古泉が何をしているかなんぞ知りたいとも思わないが朝比奈さんが本日ただいま何をしておられるかについてはいささか気にかかるところだな。
「仕方がないわ。いったん間を置くわよ」
 解散するのか?
「まだ何も終わってないじゃないの。よその売場を冷やかしながら思考をいったんクリアにするのよ。戦機が熟してないと思ったら一回間合いをはずすのも大事なんだからね」
 相撲の仕切りかよ。
「ひょっとしたらマヌケな業者がそのあいだに納品しに来るかもしれないじゃない。さあ行くわよキョン」
 ハルヒは振り向きざまに俺の胸元に手を伸ばしかけたが、いつも犬の散歩に使うリードよろしく都合よく掴まれる運命な俺のネクタイがそこにないことに気づくと手を止めて珍しく逡巡するような表情を見せた。
 俺はそんなハルヒを早足で追い越すとペット売場の入り口に立ってハルヒを促した。
 ハルヒが口をアヒルみたいに尖らせたとき、遊び疲れた様子で丸くなり眠っていた子猫が、びくり、と身を震わせた。

 ハルヒは玩具コーナーに置いてある大仰な知恵の輪みたいなパズルを端から解いていっては再び組み直し、食器のデザインに難癖(おわかりの通りデザインに奇抜さが足りないという不当な非難)を付け、ちらっと読んだだけでは理解できそうもない複雑な製法で造られているらしい高価な鍋セットについてさんざん蘊蓄を披露してから「でも料理なんて中華鍋一つあればだいたい何とかなるわ」などとすべてを台無しにするようなことを大声で言い放ち、楽器コーナーのなにやらパソコンみたいなモニタの付いた立派な電子ピアノでレオン・ラッセルの「ソング・フォー・ユー」をひとくさり弾き語って見せては鍵盤のタッチが気に入らないと言って唐突に中断した。
 なんだよ。結構楽しそうじゃねえか。
 とすれば世間的には結構なことなんだろうが、付き合わされる俺にしてみればむしろ結構な迷惑である。俺は「ピアノで弾くアース・ウインド&ファイアー」という楽譜本を立ち読みしながらぶつぶつ文句を言うハルヒを横目にしながら時計をチラ見した。
 うげ。思ったより時間が経ってねえ。
 なあハルヒよ。
「なに」
 首輪で気に入ったのがないってんなら何かほかのものにしたらどうなんだ。
「キョン。犬を散歩させたことがある?」
 自慢じゃないが犬を飼ったことなんかねえな。うちには庭もついてねえし。
「散歩のとき飼い主はリードを持ち、そしてリードは首輪につながっているわ。すなわち、首輪は犬と人間のコミニュケーションを司るもっとも重要なパーツと言えるのよ。あんた、たかが犬の首輪って思ってなめてるんじゃない?とんでもない話だわ」
 言ってることはわからんでもないがそれがどうトゲトゲの首輪に繋がるんだよ。
「そのくらい自分で考えなさい。さあ行くわよキョン」
 丸投げかよ。
 ハルヒはさっさかと歩き出す。ついてくるのが当然と思ってやがるのだ。俺の方が首輪を付けられてるみたいなもんだ。それともしつけのできてない犬に引っ張り回されるダメ飼い主か?今度しつけ王選手権にでも応募してみるか。スパルタおばさんに預ければハルヒも少しはイイ感じになるかも知れん。
 ハルヒの頭に犬耳が生えているところを幻視した時点で俺は頭を振り振り愚にもつかない妄想を追い払った。だいぶヤキが回ったな俺も。
Depart01
 
 
 
 
 
 
 
 いつの間にかハルヒの姿が見えなくなっていた。はぐれたか。まあいい。俺にだって休養が必要だ。頃合いを見計らって携帯に連絡を入れるとしよう。
 俺はハルヒの弾いていたピアノの鍵盤をシャレでぽーん、と叩くとショーケース内に陳列された年に何本も売れないに違いないクソ高いアメリカ製のエレキギターをしばらく眺め、身を翻してハルヒに連絡を入れようと携帯電話を取り出して、その光景を目の当たりにした。

 紙人形という奴を見たことはあるだろうか。

 紙に人の形の絵を二枚描いて――右向きと左向きとか、そんな感じだ――間に割り箸を挟んで貼り合わせる。一丁上がりだ。小学校とかでそんなのを使った人形劇をやったことはないか?
 まあいい。だいたいわかるだろ?
 だったら、デパートを埋め尽くした人ごみがあらかたその紙人形みたいにしか見えなくなっていたときの、俺の受けた衝撃を理解できるはずだ。
 できないか?
 してくれ。
 ……だめか?
 仕方ねえな。
 とにかく、俺は足の骨を根こそぎ引き抜かれたのではないかと思うくらい体の力を失いその場に崩れ落ちて膝を付いた。
 某詩人みたいにじっと手を見る。
 俺の手は紙人形にはなっていない。気のせいか?
「あらあらあら。大丈夫?」
 年配のご婦人とおぼしき声が頭上から降ってくる。
 俺は顔を上げた。
 確かにそこにいたのは推定年齢田舎のばーちゃんと同じくらいながら、高級住宅街の住人と思われる大変品の良さそうな女性だったが、俺の目には等身大の写真パネルにしか見えなかった。
 顔面から血の気の引く音が聞こえた。本当だ。
「……あ。その。大丈夫です。昨日徹夜したもんですから。ははは。はは」
 薄笑いを浮かべながらふらふらと歩き出す俺の姿はさぞ怪しく見えただろうが勘弁してもらいたい。俺もいっぱいいっぱいでな。
 右を向いても左を見ても紙やパネルの絡み合いである。俺は生まれてこの方こんな恐ろしい光景を想像したことすらなかった。今後もしたくないが当分うなされるだろう。
 原因はひとつしか考えられない。厳密に言えばふたつだがうちひとつは俺の頭が本格的にイカレたというものであり俺が自分でその可能性について考察することは意味がない。故に、問題点はひとつに絞られるのである。

 すなわち、涼宮ハルヒだ。
 またあいつが何かやらかしたに違いない。

(続く)

******************************

 今回はここまでです!
 まずはキーワード「首輪」を使ってくれました。デパートデートで犬だったり飼い主だったり…。もうね、「分かってらっしゃるっ!」と叫ばずにおれますか!って感じっすよ!!
 この後「コンドーム」「マイケル・ジャクソン」という二つのキーワードがこのストーリーに絡んでくるわけです。
 続きも是非楽しみにしていて下さいね!

 今回の挿絵ですが。「犬耳ハルヒ」を描くしかないだろう!と。
 で、特に記述は無いのに、勝手に尻尾を生やして骨を咥えさせました。あと、首輪も。
 この辺りは絵的な派手さを加えていくという、絵を描く側の判断というやつ…嘘です好みです萌えです。

 下書きペン入れはアナログ、仕上げはデジタルで。今回はペン先を変えるタイミングだったんだけど、普段のゼブラ丸ペンじゃなくって、ゼブラ丸ペンEタイプで線を引きました。なんとなく、ペン先が呼んでいる感じがあったんで。
 まだまだ使いこなせていないんだけど、なんとなく、随所でいい線が引けた気がします。今後はEタイプももうちょっと使ってみようかな、と改めて思ってみたり。
 いい線引けるようになるといいなぁ。

 次回も挿絵を描くのが楽しみです。
 ではでは、またです!

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コメント

こんばんは、尾鈴明臣です。

山崎しんのすけさんの最新作! 
最近のコメントを見て密かに羨ましく思っていたのですが、公開して頂けるとは!!!
読めるとは思っていなかったのでメチャクチャ嬉しいですよ。
しかもだんちさんとの合作!!
もう、ありがとぉぉぉぉぉおおお!!! と叫ばさせて頂きます^^
残るネタは『コンドーム』と『マイケルジャクソン』ですか。
この2つが加わって一体どう話が進んでいくのか、続きが楽しみで仕方ありません。
やんちゃ犬ハルヒ可愛いなぁ!

投稿: 尾鈴明臣 | 2007年4月10日 (火) 01:07

うゎっ、またつづきが気になるところで終わってるなあ。

いや、デパートでの混雑やら喧騒やら、それからハルヒのいかにもなウザさやらの見事な描写に、
「楽しそうっちゃ楽しそうだけど、こんな女と休日デートしたくねーなあ」
とか思ってしまいました。もうツンデレとつき合えるだけの体力ねーのかな、俺…。

僕も人のSSのつづきっぽいもん書いたりとかしましたけど、結局のところどうしても自分の文章になっちまってて。そこのところは、
「まあ、コメント欄に書くだけのものだし…」
と、自分にいいわけしたりもしたんですけど、山崎さんのこれは、見事に「ハルヒ」の文体になってますね。しかもお題を消化する、って制約のもとで書いておられるんだからマジで感心いたします。僕もこういうふうに書けたらなあ…。

挿絵なんですけど…タイプ的にはハルヒは猫型なんだろうと思ってましたが、犬耳もいいっすね。つか、彼女の潜在的M気質を考えたら、犬キャラは実は本質をついてるのかな、とか思ったり。
つづきが「コンドーム」に「マイケル・ジャクソン」だそうなので、なんかそのお題に従って挿絵のほうも色物化しそうな予感もしますが、それはそれで激しく見てみたいですな。
ってことで、つづきを楽しみにしております。
それでは!

投稿: memento | 2007年4月10日 (火) 14:39

>尾鈴明臣さん、こんばんは^^
早速読んで下さって、コメントをありがとうございます!!
公開しないわけがないじゃないですかっ!!^^
喜んでいただけてすごく嬉しいです。

≫山崎しんのすけさんの最新作!

まさに、そういったものになっていますよね。冗談からこんなことが実現するとは。言ってみるものです^^
僕も山崎さんの最新作を読めることが本当に嬉しいし、その上公開させていただくことで、こうやって一緒に楽しめて。そのことがまた、とても楽しいです^^

合作、尾鈴さんも是非混ざりましょう^^
一緒に何かやろーぜー。

やんちゃ犬ハルヒ、可愛いっすか!?やったぁ^^
「犬耳」といういいネタを振ってもらえて、僕も描き甲斐がありました。
この犬ハルヒ、「しつけ前」というところが個人的には萌えポイントです^^

私服の設定、ファッション雑誌の「PS」を見てやったんですが、これ実はニーソなんですよ。次はそこまで描けるかな。
それにしても、尾鈴さんの「犬ハルヒ」も見たいなー。なんて言ってみたり^^

残る二つのキーワードの使われ方も、要注目ですぜ!
次回の公開も是非読んで下さいね!!

>mementoさん、こんばんは^^
山崎しんのすけさんの力作を読んで下さって、コメントをありがとうございます!
続き、気になるでしょ?^^
いろいろ、とんでもないことになりますよ。期待していて下さい!

≫もうツンデレとつき合えるだけの体力ねーのかな、俺…。

あははは(笑)ハルヒみたいな子は、基本子供と一緒ですもんね。子供はすげー体力あるし。だけど限界が来ると突然寝たりして。そりゃ体力いりますよね。
「ツンデレと付き合うには体力が必要」っていうのは、なかなか面白いテーマですよね。やっぱり男は体力か。俺も鍛えなおさないと…。

≫山崎さんのこれは、見事に「ハルヒ」の文体になってますね。しかもお題を消化する、って制約のもとで書いておられるんだからマジで感心いたします。

そう!そこ、山崎さんの凄いところの一つなんですよね。
以前、コメントで池波正太郎先生の文体を真似て書き込んでいただいたことがあったのですが、あまりに似ていてびっくりしたことがありました。
絵で絵柄を真似たり、歌で歌唱を真似たり、ということはよくありますが、文章でそういうことができる、というのは正直驚きでした。
感覚だけでなく、ロジカルに文章というものを深く心得ていたりするのかな、とも思いますし、とにかくすごい才能だなぁって、僕も常々感心しっぱなしでございます。

しかしですね。僕はmementoさんの文章も相当好きですよ^^
映像、音、匂い…五感で感じ取れる文章を書けるというのは、相当な才能ですよ!今思い出しても、やはりあのラスト、「痛いくらいなんだ」はじんわり泣けてきます。
また是非SS書いて下さいよ。挿絵描きますぜ!!

挿絵といえば。犬耳ハルヒ、気に入っていただけて嬉しいです^^
実際、描いてみると、犬ハルヒはかなりしっくりきますね。
いつもツンツンしてても、こいつは尻尾ブンブン振っているんだろうなぁって。一旦餌やったりすると懐いて離れなかったり^^
考えてみれば、僕は最初っから「ハルヒはマゾだ!牝犬だ!」と思っていたわけですが。こうやって山崎さんに首輪キーワードで書いていただいたことで「ハルヒの犬性」を再認識させてもらえた感じです。
そうなると…やはりしつけないといけませんね!
妄想が膨らみまくってしまいます^^

次回の公開も是非読んで下さいね!
残り二つのキーワードの使われ方も要注目でございます^^

ではでは、またです!

投稿: だんち | 2007年4月12日 (木) 02:10

またまたお邪魔致します。尾鈴明臣です。

>合作、尾鈴さんも是非混ざりましょう^^

混ざりたい!
機会があれば是非!!!
以前のコメントでの
>>ネーム提供して一本描いて欲しくなってしまいます!
コレ本気にしちゃおうかなぁ^^;
もし本当に宜しければこちらからお願いしたいです!

>それにしても、尾鈴さんの「犬ハルヒ」も見たいなー。なんて言ってみたり^^

もう既に描いてたりして……^^;
えー、何というかドッグトレーニングの絵ですかね? フフフ……。

それでは、この辺で。
失礼致します^^

投稿: 尾鈴明臣 | 2007年4月12日 (木) 17:16

尾鈴明臣さん、こんにちは^^

>コレ本気にしちゃおうかなぁ^^;
>もし本当に宜しければこちらからお願いしたいです!

お!!マジですか!!!?
その気になってくれましたか!!!やったぁ♪

このコメントを見て、早速思いついたのでネーム描いちゃいましたよ。
そして、メールで送りつけちゃいましたよ^^
気に入ってもらえるといいなぁ…。
もしよかったら描いて下さいね!

>もう既に描いてたりして……^^;
>えー、何というかドッグトレーニングの絵ですかね? フフフ……。

なんとっ!!!!!
ちょっ…調教ですねそうですね!!!!
見たい見たいー!!!!!!
是非にっ!!!!!!
良かったら、今度見せて下さいね!^^

ではでは、またです!

投稿: だんち | 2007年4月13日 (金) 15:08

ありがとうございます!!!
早速見せて頂きました!!!

いや、コレは素晴らしいですよ。
ストーリー、展開、全て僕好みっ!
漲ってきたぜーーーーーーー!!!!
あまりの嬉しさに顔中の筋肉が弛緩しっぱなしです^^
だんちさんらしいキョンとハルヒのラブラブな内容! 堪りませんっ!!
もう皆さんに見せびらかして自慢したくて仕方ありませんよ^^;
ああ、でも自分などの絵を入れて台無しな事にならないようにしなければ。
なのでじっくり時間を掛けて取り組んでいきたいと思います。
他の皆様には申し訳ないですけど、ご了承願いたく^^;

>ちょっ…調教ですねそうですね!!!!

そのとおりです^^;
近いウチお見せしますね^^

それでは、改めてありがとうございました!
頑張ります!!

投稿: 尾鈴明臣 | 2007年4月13日 (金) 18:19

尾鈴明臣さん、こんにちは^^
いきなりネームを送りつけて押し付けてしまいましたが、受け取って下さってありがとうございます!!
描いていただけるんですねそうですねっ!!!!!
やったぁ♪^^

>ストーリー、展開、全て僕好みっ!

と仰っていただけて、本当に嬉しいです。
この感じ、きっと尾鈴さんならば共感していただけるはず!と思いながら、でも「なんだよこれ」とか言われたらどうしようとドキドキしつつ描きました^^

>もう皆さんに見せびらかして自慢したくて仕方ありませんよ^^;

こちらこそ、描いていただいたら自慢しまくっちゃいますぜよ!!
あぁ、早く見たいなぁ…。

>なのでじっくり時間を掛けて取り組んでいきたいと思います。

赤い角をつけて通常の3倍の速度でお願いします。
…嘘です^^
いやでも、早く読みたいもんよ!!
はっ!じっくり時間を掛けて俺を悶えさせるプレイなのかっ!?
そんなプレイいやぁ。
とはいえ、COMIC1があったり、他にもいろいろお忙しいでしょうから、お時間のある時に、ラクガキするつもりで気軽に楽しく描き進めていただけたら本望でございます^^
押し付けてしまいましたが、どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

犬ハルヒ、はぁはぁしながら待たせていただきます!うおー、楽しみ!!^^
ではでは、またです!

投稿: だんち | 2007年4月16日 (月) 03:31

こんばんわ。今更ですが山崎しんのすけです。(^^;
タイミング逃した orz
とはいえ、どうにかご好評いただいているようで何よりです。

尾鈴さん。
>もう、ありがとぉぉぉぉぉおおお!!! と叫ばさせて頂きます^^
ワタシも叫びたいです(^^
っつーか心の中では叫びました。犬ハルヒ見たときに。
もうなんというか、「犬」とか「首輪」とか「飼い主」とかそういう言語に対するだんちさんの反応の早さと的確さたるやですね。さすが日夜研鑽に励んでおられる方は違います。文章書いてたときはこういう解釈をできるとは考えておらずむしろ「TVチャンピオン」ネタでああこいつ馬鹿野郎だなニヤリ、くらいの反応がもらえればいいや、と思ってたので。嬉しい驚き。渓谷があるのは等々力。

mementoさん。
はじめまして。楽しんでいただけてますでしょうか(^^

>「楽しそうっちゃ楽しそうだけど、こんな女と休日デートしたくねーなあ」
もっともな話です(^^;
でも、言いたいことを言わないで腹に溜めてしまう女の子を相手にするのも、これはこれでストレスになるもんですけどね。ハルヒは疲れさせるけども気は遣わせないタイプですよね。つまり、案外ハルヒなりに回りに気を遣っているのかも。

              ナイナイ( `Д´)ノ

>見事に「ハルヒ」の文体になってますね。
ありがとうございます(^^ 自分がどうでもいいことを延々記述してしまうタイプなのでキョンとはシンクロ率高いかも知れません。いつも書きすぎて削っています。いいことではないような気もしますが。
ただ、地の文で語るところとセリフで語るところの使い分けは未だによくわかりませんね。

正直、後半になるにつれてシンクロ率は下がり気味になっていくような気もしますが、よろしければお付き合いください。


だんちさん。
お世話になります<(_ _)>

>この犬ハルヒ、「しつけ前」というところが個人的には萌えポイントです^^
そこかよ!ヽ(`Д´)ノ

上でも書きましたが正直あのくだりが こ ん な に 受 け る と は 思ってませんでした(^^;

>以前、コメントで池波正太郎先生の文体を真似て書き込んでいただいたことがあったのですが、

あれは定番ネタですからw

〔サンタクロース〕を、
(いつまで信じていたか……)
 などと云うことは、まことにたわいもない、世間話にもならぬくらいのどうでもいい話だ。
 それでも、俺がいつまで、サンタなどという、いわば〔想像上の赤服爺さん〕を信じていたかというと、これは確信を持って言えることだが、
 最初から、
(信じてなどいなかった)
 のである。

長くなるほどボロが出ますね(^^; まあこのくらいで。

それではまた。

投稿: 山崎しんのすけ | 2007年4月17日 (火) 23:56

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