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2007年6月13日 (水)

Raul Midonの「State of Mind」を聴いた!

 こんにちは、だんちです。久しぶりに音楽について。
 盲目のシンガーにしてギタリストのラウル・ミドンのデビューアルバム、「State of Mind」を購入して聴きました。
 すっげぇいい!!ちょーたまんねぇ!!こりゃ、無茶苦茶いいアルバムですよ!!

 東芝EMIのページでラウル・ミドンのプロフィールを確認したりアルバム全曲のサンプルが試聴できます。

 つい、一昨日まではラウル・ミドンのことは知りませんでした。
 配偶者と一緒に本屋に買い物に行った時、店内で流れていたFMラジオでラウル・ミドンの曲が掛かっていました。
 僕は全然聴いていなかったのですが、配偶者が聴いていて「これはすごくいい!!」と気に入って、帰宅してから検索して見つけた東芝EMIのページを見せてくれました。
 で、試聴してみて。
 こりゃすげぇ!!と僕も一発で気に入って、即アマゾンに注文。昨日届いて、聴きまくっております。

 しっかし…盲目の方でこのギタープレイ…すごすぎる。
 アルバムタイトル曲「State of Mind」のビデオの試聴もできるので見たのですが。アコギなんだけどクラシックギターっぽいフォームで構えて弾くんですね。
 で、右手がすげぇ。凄まじいリフを弾き倒している様子を見て、こりゃクラシックギター通ってるんだろうな、すげぇ基礎がしっかりしているんだろうな、と思ってプロフィールを確認すると、フラメンコギター、クラシックギター、ジャズギターという変遷を辿っているようですね。
 そりゃ、テクニックがしっかりしていて凄まじいわけですわ。

 リフにハーモニクスを入れるって。
 それを弾きながら歌うって。
 どんなんだよ!!
 そりゃ、ジェフ・ベックが絶賛するわけですよ。
 ギターを弾いたことがある人なら、ラウル・ミドンの凄まじさが分かるはずです。
 当然フレットなんか見えないんだし、いったいどんな練習を積んでいるのか…。

 その凄まじいギターテクニックが、パーカッシブにギターをかき鳴らすのですが。お父さんがアルゼンチン人ということで、ラテンリズムの影響が強いようですね。
 なので、非常にノリが気持ち良いのです。

 基本的に、ギター、打楽器、ベース、ヴォーカル、という編成で音数は少なくって。
 だからこその空気感、グルーヴ感があって。
 それは、ギターの確かなテクニックとグルーヴと一緒に醸し出される彼のヴォーカルも大きいのだと思います。
 非常に、優しい柔らかい、そして存在感のあるいい声しているんですよね。
 厚すぎず甘すぎず、とても心地良いヴォーカルです。
 日本人にもすごく馴染める声な気がします。

 空間を感じる音色作りと彼の声から、広がりや空間、空気を感じるアルバムなんですね。
 同時に、リズム、グルーヴを感じるところに、鼓動を持った人間性というものも感じるし。

 その人間らしさ、ということでいうと、ラウル・ミドンは「マウス・トランペット」というのも得意にしていて、これがまたすげーいいのですよ!
 「マウス・トランペット」というのは、口でトランペットの音を出す技ですね。
 エクストラトラックとして収録されているライブ映像ではギター一本とヴォーカルで歌い上げながら、マウス・トランペットを織り交ぜて一人でギター、ヴォーカル、マウス・トランペットでセッションするところがあるんだけど、これはもう圧巻でございます!!
 一人でこれだけの音楽ができるんだ、と思うと感動しないではおれません。

 映像で見る彼のアコースティックギターは指板がフラットでクラシックギターっぽい指板なんですよね。ブックレットを見ると使用ギターに「Larrivee」って書いてあったので調べてみました。

 Jean Larrivee Guitars USA Inc.

 ここのギターみたいですね。指弾きに特化したアコギっぽいっすね。入り口画面の写真がいきなりラウル・ミドンで、あらここでもこんにちは、ってな感じでございます。ギターメーカーの方でも一押しアーティストなんでしょうか。
 全部英語なのでちゃんと読んでいないのですが、ちょこちょこ調べた感じでは、元々はカナダのメーカーさんなのかな?

 で、ラウル・ミドン。その「Larrivee」ギターを弾き倒している様子がライブ映像で二曲楽しめるわけですが。
 リフにハーモニクスを入れて右手で弦とボディを叩きまくるように弾いている「State of Mind」は凄くてそもそも必見として。
 もう一曲の「Sunshine(I Can Fly)」も素晴らしいのです。
 これのギタープレイもまたすげすぎる。
 親指でベース弦をチョッパーのように弾いて、残りの指でストロークしているように見えるのですが、これにさらにマウス・トランペットとヴォーカルが混ざるから、すごいグルーヴになるのです。

 ギターって、右手の弾き方でいろんな音が出せるし、気持ち良さをどこまでも引き出せるんだなぁと改めて感じました。指弾きって、やっぱり奥が深いし、すごい!
 それに、一人であんなに音楽として成り立たせることができる。人間ってすごい!

 目の見えない彼が奏でている、今目の前にある音楽から、彼のこれまでの軌跡だったり、周囲の支えやリスペクトだったり、様々なものが感じられて、とても感動できて、そして同時にこれからの広がりを感じる、本当にいいアルバムです。

 素晴らしい音楽に出会えた!!

 まだ、ラウル・ミドンに出会っていない方には、是非とも彼の音楽に出会って欲しいと念願します。
 試聴してみて気に入ったら即買いだ!

 そんなわけで、ラウル・ミドンの「State of Mind」の紹介でした。
 ではでは、またです!

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コメント

こんばんわ。山崎しんのすけです。

ラウル・ミドン、サンプルだけですが聞かせていただきました。きわめて高いテクニックをたいへんこなれた音楽として表現している人だなという印象を受けました。アコースティックギターを【チョッパー】の如くスラップで弾くプレイは何度か見た(聞いた)ことがあったのですが、この人のプレイはまたひとつ高い次元の扉を開いている感じですね。っつーかあの口三味線ならぬ口トランペットだけで芸人さんとしてならメシが食えると思います。とにかく歌から何からあらゆる部分のレベルが高すぎてボーッとしていると普通にバランスの取れた音楽にしか聞こえないというあたりがですね。持論なのですが「レベルが高くなりすぎると素人にはどこが凄いのか理解できない」というのがあってですね。ウチの奥さんあたりだと聞かせても普通に綺麗な音楽としてしか認識しないと思うんですね。もちろんそれは凄いことなんですが。

実を言うと彼が盲目であるということに関してはそれほど驚いていません。ミュージシャンにとって盲目であるというのは、それが先天的なものである場合、必ずしもハンディにならないのではないかとワタシは思うのです。レイ・チャールズだのスティービー・ワンダーだの聞いてしまってますし。もちろん凄いことにかわりはないのですが。

関係ないのですが、ジェフ・ベックの名前が出てきたのがなんだか嬉しいです。でも若い人はジェフ・ベックって誰だか知らないんじゃないのかなあ。BECKのパクリとか言い出す奴がいそうで怖いです。スキャッターブレイン!

それではまた。

投稿: 山崎しんのすけ | 2007年6月13日 (水) 22:41

山崎しんのすけさん、こんにちは^^
ラウル・ミドン、サンプル聴いてくれましたか!!
自分が気に入っているミュージシャンに興味を持っていただけるというのは、やはり嬉しいですね^^

仰る通りで、高い技術を音楽としてのダイナミズムの中で使いこなしていて、そこが本当に素晴らしいですよね。
それがあるから、ギターを弾かないうちの配偶者が本屋で流れるFMラジオを聴いて「これはいい!この音楽を聴きたい!」と思ったのだと思います。
瞬間的に、「高い次元の扉を開いている」感じが伝わるんでしょうね。
音楽ってやっぱりすげぇ。

>っつーかあの口三味線ならぬ口トランペットだけで芸人さんとしてならメシが食えると思います。

そうそう!!マジでそうですよね!!
スラップ&ストロークギターとヴォーカルとマウストランペットの一人セッションは凄まじいっすよ。今度家に見に来なはれ^^

>とにかく歌から何からあらゆる部分のレベルが高すぎてボーッとしていると普通にバランスの取れた音楽にしか聞こえないというあたりがですね。

本当にそうですよね。
山崎さんの仰る「レベルが高くなりすぎると素人にはどこが凄いのか理解できない」というのは、僕もそう思います。
そして、「普通にバランスの取れた音楽」というのがまた難しいのかもしれませんよね。
高い技術を使ってそういった普通の心地良い音楽を聴かせてくれるところが、素晴らしい演奏姿勢だと感じます。
その辺り、マーティ・フリードマンの発言の話題から繋がってますよね^^
やはり、エンターテインメントにとって普遍的な姿勢なのかもしれませんね。

盲目ということに関しては、彼の努力の凄まじさと同時に、彼の周囲の協力、努力というものにもドラマを感じるんですね。
本当に一生懸命彼に向き合って教えたんだろうなぁって。
自分がギターを弾くからってこともあるんですが、どういう練習をしたのかを想像するともう、気が遠くなりますよ!
でも気が遠くなりつつも、練習内容にすごく興味が沸きます。
ロバート・ジョンソンは人前では決して練習しなかったそうですが、やはり練習こそが技術を育んでいきますからね。練習内容やその取り組み方など、漫画を描く僕にとっても多くの教訓があるように感じて、知りたくて仕方ありませんよ!

ジェフ・ベック。
名前を出しておいてなんですが、「Blow By Blow」まだ聴いてないんですよね^^;
時々無性にジェフ・ベック聴きたくなるので、いい加減買って来ようかな。
若い人は、意外と昔出たアルバムも聴いているように感じます。ジェフ・ベック辺りは知っているんじゃないでしょうか。
実際現役ですし。
音楽も書籍も、長い間残って(残っていくものは)多くの世代に愛されるところが素晴らしいですよね^^

そういえば。聴いたことがないと仰っていたジョン・メイヤーですが。次の音楽記事にしようと思っているのですが、16日の深夜にNHK-BSでライブが放映されますよ。
「ワールドプレミアムライブ ロッド・スチュアート/ジョン・メイヤー・トリオ」という番組で。2:00からの放送のようです。良かったらチェックしてみて下さい^^

ではでは、またです!

投稿: だんち | 2007年6月14日 (木) 05:30

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