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2007年9月22日 (土)

アニメーションシリーズ「らき☆すた」を好きな方にお薦めを。機会があれば、是非、ということで。

 おはようございます、だんちです。アニメーションシリーズ「らき☆すた」が終了し、作品の感想を思い入れたっぷりに書ききったりしたわけですが、好き勝手に書いてきた僕の感想も、温かく読んでいただけまして、とても嬉しく思っております。読んで下さった方、改めてありがとうございます。

 ラストまで見てくる中で、作品の持つメッセージ性や立ち位置について様々なものを受け取る僕なりの感受性の素地というものは、今まで見てきた様々なエンターテインメントから培ってきたものだと改めて実感しました。
 そこで、そんな見てきたものから一つ、アニメーションシリーズ「らき☆すた」を好きな方に、僕なりにお薦めしたい作品を挙げてみたいと思います。

 それは、舞台演劇なのですが、第三舞台の「朝日のような夕日をつれて」です。

 この作品と「らき☆すた」の間に、明確な共通点は無いわけですが、僕の感想を読まれた方で、共感や同意はできなくとも、ある程度以上の「納得」を感じていただけた方には、楽しんでもらえたり、何かを感じてもらえたりするのではないかな、と思います。

 第三舞台は現在活動休止のようですし、最近の詳しい動向は知らないので、この演目を直接観劇する機会は、なかなか無いかもしれません。
 ただ、劇団のHPでDVDの通信販売をしているようですし、以前、NHK-BSでDVDにもなっている91年上演版が放送されたこともありましたから、いずれ再放送もあるかもしれません。
 あと、戯曲も発行されています。

 本来は実際の舞台を見るのが一番いいのですが。それが難しいので映像で見ることができたら。それでも難しければ戯曲で。という感じになるかと思います。
 機会がありましたら、是非、「朝日のような夕日をつれて」という作品に触れてみて下さい。

 この作品を僕が見たのは、まさにDVDになっている91年公演の時でした。
 当時大学生だった僕は、舞台観劇好きの姉の誘いでいろいろなお芝居を見ていました。
 第三舞台主宰の鴻上尚史氏のエッセイなどを読み漁っては単純な僕は多大な影響を受けたりしていました。
 若かった僕は、「朝日~」の持つメッセージや鴻上氏の書いていることなどをちゃんと受け取ることはできていなかったように思います。
 でも、そこにある何かを感じ取ることは、少しはあって。それが、今、30も後半という頃合でいろいろと感じる素地の一つになっているのだと思えます。

 このお芝居は、「らき☆すた」の感想の中でも何度か引き合いに出した「ゴドーを待ちながら」という戯曲が下敷きになっています。
 そこで、「遊ぶ」ということと、「生きる」ということとがテーマとして出てきます。
 その上で、舞台のラストに、メッセージを集約させて見せてくれます。

 僕が、アニメーションシリーズ「らき☆すた」を見て、「朝日のような夕日をつれて」を連想したのは、そういった部分なんだと思います。

 様々な作品について言えることなのですが。
 それぞれの作品の表面に出てくるものが違っていても、物語を作る者の根底には、ある種同じ言語を話すように、通じる部分というのはあるように感じます。
 それは、選民意識的に言っていることではなく、単純に専門職ならではの共通意識みたいなものです。

 そういった部分で、アニメーションシリーズ「らき☆すた」を好きな人なら、「朝日~」を見ても、何かその人にとって糧になるようなことがあるのではないかな、と思ったわけです。

 お薦めする作品として、「朝日のような夕日をつれて」を挙げたわけですが。
 いろいろなお芝居を見るということは、とてもいいことだと思うので、劇団や作品を問わず、観劇そのものもお薦めしたいですね。
 人気劇団はチケットがなかなか取れなかったり、当たり外れの落差が大きかったりもするのですが、生の役者さんが、目の前の舞台で力の限り演じている姿を見るということは、物語を「体験」することとしては、とても良い機会になるのではないかな、と思います。

 劇場の席に着き、幕が上がる。
 物語を体験し。
 幕が下りる。
 そして、席を立つ。

 それを経験することは、アニメーションであったり漫画であったり、小説であったりをより楽しむことに繋がるように感じます。
 そのことの意味合いとしては、勿論、人生そのものを楽しむことに繋がる、ということなわけですが。

 そんなわけで、「朝日のような夕日をつれて」と観劇をお薦めさせていただきました。


 ところで。
 「らき☆すた」の感想を半年に渡って書いてきましたが、今後のアニメ感想については、連続して書くことはしないかもしれません。「ハルヒ」第二期と「ARIA」第三期はなんとしてでも書きたいですが…。

 今年から「作り手としての自分」を今まで以上に意識して感想を書いていましたが、今後もそういった観点で、語りたいテーマを見つけたらその都度書く、みたいにしていこうかな、と思います。
 つまりは、ますますポエム傾向が強くなるかも、ということなんですが。
 あと、最近落書きをいっぱいアップしていますが、「描きたい熱」がかなり上がっていることもあって、オリジナルや二次でいろいろと漫画をアップしていくことに意識が傾いています。
 なので、更新頻度が下がるということは無いでしょうけど、「アニメ感想」に関しては減るかもしれません。

 でも、これからも多くのアニメを見ていくことに変わりはないので、結局またうずうずしちゃってあれこれ語るかもしれないんですけどね。

 ともかく、一応は、自分の中で「らき☆すた」の感想を書ききることで、一区切りはついたかな、という気がしています。

 なので、頑張って漫画を描きまくるのでございます。
 でも、また感想も書いたりしたら読んでやって下さいね。

 ではでは、またです!

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コメント

とうとう「らき☆すた」も、終わってしまいましたね。番組放送後に、こちらのブログで感想を読ませていただくのが楽しみでした。
だんちさんの深い洞察と愛情に満ちた感想を読むと、作品への愛着がさらに増すような気がしました。実はアニメを見る前に原作をちょっとだけ読んでいたのですが、内容的にさほど面白く感じられずそれきりでしたが、アニメを見てから再び読み返してみると、これが妙に楽しく感じられてすごく意外でした。こんな経験は今までになかったことでした。これは、アニメの出来が良かったせいもあるでしょうが、だんちさんの感想の存在も大きかったように思います。
貴ブログにも、時々見当はずれのコメントを書き込ませていただいたこともありましたが、さぞやご迷惑だったのではないかと申し訳なく思っております。

ところで今回書き込ませていただいたのは、鴻上氏と第三舞台に関する話題が取り上げられていたためで、思わず懐かしくなってしまいついキーボードを叩いてしまいました。
とは言っても、私は「朝日のような夕日をつれて」を観たことも読んだこともありません。ただ学生時代に、鴻上氏がニッポン放送のラジオ番組、オールナイトニッポンの第二部でパーソナリティーをされていたのを毎週楽しみに聞いていたので、ついその頃のことを思い出してしまったためです。当時の鴻上氏は、若者にとってカリスマ的な存在で、確か朝日ジャーナルの記事で、「若者の神」ということで筑紫哲也氏と対談をしていたりしたのを記憶しています。
オールナイトニッポンでは、カリオストロの城に影響を受けた話とか、ドラクエの話やファミコンでゲームを制作するとかいう話(あの後どうなったのかな?)とか、いかにも受験生が好みそうな話題やコーナーが多くて、私のところではオールナイトニッポンの第二部は放送していないにもかかわらず、必死にラジオのチューニングをあわせながら、雑音の中でかすかに聞こえる鴻上氏の声に、耳を澄ませていたものでした。つまり、そこまでするほど抜群に面白い番組だったのですね。まあ今から思えば、鴻上氏のエリート意識が見え隠れする、いやらしい番組だったような気がしないでもないですがw。
そういえば当事、糸井重里氏も天才コピーライターとしてもてはやされていた頃で、番組でも糸井氏の「萬流コピー塾」をもじった裏コピーとか言うコーナーがあり、一度そのコーナーに糸井氏を招いて、リスナーからの裏コピーを披露したりもしてました(裏コピーと言うのは、何かをフィーチャーするのではなく、それを面白おかしくからかったコピーです。だから裏コピーと言う訳ですね)。糸井氏はその裏コピーを聞いても(本当に)鼻で笑っていましたけれど…。でも、もしかして鴻上氏が制作に係わったゲームがヒットしていたとしたら、彼は今の糸井(MOTHER)重里的な存在になっていたかもしれませんね。

つまらない思い出話をくどくどと、本当に失礼しました。お薦めの「朝日のような夕日をつれて」ですが、もちろんDVDでもいいのですが、出来れば活動休止中の第三舞台の復活を待って、いつかは舞台で見てみたいものだと思います。

投稿: ななふし | 2007年9月27日 (木) 06:31

ななふしさん、こんばんは^^
「らき☆すた」、終わってしまいましたねー。
なんだかずっと続きそうな雰囲気があって、そこがまた切なさにも繋がっていたのでしょうけど、もっと見ていたかったと思ってしまいます。

>番組放送後に、こちらのブログで感想を読ませていただくのが楽しみでした。

ありがとうございます!!いつも長文になり、しかもどうしても読みにくいかなぁという表現を多用することになったりもして…果たして読んでくれている人はいるのだろうかといつも不安だったりしておりました^^;
楽しく読んで下さったとのこと、本当に嬉しく思います!

>こんな経験は今までになかったことでした。これは、アニメの出来が良かったせいもあるでしょうが、だんちさんの感想の存在も大きかったように思います。

おぉ…そのように仰っていただけて、毎回頑張って感想を書いてきた甲斐があります。
それだけ、頑張って書かせてもらえるだけの作品でした。
意図を持って、粘り強く作られていて、漫画、アニメーション、そして視聴者への愛情に満ちていて。
美水かがみ先生のキャラクターと漫画に対する愛情と努力があってこそ、僕も楽しく感想を書かせてもらえたのだと思います。
原作はまだ続くようですし、お互い「らき☆すた」の世界をこれからも楽しんでいきたいですね!

>貴ブログにも、時々見当はずれのコメントを書き込ませていただいたこともありましたが、さぞやご迷惑だったのではないかと申し訳なく思っております。

いえいえ、とんでもない!!
「こなたが小説を読まないのは、作家である父親に対する思春期の少女らしい姿なんではないか」と考えたのは、ななふしさんのコメントがあったからです。
感じたこと、思ったことを書いていただけることで、いろいろなことを考えたり、感じ直したりするきっかけを与えていただけて、とてもありがたいです。感謝しております!^^

鴻上氏と第三舞台の話題に反応して下さって、ありがとうございます。
当時の「若者にとってカリスマ的存在」というのは、確かにそうでしたね。僕も彼の発する言葉、メッセージに痺れておりました。
ただ、僕は第三舞台がすっかり有名になってから観るようになったので、その頃にはオールナイトニッポンのパーソナリティは降板していたかもしれません。なので、残念ながら聴いたことが無いんです。

>まあ今から思えば、鴻上氏のエリート意識が見え隠れする、いやらしい番組だったような気がしないでもないですがw。

あはははは(笑)
そういうところ、著作にもありますよね。
でも、そのエリート意識とその裏にあるコンプレックスとがひねくれつつも素直に表に出てきてしまうところが、魅力でしたよね。

>そういえば当事、糸井重里氏も天才コピーライターとしてもてはやされていた頃で、

あぁ!そういう時期でしたよね。
いろいろ、時代を感じますね^^
糸井氏本人を招いての裏コピーコーナーというのは、すごく聴いてみたかったかも!その「鴻上氏の前で本当に鼻で笑う糸井重里氏」というのはなんとも刺激的ですね!
もっと早く第三舞台のことを知っていればなぁ…。

>でも、もしかして鴻上氏が制作に係わったゲームがヒットしていたとしたら、彼は今の糸井(MOTHER)重里的な存在になっていたかもしれませんね。

やっぱり、彼は「舞台バカ」なんだと思います。
映画監督もかじったり著述活動やタレント活動をしていても、演じられたその瞬間瞬間の感動をリアルタイムに心に感じる以外には、何ものにも残すことのできない「舞台」というものの魔力にずっと支配されている人なんだと感じます。

だからこそ、やはり「朝日のような夕日をつれて」も、本当は舞台で見るのが一番いいんですけども。
今度見れるとしたら、2011年の復活公演かもしれないですね。
あと、記事中には書かなかったのですが、91年の「朝日~」の前にやっていた「ビー・ヒア・ナウ」という演目も、「らき☆すた」好きには感じるところのあるものに思います。もう、DVDでくらいしか観られないとは思いますが…。

>出来れば活動休止中の第三舞台の復活を待って、いつかは舞台で見てみたいものだと思います。

是非是非!その機会が訪れることを念願しております^^
今、鴻上氏は「虚構の劇団」というものを旗揚げするようですが、そこでも、もしかしたら「朝日」を見れるかもしれないですね。「朝日」でなくても、いろいろと面白いお芝居が観れるでしょうし、楽しみですね。

鴻上氏や第三舞台の話ができて、とても嬉しかったです。
これからも、様々な作品を楽しみつつ、いろんなお話ができるといいですね^^

ではでは、またです!

投稿: だんち | 2007年10月 4日 (木) 00:48

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