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2008年12月26日 (金)

「とらドラ!」第13話を見た。

 こんにちは、だんちです。「とらドラ!」第13話を見ましたので感想を。

 *原作は1~3巻購入もまだ未読。コミックス一巻のみ読了。

 やー。泣きましたね。盛り上がった。たまらん。青春たまらん。いいエピソードと直球の演出で盛り上げてくれて、見ていてぐっと来まくりでした!

 それにしても、見ていて「あぁ。こうなるんだ」「おぉ…そうくるか」と思わされました。

 僕は、今回のエピソードは、プール対決の時の大河の「竜児はあたしのだ」に対応するものになるのだと思っていました。
 竜児が大河を自分の許に置くために、自分の意思を明確にするのだろうと。

 そうなると、タイトルの「とらドラ!」が意味のあるものとして完成して示されることになる。

 そう思っていたのですが。その意思表示に関しては今回は未遂で、しかも、大河は「あたしは一人で生きていける」という、とてもとても寂しいことを思ったりする…。
 「とらドラ!」になりそこなったばかりか、「とら。ドラ。」という感じで離れてしまったというか、第1話以前の状態に近い感じになったというか。少なくとも、大河の意識はそんな感じですよね。
 そして、「一人で生きていくんだ」と思っていると、北村が手を差し伸べてきて、「まただ…」とつぶやく。実乃梨が竜児に語ったことと合わせて、一年前の北村の告白がどういう状況でのものだったかが明らかになるわけですが、改めて大河が父親に捨てられることによって、様々な状況が振り出しに戻ってしまった、ということなのでしょう。

 以前の感想で書いたように、大河にとって北村君が過去壊れてしまったものを理想化してやり直そうとする対象だと捉えるならば。決して北村君には嫌われない自分でいることが、自分の傷を隠すことになるのであれば。
 それはつまり、大河は、竜児との未来を、見失ってしまった。
 ということなのでしょう。

 嗚呼…。

 でも、完全な振り出しとは違う。
 大河と竜児は、既に何日も何ヶ月も一緒の時を過ごしているわけです。
 大河は「竜児はあたしのだ」とまで言った。竜児との未来を夢見た(夢に直接見た、といいますか)。

 だから、次はやっぱり竜児の番だと思うんですよ。

 今回、途中まで「とらドラ!」になりかけていたし、彼は大河を一人にさせないために、他人を傷つけようとぶちのめそうと走り続けた。
 でも、彼は実乃梨を押しのけることはできなかった。彼女の手を取り、一緒に「大河の友人」としてゴールした。
 それは、かつて大河がクラスメートも先生もすべてを寄せ付けず、「竜児はあたしのだ!」と叫んだことに対応するものでは、ない。
 竜児が自分の意思を主張しぶつけるのは、まだこれから、ということなのでしょうね。

 今回、彼はそれができなかったけど、それができた時、大河は再び未来を取り戻せるし、本当に「とらドラ!」になる、ということなのでしょう。

 彼はまだ、「俺は大河の傍にいる」という自覚までしかできていないみたいですよね。それは実乃梨とも北村とも共有できる。でも、「大河を俺の傍に置く」となると、そういうわけにはいかない。

 そこまで、意思を明確にするならば、まさに彼はドラゴンになるといいますか、強い意志と愛情で女を守る男になれると思うんですよね。
 そうなってくると、まだ少女だった泰子と結婚して竜児を生ませ、そして十何年経っても妻から「かっこいいパパだったのよぉ」と言わしめている父親の血が、自分に流れていることを竜児も自覚できるのかも、と思うんですよね。
 自分の中にはお父さんがいるんだ、ということが分かる。
 大河を自分のものにすることで、竜児は父親を知ることができる!!大河を妊娠させればなおのこと!!!!
 さぁ!!竜児!頑張れ!!!!

 実際、二人が見た夢で、大河は竜児の子供を産んでいるわけですし。やはり、そこまでいってこそ、とか思ってしまいます。
 大河の妊娠…。見てぇ…。

 何にしても、ここまで見てきて、いかに「とらドラ!」になっていくかが、僕にとっては大いなる見所となってまいりました。タイトルがそうである以上、二人がそうなっていくことは明らかなわけですが。でも、今回「そうなるか!?」と思っていたら「わ!振り出しに戻った!!」ということにもなるわけで。どうやってそこに至るかで、意思や感情、友情や義理人情の麗しさや大切さなど、様々なドラマを見せてくれるのだろう、ということを感じます。
 キャラクターの作りこみ、心情などの丁寧な描写などに加えて、構成に関してもぐいぐいと惹き込まれていくものを感じます。
 一人の視聴者として大いに楽しみつつ、一人の漫画描きとして、大いに学習機会になる視聴体験をたっぷりと満喫させていただいております。

 さて。我が愛すべきみのりんでございますが。
 涙ながらに壇上の大河を拍手して励ますところ、大河のために男子達をぶっちぎって走るところ。いざとなったら竜児を行かせるために身を挺するところ。たまりませんでした。全ては大河のため。
 それは。一年前の自分が大河パパのことを見抜けなかったことに対する怒りや後悔から来るものでもあるでしょう。
 そして、竜児に対する対抗心も剥き出しにして、大河のために走る。
 でも、自分を犠牲にして竜児を行かせようとしたのは、やはり「自分ではダメなんだ」(男子に力負けする現実も含めて)という諦めもあってのことなのかな、とも感じます。だからこそ、彼女自身が竜児に吐露したように、「嫉妬していた」のでしょうけど、今回そのことを言えたのは、そうやって竜児に真っ向から対抗したからなんでしょうね。
 それまでは、「高須君は大河の運命の人」だとか、「大河を捨てたらお仕置き」だとか、二人がくっついていることを自分の中で既成事実化して、大河を幸せにするのは自分ではないんだ、と納得しようとしているところがあったんだと思うけど。やっと、本気になって立ち向かえた。それで、すっきりして「普通に話す」ことができるようになったんだろうし、「あたし、女の子の方が好きなのかな?」と自分自身のことに思いを馳せることができるようになったのかもしれませんね。
 ふふふ。「そうだったらいいなぁ」と思うに決まってるじゃないですか!!自分の心に素直になれ実乃梨!!!!やはり同性愛はこのドラマには必要ですよっ!!
 ドラマ自体が振り出しに戻る中、実乃梨は「スタートに立てた」感じかもしれませんね。大河を求めるにせよ。自身の未来を求めるにせよ。

 それにしても、我が愛しの亜美は、ちょっと最近大人しいですね。物分りのいい感じになっちゃってるというか。本来賢い子で、文化祭の成功のために協力して自分の力を発揮して、大河の様子も気にかけたり。
 なんだろうね。個人としての自分というより、駒としての自分、というものを扱うことに慣れている、という感じがするといいますか。自分の個人的な感情に身悶えして心底苦しむようなところ、見たいなぁ。
 ドラマが振り出し化したことによって、彼女もスタートラインに改めて立てるわけですから、思い切り自己主張して欲しいなぁと思います。
 かつて、大河が「誰も触るんじゃない!」と言っていたにも関わらず、誰からも見えない所で竜児を触ることをした亜美。そこから先へ進むのも、意思と感情の力でございましょう。
 彼女の動向もまた、振り出しだからこそ、気になるし、期待するものでございます。

 さぁ、誰が妊娠するのか!!(違う)今後の展開がとても楽しみです!!

 ではでは、またですー。

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コメント

ちょwww 大河の妊娠みたいっす!
みの×とら 百合百合してほしいっす!!

つか今回のだんちさんのテンションの高さに吹きました。
スタートに戻ったからこそ また 新な妄想(愛、夢、希望)に悶える事が出来るってもんですよネ。
次回は7日か〜 いと待ち遠し

投稿: エムズ店員@ベロ | 2008年12月29日 (月) 17:01

エムズ店員@ベロさん、こんにちは。コメントありがとうございます^^そして、明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いいたします^^

大河の妊娠、見たいでしょ!!ちょー見てぇっすよ!!(と言いつつ、みのりの妊娠も見てみたかったり)
付き合う付き合わない、というところを越えたドラマを見てみたくなるんですよね。

「みのり×とら」の百合もいいっすねぇ^^
なんかね、イメージとしては、雨の日。みのりが大河を押し倒して、決意の沈黙の実乃梨と驚きで声が出ない大河。だけどずっと雨音はしてる。みたいな!

>つか今回のだんちさんのテンションの高さに吹きました。

やー。おはずかしー。だって、今回すげぇ良かったんだもん!!!!今後も小粋な感想をお届けしますぜ!

>スタートに戻ったからこそ また 新な妄想(愛、夢、希望)に悶える事が出来るってもんですよネ。

ホントそうですよね。ここでスタートに戻ることで、これまでのことも一気に見えてくるし、同時にこれから先は、同じことを繰り返さない、繰り返せないことで、彼らの成長していくドラマをより濃厚に妄想することができて。おかげで悶絶する日々を堪能できるってもんですよ!^^

次回以降もお互い楽しみましょうね!
ではでは、またです!^^

投稿: だんち | 2009年1月 7日 (水) 02:30

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» とらドラ!第13話「大橋高校文化祭(後編)」 [アニメのストーリーと感想]
 文化祭直前父陸郎の思いを受け入れようとした大河。陸郎から誘われて食事をしたりしながら必死に信頼を取り戻し、交流を図ろうとした。その思いは大河を喜ばせ、はめられた演目「プロレスショー(ガチ)」で悪役を演じながら、陸郎に自分の活躍を見せたいと思い、亜美にチョ... [続きを読む]

受信: 2008年12月27日 (土) 16:21

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