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2009年7月 2日 (木)

「青い花」第1話を見た。

 こんにちは、だんちです。フジテレビにて「青い花」の第1話を見ました。
 とても気持ち良く見れたので、そのことについて感想をちょっと。

 いや、とてもいいフィルムでした!!
 何がいいって、「生理的に心地良いタイミング」!!!!

 カットの秒数、動きのタイミング、台詞のタイミング、台詞回しのスピード、音楽。

 すごく気持ちよかった!!!!!!

 映像そのものの動きは派手ではないから、ゆったりしたフィルムに見えるかもしれないけど、実際はけっこう展開早いし、キャラクターの出入りも多くて情報量はある。
 その情報量をちょうどいいスピード感でまとめていて、ホントすげぇ!!!!

 実写でもアニメでも、フィルム作品はタイミング一つでものすごく印象…生理的な気持ち良さが変わってくると思うんですね。
 「ここでこれ!」っていうタイミング。
 その辺は、音楽なんかもそうなんだろうけど。

 具体的に「あぁ、いいなぁ」と思ったところでさっと出てくるのは、あきらが横須賀線の北鎌倉駅に向かう数カットのタイミング。
 あきらが走ってるだけの数カットなんだけど。早すぎず、遅すぎず。
 登校初日の鎌倉駅周辺とは違って、彼女が住んでいるところがどんな雰囲気なのかを映し出しつつ、高校一年生の新しい生活と幼なじみとの再会とで楽しそうな彼女の様子が表現されていて。
 とても良かった。

 もう一つは、あきら母があきら兄に向かって「あんたの方が心配よ」と言うところ。
 「ここでこの台詞が欲しい」「聞きたい」というジャストのタイミングで耳に入ってきて。そのスピードもちょうどいいし。
 とても素直に笑えて。非常に心地良かった。

 
 フィルムでも音楽でも、自分の生理的なタイミング、テンポ感に合うか合わないか、というのは、楽しめるかどうかを左右する重要な要素の一つであるように思います。

 原作がとても好きなとあるタイトルの作品がアニメになって見てみたけど、その第1話を見て、あまりに自分の好むタイミングとズレがあって、「あぁ。ダメだ。俺はこれ楽しめない」と思った経験があります。
 僕の好きなタイミングとしては、もうワンテンポ、カットも台詞も速くして欲しい。だけど、そのワンテンポが遅れて見えて、聞こえてしまうため、どうしても気持ち良く見れない。
 そうなると楽しめないから、僕はその作品に関してはそれ以降見ないようになりました。

 それはもう、その作品を作っている監督さんの生理的なタイミングと、僕の生理的なタイミングが合わないことなので。作品の良し悪しとは関係なく、どうにもならない部分なんだと思います。

 逆に。最近のアニメーションでは特に顕著なのかもしれないけど、台詞が早口すぎてよく聞き取れないことが最近多いようにも感じます。
 深夜に見ていて、そんなに音量を上げていないことが多いから聞き取れないのかな、と思って、録画しておいたものを再生し直して台詞をヘッドフォンで聞き直しても、何度聞いても、どうにも判別できないということが、様々な作品で何度もあります。
 基本、僕は脚本好き、台詞好きなので、台詞が聞き取れない、というのはものすごくストレスになるんですね。
 なぜあんなに早口が多いのか、その流れは僕には分からないのですが、どっかしらで「早口流行り」は落ち着いて欲しいもんだなぁと正直思ったりしております。
 ただ、これも僕の「好み」ということであって、やはり作品の「良し悪し」とは違う話なんですね。

 その「好み」の部分、「生理的」、直感的な部分に関して、「青い花」はちょうど良く、早すぎず、遅すぎず、心地良いタイミングで心地良いスピードのものが提示されるので、僕にとっては、とても気持ちの良い、楽しみやすい作品だと感じるわけです。

 「青い花」の、その心地良いタイミング、生理的に気持ちのいい部分は、僕は僕一人の視点しか持てないため、あくまで僕の気持ち良さということになるのですが。でも、その「気持ち良さ」「心地良さ」に関して、とても丁寧に取り組んでいる作品なんだろうな、ということも感じます。
 零コンマ何秒の部分で、非常に気を遣っている、というか。

 その気の遣い方、丁寧さで、受け取る印象を気持ち良くできるのであれば。
 それはまた、漫画を描く僕にとってもとても勉強になる部分です。
 物語を構成していく上で、情報を並べていくわけですが。その並べ方。出し入れ。タイミング。
 そこで気持ち良さ、情報の伝わりやすさが変わっていく。

 「気持ち良さ」は感覚なわけですが、だからといって、ただ感覚に任せて作っているわけではないでしょう。明確なロジック。映像としてのルール。そういったものを守りながら、その中で丁寧に作る。
 あ。なるほど。気を遣う部分が絞れているのかもしれませんね。

 原作は、配偶者がファンなので家にあるのですが、僕はまだ読んでいません。

 でも、1話を見た印象と、ラストに出た「花物語」というテキストとで、どういう作品なのかは伝わってきます。
 いやもう…「そうか!!!!!なるほど!!!!」って思っちゃって。

 「花物語」の花、「青い花」の花って、要は、「マ○コってことじゃんか!!!!!」って。

 「マ○コ物語」。

 すいませんすいませんすいません。
 でもまぁ。そういうことだよね。「青い花」っていうことはつまり、「まだ成熟していないマ○コ」ってことで。

 そうなると、どういうお話なのかが、非常によく分かる。

 その上で、とても気を遣って丁寧に気持ち良く見せてくれる、ということはどういうことなのか。
 そもそも「生々しさ」がどうしたってあるお話、テーマなんでしょうね。
 「花」という表現で割りと直接的に近い形でそれを提示してて。

 「生々しさ」を隠すのではなく、包む、というか。「生々しさ」は確実にあるんだけど、それを気持ち良く、生理的に心地良く見せていくことで、余計な印象を与えることなく、見せたい部分を見せていくことができる。ということなのかもしれない。

 そういったところで、どこに気を遣うか、が絞れているのかもしれないですね。
 つまり、情報の本質があって、それを捉えた上で、伝える。
 その伝え方に気持ち良さ、心地良さが、この作品にとってとても有益である、ということなのかもしれませんね。

 なるほど。やはりそうなると。例に挙げた「早口」も本質の伝え方の一つではあるんでしょうね。
 本質に対してどうアプローチするか。
 そのアプローチが、「青い花」は僕にとって、とてもジャストな感じ、違和感のない、気持ちのいい感じがある、ということなのでしょう。
 このまま見ていって、そこから受ける印象、気持ち良さ、楽しさなんかを、視聴者として味わいつつ、一人の漫画描きとしても、勉強していけたらなぁと思ったりします。

 自分にとって、「合う」「合わない」という、そういう好みやテンポ、アプローチなんかに出会うことで、そこからそれを鏡に「自分がどういうものが好きなのか」「自分がどういう人間なのか」に行き当たるので、やはり何か作品を見ること、感じることはとても楽しい体験です。

 「青い花」。来週以降も楽しみです!!

 ではでは、またです!

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