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2009年12月 5日 (土)

「劇場版マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~」を観てきた!

 こんにちは、だんちです。〆切明けの昨日夜。新百合ヶ丘に「劇場版マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~」を観に行ってきました!
 やー。楽しかった!!!働いて、そして映画を観る。最高ですね!!
 これから同人原稿もやるので、じっくりたっぷりって感じではないですけど、少し感想を書きたいと思います。
※ネタバレは普通にあります。未鑑賞の方は読まないでね。

 昨日は、レイトショーで見てきて。割引価格だったのであります。レイトショー見て帰れる劇場でやってくれてて、良かったぁ。
 映画は上映時間135分のちょっと長丁場。途中でトイレに行きたくなるのが嫌で、半日水抜き。それで最後までトイレに行きたくなるようなこともなかったから、2時間超の映画の場合、どれくらい水分を控えればいいかを体感できて良かった。

 そして映画ですが。とにかく、楽しかった!!
 さすが河森監督といいますか。ケレン味たっぷり、サービスたっぷり。ある意味理屈抜き!

 綺麗な女の子可愛い女の子がいて、見目麗しい少年達がいて、しぶいオヤジがいて。
 女の子達は胸の谷間とか太ももとかバンバン見せてくれるし、男の子に対して普通にときめいていて可愛いし。
 メカは格好良くって戦闘シーンは圧巻で。
 音楽、音響はど派手で気持ち良く。
 そして、映画を彩る歌の数々。ライブシーン。

 カレーとハンバーグとラーメンとカツ丼と牛丼とケーキとビールが全部出てくる感じというか。

 あぁ。こういうの、いいなぁ。と思いましたね。ものすっごく素直な作り。ひねくれたところ一切無し。
 映画を見た帰りは夜遅くなって、バスの無い時間だったから、多少歩いて帰らなくちゃいけなかったんだけど、非常に足取り軽く帰れたんですね。
 その要因は、やはりそういった素直な作り、楽しませることに対するてらいの無さ。まっすぐなまでのプロ根性。そういったものに触れて、スッキリするというか、心が軽くなる感じがあったからなんだと思います。

 しかし。それらをただほいほいと「サービスしまっせ!」っつって無作為に放り込んだわけでなく。映像作品としての計算。緻密さ。メッセージなども感じるわけです。

 冒頭、ランカが出前を届けるシーン。
 ランカの移動に合わせて街の様子を近景遠景含めてしっかり映して。どういう世界で彼らが生きているのかを無理なくコンパクトに、かつ丁寧に見せてくれて。
 その街が突然バジュラに襲われる。そこがハリボテではなく、日々の生活空間であって、そこが攻撃される、という映し方。
 その後も、何度も街の様子が様々な形で丁寧に描かれて、森もあってファミマもあって。
 宇宙空間での戦闘もあるわけですが、それだけでなく、「街」で戦闘がある。その画面を作ることは、宇宙空間での戦闘よりもずっと大変かもしれないけど、でも、作らなくちゃいけない画面だったんだろうな、と感じます。
 そういう画面を作るから、シェリルの故郷であるギャラクシーが襲われて、シェリルが愕然として。SMSが助けようとする。そこの心理的な迫力が説得力を持つのでしょう。

 ただ格好いいものを作るってわけじゃなく。その格好いいものが、どこに存在していて、何を守ろうとするのか、のところをきちんと描く。

 インタビューとかそういうものに関して全然チェックしていないのですが、おそらくは、あの街の様子をどういったものにして描写するかに関して、しっかりと練り込んで、「近未来的であったとしても、見た人が住みたいと思うような街にする」ということなどを指向して描写しているのではないか、と感じます。
 それがつまり、感情移入を生むんですよね。

 そして、そういう実在感を伴った街だからこそ、そこで過ごす美少女や美少年達の、「空を飛びたい」とか「歌いたい」とか「独りぼっちは嫌」という非常に等身大の悩みや気持ちが、自然に見える。
 表立ってのスケール感とか、画面構図の広さとかダイナミックさとか、そういったものがありながら、浮世離れしていなくって、むしろちょっと青臭く、そして誰にも覚えのある感じを描く。
 だけど、それが変に鼻についたり白々しかったりしない。
 なんというか。やっぱり、それをものすごくまっすぐに描くからなんでしょうね。

 見方として、作り手視点が混ざってしまうのはもう、これは仕方のないことで、こうして書いていることはその視点の混在が前提になっているわけですが。物語を作る人間として感じる「爽やかさ」は本当にハンパ無いです。

 何かを描く時の思い切り。素直さ。真っ直ぐさは、やっぱり本当に大事だな。と改めて教えられました。
 そして、実在感を伴うための舞台装置の大切さ。そこに関して補足すると。ただ丁寧に緻密に描けばいいってわけじゃなく。そう設計するための指向性。何を描写するのか、という計画。それがあっての丁寧さ、緻密さ。つまり、「情報の選び方」。ということですね。

 結局のところ、胸の奥にあるもの。

 ってことでしょうか。
 カレーやハンバーグに例えたけど、「美味いカレー作りますよ!」っていう気持ち良さ。心意気。
 フィルムから伝わってくるその気持ちの良さが、僕の心を軽くしてくれたのでしょう。
 「劇場版マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~」は、僕にとって、とても善き映画でした。
 楽しかったし、とても勉強になりました。

 また見たいなぁ。また見に行こうかなぁ。

 そうそう。あと、思ったこととして。
 鑑賞した時、レイトショーではあったけど、そこそこの人の入りだったのですが。皆、鑑賞態度が非常に良かった!!
 映画が始まった途端に、集中して見ていて。いやもう。周囲の人達の集中力、なんだかすげかった。おかげで僕もとても集中して見ることができました。
 「いや、アニメファンの鑑賞態度は立派だな!!」と思いましたよ。
 もちろん、レイトショーだから、それなりに大人が多かったっていうこともあるんでしょうけど。でも、すごくいいことですよね。
 映画って、周囲の鑑賞態度によって全然変わってきますから。
 アニメファンは映像に対する求める気持ちが高いんでしょうね。
 自分も常に善き鑑賞者でありたいと、強く思いました。

 楽しい時間を過ごして、楽しい鑑賞体験を得ることができました。
 この経験を血肉にして、自分も善き作り手になりたいものであります。

 完結編も楽しみです!!

 以上で、「劇場版マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~」を終わります。
 ではでは、またです!

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