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2013年7月22日 (月)

夢見る彼方の双丘

 こんにちは、だんちです。
 企画ブログにアップしていたSSと挿絵のハルヒさんです。

 「続きを読む」以降に!

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・夢見る彼方の双丘

 
「キョン。おっぱいって、どんな感触なんだろうな?」

 ある日の退屈な昼休み。突然谷口がつぶやいた。独り言なら答える義理はないわけだが、俺のあだ名まで一緒にくっつけやがって。会話してやらなければならないだろ。

「おっぱいか。そりゃ…」
「いや!本当は知ってる!」
「……はぁ?」
「本当はおっぱいの感触は知ってるぞ!だが、そう、今はちょっとド忘れしちまったんだ!」

 何をそんなに慌てて空虚な嘘を吐くのか。しかしここはせっかくだ、乗ってやろう。

「俺も知っているが、そうだな。おっぱいの感触は……」

 言いかけたところで、谷口の表情が固まった。

「涼宮のおっぱいを触ったのか!」
「でかい声で言うな!」

 天気のいい昼休みに教室に残っている数名の女子がこちらを見る。その後のヒソヒソ話はやめてくれ。

「いつ、いや、とうとう、お前」
「待て。なんでハルヒのおっぱいだと決めつける!」
「お前に他の誰のおっぱいを揉むチャンスがあるっていうんだ!」
「揉んだとは言ってない」
「上からか!下からか!」
「……そ、想像に任せる」
「乳首を……!そんな風に!」
「お前、ハルヒで何を想像してる!」
「俺だって……おっぱい揉んだことくらい、あるんだからなーっ!」

 もうやめてくれ、谷口。俺が悪かった。そんな涙目になるまでお前を苦しめることになるとは思っていなかったんだ。

「じゃあキョンと谷口はおっぱいに関しては引き分けだね」

 それまで半分呆れた様子の笑顔で俺達の会話を見守っていた国木田がまとめにかかった。

「ただ、僕の見たところキョンと涼宮さんはどうだろうね。揉み合うようなことまでは、まだなんじゃないかな」

 揉み合うってなんだ。俺がハルヒに何を揉まれるっていうんだ。

「だとしたら、この勝負は谷口の勝ちになるね」
「まぁ、そういうことになるな」

 俺は肩をすくめて同意する。荒らぶる谷口を鎮めるツボを国木田はよく知っている。

「何?キョン、お前俺に嘘をついたのか?」

 谷口がなぜだかとても嬉しそうに食ってかかってくる。

「さぁね。想像に任せるよ」
「キョン~。まったく!なんでそんな空しい嘘をつくかね!ま、しかし、俺は今たまたまド忘れしてるだけではあるが、一時的にお前と一緒でおっぱいの感触を知らないということになる。そんなわけで、どうだ?実際どんな感触だと思う?」

 本当のところ、俺達はみんな母親のおっぱいに触れたり吸い付いたりして育ってきている。実際は知っているはずなんだ。谷口の「ド忘れ」は正しいのかもしれない。だから思い出そうとしてその感触について語るのも正しいだろう。
 つまり俺達は、昼休みの残り時間を正しく過ごしたというわけだ。
 
 
 
 ただ、俺はハルヒのおっぱいを揉んでないとは言っていない。
 ハルヒに、何かを揉まれたことがないとも言っていない。
 

 
 実際はどうなのかというと。

 
 そうだな。
 それはやっぱり、想像に任せるさ。

 
もんだの?(クリックで大きい画像表示)


「夢見る彼方の双丘」END

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